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◇「古き佳きキリン」を伝えるような懐かしさ
◎アイス/ホットの別
アイス
◎試飲環境
8月上旬深夜、空調の効いた快適な室内
◎インプレッション
微糖化の道を突き進むキリンファイアにあって、既に古株、ベテラン選手の感がある製品。
最近は「微糖でない」「人工甘味料不使用」というだけでホッとさせられるものがある。
この製品、過去に何度も飲んでいるのだが、今ひとつ印象の薄い存在であった。
今回、評価のためにあらためて試飲してみた。
口に含むと、確かな酸味と適度な砂糖のコラボレーションが、舌の中央にズンと降りてくる。
まさに、近年の微糖路線の製品にはない、忘れかけていた旨味である。
苦味も香りも少ないため、本格感に欠ける点は否めないものの、
後味ともにクセの非常に少ない、やわらかなコクが楽しめる。
特別に酸味が強いというワケではないが、この製品のキモは酸味と甘みのバランスである。
「高級厳選豆使用」とあるが、これは話半分ということで。
何らプレミアム感は感じられない。
◎総評
苦味と香りが薄いと、どうしても濃度そのものが薄く感じられてしまうが、
キリンはジャイブの頃からこうした特徴を持っていたように思う。
どこか懐かしさを感じさせる味わいは、微糖製品ばかり試飲して疲れ果てた舌に非常に優しい。
ルーツリアルブレンドから香りと苦味を差し引いたような味なので、
それほど高い得点はつけられないところだが、筆者はこの製品の味・傾向は決して嫌いではない。
むしろ、こういった製品までラインナップから姿を消してしまった時こそ、
本当の意味での危機感を煽られるところであろう。
「18時間以内抽出」の「挽きたて」というキリンお得意の売り文句だが、
挽いてから18時間も放置すれば、香りが飛んで弱くなるのも当然か。
◎評価
☆☆☆☆☆☆★★★★ (6点)
(文責:紫布)
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