独断法人・日本缶コーヒー評価機構

ペットボトル全盛時代に待ったをかける、素晴らしき缶珈琲の世界…なんつって。ブヒャヒャ

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◇甘さと強い香り コクも豊か


◎アイス/ホットの別
アイス


◎試飲環境
9月下旬夜、快適な室内



◎インプレッション
もともと自社内に大規模な遠赤焙煎設備をもつポッカであるが、
この「香ばし珈房」シリーズは自家焙煎豆100%を特に強調している。
先行の「ブレンド」は平凡、「微糖」は端にも棒にもかからない味だったが、
当製品は「デミタス」の名に恥じない濃さを感じさせる一本だ。
無香料としては最上級に近い豊かな芳香と、ミルク・コーヒー一体感のあるコク。
牛乳・全粉乳・脱脂粉乳・クリームを配合してミルク感バランスを取っており、
100g当たり39kcalという強めの甘さとの相性も良好である。
苦みは穏やかだが非常に有効に作用し、満足度に貢献している。
後味には全くクセがなく、良好な余韻を楽しめる。

デミタスとはいっても多めの170gであり、同社のアロマックスと量は同じである。
気品漂う紫のメタリックをベースにしたシックなデザインは、
ここ一年間のレビュー製品の中でも抜群の質感を醸している。



◎総評
甘い系の中では抜群のコーヒー感を持ち、ダイドーデミタスよりも味が深い。
クリームのコクを借りている点は好みが分かれるところかもしれないが、
コーヒー感と香りの秀逸さが強い飲み応えを確保しており、
15分休憩などでグイッと飲れば気持ちも引き締まりそうだ。
ただし、甘いのが苦手な方にはオススメしない。
濃さと甘さのコンビネーションが身上であるからだ。

「香ばし珈房」シリーズも今回3本目リリースとなったことで、
いよいよブランドとして長期的に育ててゆく姿勢が見えてきた。
顔缶を基本とする「ポッカコーヒー」系、ボトル缶の「アロマックス」系、
そして「香ばし珈房」の3系統の並立となる。
一社で3ブランドというのは業界を見渡しても類例が無いが、
今後は製品カラーや味について、より一層の差別化が課題となろう。



◎評価
☆☆☆☆☆☆☆☆☆★ (9点)


(文責:紫布)

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