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◇フレバー強く、コーヒーとは別ジャンル
◎アイス/ホットの別
アイス
◎試飲環境
10月中旬深夜、職場休憩中に
◎インプレッション
ジョージア特有の、軟弱でナンパなネーミングの製品だ。
近年のジョージアは、コーヒーを癒し系飲料として位置づける姿勢が強く、
コーヒー本来の旨さや本格感、パワーといったものを希求した新製品がほとんど無い。
この製品も、カカオバター、バニラビーンズ、更には紅茶までも加えている。
筆者はフレバードカフェは決して嫌いというワケではないが、
それはカフェモカやカプチーノのようなシンプルなものであり、
やたらと様々なフレバーを付加したものは既に「コーヒー」とは呼べない代物であろう。
“深い味わいとアロマ”が
特徴の微糖缶コーヒーです。
深煎りしたコク深いコーヒー
に紅茶・バニラビーンズの
エッセンスを加え、味わいに
深みを、アロマに彩を添え
ました。ホッとひと息。大人
のための深いくつろぎを
お楽しみください。
(改行ママ)
原材料名 : 牛乳、コーヒー、砂糖、紅茶、カカオバター、食用油脂、バニラビーンズ、
香料、乳化剤、カゼインNa、甘味料(アセスルファムK)
100g当たり21kcal(糖類2.0g)
糖類2.0gで21kcalはカロリー高めなほうだが、カカオバターと食用油脂の影響であろう。
食用油脂の添加理由は、おそらくは人工甘味料のマスキングである。
能書きには「ココア」は搭乗せず、「紅茶」「バニラ」が強調されているが、
飲んでみるとココアの香りが強く、カフェモカをベースにしたような味といってよい。
バニラや紅茶、そして深煎りコーヒーの香りもゴチャゴチャに混じって、
アロマとか芳香というよりは「未知の香り」といえるかもしれない。
果たしてこの香りが「くつろぎのひと息」となるかどうか。 筆者にはちょっと無理である。
ただ、思いのほか苦味が強いのと、食用油脂の添加の影響からか、人工甘味料をほとんど感じない。
牛乳が筆頭になっているものの、ミルクのコクはほとんど感じなかった。
後味は悪くないが、コーヒータイム後の満足感というものはほとんど無い。
◎総評
かなり変わった飲み物であると言わざるを得ない。
コーヒーとして意識し飲んでしまえば、相当に面妖な味。
この味と香りに本気で「くつろぎ」を感じる人が、果たしてどれだけいるだろうか。
やはり、コーヒーのアロマはあくまで「コーヒー由来」であってほしい。
ジョージアはいくつかの製品で微量のココアを使用している(筆者推測)が、
この製品は方向性としてフレバーの使い方を間違っていると思う。
種類・量ともに、である。
それにしても「やすらぎ」「ひと息」「ブレイク」「くつろぎ」「ご褒美」といった、
いかにもコマーシャルな軟弱語彙が氾濫している昨今のジョージア。
このイメージ戦略は正直言って嫌いだ。
確かにコーヒーブレイクは一種の「癒し」をもたらしてくれる部分もあろうが、
その中にもまず「コーヒーとしてのベーシックな旨さ」を求める人も多いだろう。
コーヒーブレイクとティーブレイクは違うものなのだ。
コーヒーブレイクは、その香りに癒されつつも、ある程度本格的な苦味と酸味で心を引き締めて、
残りの仕事に取り掛かる“元気”を与えてくれる時間であるべきだ。
ただしフレバードコーヒーは、ホットでこそその真価を発揮できるカテゴリでもある。
カフェモカやカプチーノは、より体を温めてくれる飲み物であり、ホットにこそ存在意義がある。
ホットでしか立ちのぼらない香りもあるだろう。
この製品が真冬まで存続するかどうかは不明だが、寒い日にホットで試飲してみたい気もする。
◎評価
☆☆☆☆☆★★★★★ (4.5点)
※アイスでの評価
(文責:紫布)
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