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◇苦味極上だがコクに欠ける超高級缶コーヒー
◎アイス/ホットの別
アイス
◎試飲環境
8月下旬夕方、西武新宿線武蔵関駅前の屋外、少し汗ばんだ状態
◎インプレッション
75年以上の歴史を持つイタリア・illy(イリー)社の豆を使用した高級缶コーヒー。
(75年前のイタリアといえば、独裁体制を確立したムッソリーニの最初の絶頂期に当たる)
当製品は充分な濃さを持ち、ミルクレスで仕上げたプレミアムエスプレッソという性格で、
売価は190円と、スターバックスのダブルショットシリーズよりも高いが、
内容量は通常のショート缶なみの190gを確保している。
口に含んでから若干のタイムラグを置いて、ジンワリと苦味が出てくる。
これは高級な豆ならではの特徴で、極めて品が良い。 苦味が旨味に昇華し切っている。
しかし、とろ味を感じるほどの液の濃さを持っているにもかかわらず、
意外なほど香りやコクが強くないのが気になる。
また、後味には余韻がほとんど感じられず、190円も出した割には拍子抜けの印象が強い。
100g当たり24kcal、炭水化物6.1gと、そこそこの甘さだが、これはさほど気にならない。
雑味がなく、穏やかでノーブルな苦味を持った美味な製品ではあるが、
190円分の満足感が得られたかといえば、答えは「No」である。
◎総評
イリーイッシモは現在、当製品と「ラテ マキアート」の二種類がリリースされている。
ミルク無しの加糖ブラックエスプレッソである当製品は、残念ながら飲用後の満足感がほとんど無かった。
価格や能書きのプレミアム感もあって、事前に期待しすぎたせいもあるかもしれないが、
これならばスターバックスやドトール、ベローチェなどでレギュラーを飲んだほうがよい。
高級缶コーヒーは、そう思わせた時点で負けなのである。
「ラテ マキアート」のほうは乳飲料扱いであり、期待できそうではある。
当製品を試飲して、ミルクとの相性が良さそうだと感じたからだ。
「ラテ マキアート」は近日試飲予定だが、190円分のクオリティに期待したい。
◎評価
☆☆☆☆☆☆☆★★★ (7点)
※単純な味評価だけでなく、対価格比の評価も加味してある。
(文責:紫布)
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