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. 長野県の小諸市に来ている。 夕方ホテルにチェックインし、さっそくビール(サントリーモルツ)を一本呑み干した。 しばらくして、今度はビールでなくチューハイが呑みたくなってきて、 ホテル内のエレベーター前の自販機で品定め。 ただし、チューハイといっても人工甘味料入りだけは絶対に避けたい。 近年のチューハイ業界は、缶コーヒー以上に糖類ゼロ化が進んでおり、 駅の売店などはヘタをすると糖類ゼロチューハイしか置いてなかったりする。 しかしホテルの自販機を見ると、サントリー「-196℃」は糖類ゼロでないノーマル品だ。 (写真1枚目) 値段も150円で市価とほとんど変わらず、ホテル内ながらボッタクリもない。 喜んでグレープフルーツのヤツを買ったのだが…… ガコンと出てきたのは、糖類ゼロではないか! (写真2枚目) あたーきた!!(頭に来た!!) なんということだ…… 缶コーヒー批評界でも反・人工甘味料派の急先鋒たる筆者が、 こんな初歩的なトラップにひっかかって甘味料漬けの糖類ゼロを掴まされるとは! しかも、見本はアルコール6%なのに、出てきた現物はストロング(8%)だ。 何が情けないかって、人工甘味料使用と不使用は全く異なる商品だというのに、 「同じ-196℃でグレープフルーツなんだから、見本は取り替えなくていいや」 と軽視する自販機業者の姿勢である。 しかし、せっかくのバカンスの物見遊山小旅行。 自販機記載の連絡先にクレーム電話をかけるなど、なおさら気分が悪くなるのでやめておこう。 我慢して呑むことにした。 ……何だ、この気持ち悪い後味は!! 微糖缶コーヒーと全く同じで、不快な甘味料臭が後味を圧倒的に支配する。 グレープフルーツにもともと苦味があるからといっても、やはりその苦味は異質のものだ。 そして、これもまた微糖やゼロの缶コーヒーの場合と同じなのだが、 口に含んだ時に確かに感じたはずの香りや旨味が、呑み込んだあと一瞬にして消し飛ぶ。 いわゆる「人工甘味料由来の稀薄感」の発露だ。 さらに驚いたのは、糖類ゼロであっても100g当たり49kcalもあるのだ。 このカロリーは、缶コーヒーの最甘製品に匹敵する。 どうしてもカロリーが気になるなら、糖類ゼロチューハイを選ぶより、 チューハイそのものを我慢したほうがいいのではないか? いくら糖類ゼロでもこんなにカロリーが高く、しかも味は不味いのだ。 筆者のオススメのチューハイはズバリ、キリンの「本搾りチューハイ」である。 もともとはメルシャンが出していたブランドで、 現在市販されているチューハイの中で「唯一の本物」と断言できる逸品だ。 なにせ、果汁とウォッカと水以外は一切使用していない。 砂糖も人工甘味料も一切加えず、果実の甘みだけで勝負している。 「本搾りグレープフルーツ」の場合で、果汁はじつに27%。 糖類を加えない果汁だけの甘み、そして他社のチューハイの約9倍の果汁濃厚感。 「本搾りレモン」はさらにすごくて、糖類ゼロ・人工甘味料不使用で、レモン果汁10%。 ビシッと酸味が効いており、世の中の甘ったるいチューハイとは一線を画す。 「本搾り」はこれだけの果汁濃度と本格的内容でありながら、 同社の「氷結果汁」とわずか5円ぐらいしか変わらない。 ただ残念ながら、キリンはどうも「氷結」ブランドのほうに力を入れているらしく、 せっかくの「本搾りチューハイ」の販売戦略が疎かにされており、 少なくとも荻窪界隈では全く手に入らない。 いくつか知っている取扱店も減少傾向だ。 このまま本搾りブランドが消滅してしまわぬよう、 読者諸兄も見かけたら積極的に呑んでみて頂きたい。 特にグレープフルーツはオススメである。 ……なんだか、缶コーヒーブログの記事でなくなってきた気もするが、 糖類ゼロ全盛を憂える魂の叫び(というか糖類ゼロを掴まされた忿懣)と受け止め、 ただひたすらご寛恕いただくのみである。 糖類ゼロの気持ち悪い後味に顔をしかめつつ、小諸の月夜は更ける。 明日は城跡巡りと温泉。 . (文責:紫布)
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