独断法人・日本缶コーヒー評価機構

ペットボトル全盛時代に待ったをかける、素晴らしき缶珈琲の世界…なんつって。ブヒャヒャ

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◇「どんな凝った製法も微糖で台無し」の好例


◎アイス/ホットの別
アイス


◎試飲環境
9月中旬夜、空調の効いた快適な自室内



◎インプレッション
8月14日夜、車で大分市から熊本県波野村に向かう道すがら、自販機で発見して購入した。
しかし、いかにもな能書きと「微糖」の二文字に飲む気が起きず、そのままバッグにしまい込んで、
帰京後一ヶ月も経ってようやく重い腰を上げて試飲に踏み切った。

焙煎ローストがコーヒーを旨くする

“旨さの決め手は焙煎ロースト。”
コーヒー豆の煎り始めに高温(560℃)
で一気に焼き上げ、軽やかにコク
を楽しめる、甘さ控えめの微糖に
ぴったりな味わいを引き出しました。

(改行ママ)

原材料名 : コーヒー、濃縮乳、砂糖、乳化剤、カゼインNa、
        酸化防止剤(V.C、V.E)、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)
100g当たり13kcal


濃縮乳はJTルーツ独自の原材料で、最近のほとんどの製品に入っている。
しかし、香料添加を大前提としているかのようなJTとしては、無香料なのは珍しい部類である。

さてその味であるが、十把一絡げの、有象無象の、取るに足らないつまらない微糖缶コーヒーだ。
焙煎が決め手? 560℃?
どんな効果のある製法だかよく知らないが、飲んでみて感じるのは560℃焙煎の成果ではなく、
13kcalという割にはかなり強く感じる甘み(つまり人工甘味料の使用量が多い)である。
最近の微糖製品としても久々に、こんなに人工甘味料臭の強いのを飲んだ気がする。
「軽やかなコク」とやらを必死で探そうにも、気持ち悪い甘みと不快な清涼感が邪魔する。
能書きにある「甘さ控えめの微糖」は完全なウソであると言わざるを得ない。
また、微糖製品の典型にもれず、コーヒーもミルクも薄く感じる。
無論これだけ甘味料を使っているので、その後味は最悪に近い。
以前の微糖のような「甘味料の苦味」は感じないが、それにしても不快そのものだ。



◎総評
鼻息も荒くアピールする560℃焙煎とかいう素〜晴らしい焙煎法を開発したのなら、
どうして最初にまずノーマル系製品でリリースしないのだろうか。
どうして、いきなり甘味料たっぷりの微糖でデビューさせるのであろうか。
甘味料が邪魔をして、そのナントカ焙煎とやらの良さが全く伝わらないではないか。
時代に迎合して微糖バージョンをあとから追加リリースするとかならJTの勝手だが、
いきなり微糖、それも最悪に近い構成の微糖で出してしまうとは。
まぁいずれにしても、微糖でなかったとしてもコーヒーとしての香り・コク・完成度は高くない。

特殊な製法であることを前面に押し出した製品は、大抵ロクなものが無く、しかも短命だ。
もはやこの製品のナントカ焙煎には興味が無くなった。
甘味料不使用バージョンのリリースなど期待しないので、サッサと地球上から消滅してほしい。



◎評価
☆☆★★★★★★★★ (1.5点)


(文責:紫布)

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UCC THE CLEAR

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◇第一印象はブラックだが、後味はミルクのコク


◎アイス/ホットの別
アイス



◎試飲環境
9月中旬、暑さの緩んだ曇天の昼間、電車の中で



◎インプレッション
無糖ミルク「カフェブルーノ」の後継製品「THE CLEAR」がマイナーチェンジ。
原材料名は同一だが、味わいの方には変化があるだろうか?
気温約27℃、ようやく過ごしやすくなった感のある東京・阿佐ヶ谷。
甘いものはあまり飲みたくないが、ブラックは朝飲んだし(ポッカアロマックスブラック)、
冷緑茶は職場でたくさん飲んだため、駅の自販機でみつけた無糖ミルクは渡りに舟だ。
ミルク分は牛乳のみで、香料も使用していない潔さ。

原材料名 : 牛乳、コーヒー、乳化剤、カゼインNa
100g当たり8kcal


ブルーノの9kcal/100gに対して、こちらは8kcalである。
ブルーノの試飲から一年以上経っており、さすがに味を克明に思い出すのは難しいが、
この製品の味もなかなか悪くない。
サッと口に入れてゴクリと飲むと、ほとんどブラックと変わらない感じだが、
後味にジワジワとミルクのコクが輪郭を現す。
コーヒー自体はUCCブラックに似て、苦みを抑えサッパリとして飲みやすい。
ミルクは、粉乳っぽくない本物の「牛乳」の味で、品を感じさせる。



◎総評
「カフェブルーノ」に続き、ブラックの延長として味わえる製品だ。
全体にやや薄く、コーヒーのコクが不足している気もするが、
製品カラー的にはこの薄さでも充分であろう。
無糖ミルクはなかなか市民権を獲得できないでいるが、
これはデザイン的に「無糖・ミルク入り」であることがわかりにくいのも原因かもしれない。
「砂糖・甘味料不使用 ミルク入り」といった明快なアピールが求められよう。
当製品には「無糖」「MILK」「甘さゼロ」と書いてあるが、
もっと大きく表示してしっかりアピールすることが大事だ。
そして、ブラックともまた違うのだという部分を前面に押し出してほしい。

筆者は個人的に、無糖ミルクのファンである。
もしもこのシャンルが各社から出揃ったら、じつに面白い状況になるのだが。



◎評価
☆☆☆☆☆☆☆☆★★ (8.5点)


(文責:紫布)

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