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このように缶コーヒー批評をライフワークとする筆者にとって、
日常消費する缶コーヒーは、そのほとんどが試飲・批評対象の性格を有する。
仮に二日間で3本飲むとしても、本当に自分が飲みたいものは二日に1本程度であり、
あとの2本は自身の嗜好とは無関係に「まだ飲んだことのない製品」を探して飲んでいることになる。
当然その「新規開拓」には、美味しく嬉しい誤算もあれば、激しく気分を害するようなハズレも多い。
缶コーヒーフリークとして、美味な製品とそうでない製品を熟知していながら、
三日に一度ぐらいはマズくてしょうがない駄作を飲まねばならないとは……
そこで、自宅で消費する「日常用の常備缶コーヒー」を設定することになる。
外出先では、基本的には自分の好きな製品(アロマックスビターローストなど)を中心に飲んでいるが、
それを探すうちに未飲製品を発見してしまおうものなら、
「アロマックスはいつでも飲める。それより、未飲製品を購入して試飲とレビューを!」
という具合に、使命感と義務感が勝手に発動してしまう。
しかし、あまり外に出ない日であれば、逆に自分の好きな製品を飲むことができる。
家に常備する製品となれば、まず安価でまとまった量を確保できること。
そして、家で飲むのに適した品質を持つ製品(※)であることが重要である。
※家で飲むのに適した品質
自宅で飲む場合、基本的に空調がよく効いており、のどの渇き自体は烏龍茶や麦茶で癒せる。
つまり、ガブ飲みで渇きを癒すタイプの製品は適さない。
自宅でのんびりジックリと、茶菓子などと共に味わうワケであるから、
味が濃い目の本格的な製品が適している。
そこで筆者が常飲に供しているのが上の写真のJT ルーツ アロマレボリュート 275gである。
この製品、275gの大容量であるにもかかわらず、近所のスーパーで税抜き84円で購入できる。
風味には強い個性があり、飲む場面を選んでしまうタイプの製品だが、
筆者の個人的嗜好として、自宅でのんびり味わうのに適した味である。
アロマレボリュート評価 ⇒ http://blogs.yahoo.co.jp/jpcancoffee/19682776.html
当ブログでの評価は7点と、決して高い点数をつけているとは言い難いが、
これはあくまで「総合評価」であり、大衆的嗜好や飲用シチュエーションなどを加味したものである。
常に快適で落ち着ける自室内で飲む、という限定的状況ならば、個人的には9点をつけられる味なのだ。
もちろん理想を述べるならば、ルーツピークアンデスやアロマックスビターローストを常備したい。
しかし、旨すぎる製品ばかり常飲していると、かえって他製品批評に影響を及ぼすことも明らかである。
旨い製品もマズい製品も幅広く飲んでこそ、缶コーヒー全体の現況を俯瞰できるのである。
(文責:紫布)
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