独断法人・日本缶コーヒー評価機構

ペットボトル全盛時代に待ったをかける、素晴らしき缶珈琲の世界…なんつって。ブヒャヒャ

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UCC カフェブルーノ

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◇まろやかでスムーズ ブラックの延長として


◎アイス/ホットの別
アイス


◎試飲環境
8月上旬夜、風呂上がり、弱めに空調を効かせた快適な室内



◎インプレッション
実はこの「無糖・ミルク入り」というカテゴリにもっと発展してほしいと願う一人である。
超微糖などと謳いながら人工甘味料を添加した中途半端な甘さで薄い製品が多い中で、
「甘さを徹底的に抑えつつ、まろやかさをも演出する究極の手段」
といえるのがこの無糖・ミルク入りであるからだ。

「Bruno(ブルーノ)」とは、イタリア語で「茶色(Brown)」を意味するという。

飲んでみると、液色での印象よりもずっとミルク感が強く感じられ、非常にまろやかで飲みやすい。
ブラックのトゲトゲしさがミルクでうまく包み隠されている。
無糖ミルク入りは、場合によってはミルクの味が豆のエグ味を引き出してしまうこともあるが、
当製品は全体にクセを感じさせない好バランスを獲得している。
酸味・苦味とも控え目だが、まろやかさと香りで充分に勝負できている。
原材料 / 牛乳 コーヒー 食塩 乳化剤 カゼインNaと、食塩が使用されており、
「コーヒーとミルクだけで、しっかり旨い」というフレーズには若干偽りがある(苦笑)
食塩の味はハッキリ実感できるほどのものではなく、実に適度な隠し味として機能しているようだ。

甘さ皆無なので、肉体疲労時には向かないと思われるが、
ブラックコーヒーの延長として飲める独特のポジションの製品であり、
「ブラックは好きだけど、今はちょっと重過ぎるかな……」という場面にピッタリである。



◎総評
砂糖ゼロでもこれだけ飲みやすく、しかも100g当たり9kcalという超低カロリー。
これなら「微糖」などという製品は必要ないのではあるまいか? と思うほどである。
筆者はこの「無糖・ミルク入り」というジャンルに強く期待している。
むやみやたらな微糖路線を突っ走る缶コーヒー界に一石を投じてくれるかもしれないのだ。
ブラック缶がこれだけ市場を拡大しているのだから、無糖缶コーヒー愛好者は確実に増加している。
これまでにも無糖ミルクはチラホラと出ていたものの、いずれも定着せずに終わってしまった。
当製品を飲めば、このジャンルにも無限の可能性が秘められていることが知れよう。
無糖ミルク入りの一つの基準、指針となりうるクオリティを持っている。

しかし残念ながら、今回試飲した個体はすでに100円ショップのレジ横、
つまり処分品のような扱いで売られていた。
店の奥の缶コーヒーコーナーで長期的・継続的に扱われている製品でないということは、
どこかの売れ残りが巡り巡ってきたと考えるのが妥当である。
……とても意欲的で味も良い製品なのだが、この製品も定着せずに終わってしまうのだろうか。


しかし品質的には、無糖ミルクというジャンルにおいて過去に無いほどの完成度を備え、
このカテゴリの持つ可能性を提示するに充分な資質を持っていると言えよう。

また、この商品名を聞いて即座に「サンマルチノ」を連想した人は、
プロレスのオールドファンを名乗るに充分な資質を持っていると言えよう。



◎評価
☆☆☆☆☆☆☆☆★★ (8.5点)


(文責:紫布)

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