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◇ネスレに見切りつける決定打となる一本
◎アイス/ホットの別
アイス
◎試飲環境
10月上旬夕方、涼しく快適な江ノ電・鎌倉駅ホームにて
◎インプレッション
微糖をラインナップの中心(というか大部分!?)に据えるネスレ。
良い豆を使ったり焙煎を工夫して新しいものを開発しても、それをいきなり微糖製品で出してくる。
この「香味焙煎」もそうだ。
「香味焙煎」はもともとインスタントコーヒーのブランドであり、この製品はその缶コーヒー版。
微粉砕豆の採用がその特徴だが、インスタント版の「挽き豆包み製法」が採用されているかは不明。
ともあれ、一缶170gという微妙にケチな内容量で、一缶当たり24kcalという微糖。
キリマンジャロ豆を使用した高級ブレンド
原材料名 : コーヒー、牛乳、砂糖、全粉乳、植物油脂、デキストリン、乳化剤、
セルロース、カゼインNa、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)
一缶当たり24kcal(100g当たりに換算すると約14kcal)
試飲の結果は、まぁ推して知るべしと申し上げたいところだが。
まず、ネスレならではのミルク感の薄さ、そしてマスキングの致命的な下手さ加減。
ナントカ製法の賜物なのか、香りはクセが無いが、人工甘味料はコーヒーの香りを秒殺。
ミルク感もコーヒー感も香りも薄い、人工甘味料の味がするだけの希薄な水溶液に仕上がっている。
どの要素にも全く魅力を感じず、この味が恋しくなって再び手に取ることは一生あり得ない。
◎総評
なんというか、ネスレの微糖製品は全部同じ味、同じ薄さだ。
微糖でない、エクセラキリマンジャロブレンドだけがネスレの奇跡といえる。
現行ネスレ唯一の推奨商品 ⇒ http://blogs.yahoo.co.jp/jpcancoffee/24643381.html
今回の製品を飲んで、ネスレの缶コーヒー開発感覚・味基準がよくわかってきた。
もはや、今後はこのメーカーに微塵の期待感も寄せることはあるまい。
特に微糖製品に関しては、開発陣の舌が麻痺しているものと認識させていただく。
ネスレは、かなり旨いエクセラキリマンブレンドの存在のほうがむしろ何かの間違いであり、
開発陣が本当に作りたいのは、当製品のような甘味料漬けの薄い缶コーヒーなのであろう。
サントリーボスのように「微糖はあくまで低カロリー志向の消費者向け」という割り切りと逆に、
微糖を嫌う消費者にまで人工甘味料(化学薬品)の味を押し付けようとするのがネスレなのだ。
だからこそ、せっかくのナントカ製法をいきなり微糖でリリースするのだ。
まったく、当評価機構とは相容れない思想をお持ちでいらっしゃるらしい。
無論、今後もネスレ新製品が出れば試飲はするであろうが、事前に心に何の期待も抱かないことにする。
◎評価
☆☆☆☆★★★★★★ (4点)
◎追伸
缶コーヒーで「ポリフェノール含有」をアピールするメーカーは伊藤園とネスレだけだ。
いい加減ポリフェノールブームは去りつつあり、時代遅れではないか。
「ポリフェノール」という言葉だけ載せておけばよいと思っているのか。
テレビの観過ぎではないか。
他にも「“ペプチド”とかいうのは体に良くて、“電磁波”とかいうのは脳に良くない」という、
完全に間違った認識が消費者に植え付けられている。
ペプチドはペプチドでも、毒キノコに含まれる環状ペプチドは致命的な毒性を呈するものがあるし、
我々が日常的に浴びている可視光線は「電磁波」の一種なのだが……
(文責:紫布)
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