.
◇味も薄く、印象も薄い
◎アイス/ホットの別
アイス
◎試飲環境
10月上旬、夜勤明け、爽やかな秋晴れの朝の帰路徒歩中
◎インプレッション
10年目を迎えたJT「ルーツ」のプロジェクト、「アロマインパクト」シリーズ。
10月4日に3種類が発売された。
ルーツはアロマブラックで「アロマ」を売りにしているフシがあるが、
筆者は個人的にこのアロマブラックが嫌いである。
「香料をたっぷり添加して、香り豊かなコーヒーに仕上げました☆」
などと言われたところで、どう評価しろというのだろうか? という疑問からである。
そのため、アロマインパクトも、「アロマ」という言葉を冠しているのがかえって仇となり、
発売後すぐには試飲する気が起きなかったのである。
3種類のうち、どれを最初に試飲しようか…… と検討したが、やはり
「イヤなことは先に済ませてしまったほうがよい」
という高度な政治的判断に基づき、微糖製品を選択した。
微糖SPECIALなどという大げさな名前がついているが、JTは誇大表現が得意なメーカーなので、
何がどうSPECIALなのか、という点については仮説も推測も無意味である。
アロマインパクトの缶は珍奇な形状で、タンブラー缶という名前がついている。
この缶形状は、充填後の加熱殺菌の効率を上げるための新技術であるという。
普通の190缶より4〜5mmほど高さがあるが、中身は185gである。
15℃で定温輸送した高級豆をブレンド
厳選した豆のおいしさを大事に
お届けする為に、日本へ輸送し焙煎
するまでの間15℃設定の定温管理を
行った高級豆をブレンドしています。
原材料名 : コーヒー、砂糖、濃縮乳、デキストリン、植物性油脂、脱脂粉乳、
カゼインNa、乳化剤(大豆由来)、酸化防止剤(V.C、V.E)、安定剤(カラギナン)、
香料、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)
100g当たり21kcal
ずいぶんまたゴテゴテと添加物を入れた製品だ。
香りは香ばしくて品があるが、飲んでみると本当にどこにでもある微糖である。
「実際の濃度はともかくとして人工甘味料のせいで薄く感じる」という致命的欠点を踏襲しており、
全く取るに足らないショボい微糖だ。
苦味は若干の自己主張をしていると言えなくもないが、決定的な個性・旨味には至っていない。
少なくともこの微糖SPECIALについては、「インパクト」とやらはどこにも感じられない。
後味の甘味料感は弱く抑えられているほうだと思うが、いかんせんコクが薄く、
全体の印象としては「いかにも」な微糖の口当たり。
まぁ、これはもう飲む前から想像できていた味ではある。
◎総評
アロマインパクト公式ページでは、開発陣がその技術や苦労話を語る動画が観られるが、
この微糖SPECIALの動画を見ていて思わず笑ってしまった。
http://www.jt-roots.com/special.html#/special/menu00
「目指したのは後味スッキリの微糖……」
「微糖は、繊細な味わいが魅力ですが……」
こういった恥ずかしいフレーズがポンポンと出てくる時点で既に、
微糖開発者は人工甘味料(化学薬品)の飲み過ぎで味覚が麻痺しているのだと再確認できる。
やはり、最初に微糖を試飲しておいて良かったように思う。
一番楽しみなのは、リアルブレンドの系譜に連なるものと思われる「Masters」だからである。
次回はブラック、その次にマスターズを試飲するとしよう。
筆者はリアルブレンド系は好きなので、微糖の百万倍は期待している。
◎評価
☆☆☆☆☆★★★★★ (5点)
(文責:紫布)
.
|