独断法人・日本缶コーヒー評価機構

ペットボトル全盛時代に待ったをかける、素晴らしき缶珈琲の世界…なんつって。ブヒャヒャ

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◇恒久販売を希望したい出色の仕上がり
 

◎アイス/ホットの別
アイス
 

◎試飲環境
11月下旬深夜、職場休憩中に
 
 
 
◎インプレッション
コクだし、である。
コクのある出汁?
枕崎産高級鰹節と利尻昆布の合わせダシの旨みを活かした缶コーヒー登場?
……面白い冗談はこのぐらいにして。
アサヒのワンダから、旨さをシンプルに探求した新製品の登場だ。
良い豆を用い、豆自体の使用量を増やしてコクを演出しているという。
極暗褐色をベースに金色と銅色の文字で綴った能書き、じつに期待を煽るデザインだ。
 
コクを極めた豊潤な1杯
高級豆コロンビアスプレモブレンド
コーヒー豆150%
※コーヒー飲料等の表示に関する
公正競争規約の定めるコーヒー
規格最低基準値(5g/100g)に対
し、コーヒー豆を約150%使用

(改行ママ)
 
原材料名 : コーヒー、砂糖、牛乳、脱脂粉乳、デキストリン、乳化剤、カゼインNa
100g当たり31kcal
 
香りとコーヒー感の強さはまさに文句のないレベル。
気品あるふくよかな味わい、そして広がり。
生々しいまでのコーヒー豆の「渋み」をもを楽しめる稀有な製品だ。
ミルクはかなり抑えてあるが、この製品はミルクよりも豆で勝負しているので、
この程度の添加量で全く問題ない。
また、ミルク感を抑えた割には砂糖の甘さがしつこくない。
結構甘いハズなのだが、「甘さを抑えてほしい」と全く思わせないのは、
優れたバランス感覚で製品カラーを明確化しているからであろう。
加糖ミルク製品といえばすぐに「ミルク感の強弱」などを無闇に取り沙汰してしまうことが多いが、
この製品の弱めのミルク感はまさに必要にして十分であり、濃い目のコーヒーを楽しむのに最適な分量だ。
酸味はどこまでも穏やかで、リッチな余韻を楽しむことができる。
あとは、アイスで感じたこの最良バランスを、ホットでも愉しめるかどうか、である。
後日のホット試飲版レビューをお待ち頂きたい。
 
 
 
◎総評
ミルクに頼りすぎずに、まろやかさとコクを両立した逸品。
とにかく、安っぽく感じる要素が全く見当たらないのだ。
「コクだし」の名に恥じないハイレベルに仕上がっており、
各社のメインストリーム系製品の中でも傑出した出来栄えである。
豆使用量を増やした製品といえば、伊藤園の「衝撃香味」が思い出されるが、
あちらは「甘さをもう少し抑えればもっと良くなるのに」と感じたものだ。
こちらは、それなりに甘いのに全体バランスは文句のつけようがない。
どちらの製品がバランスに勝れているかは明白であろう。

これは是非、ワンダラインナップに恒久的に残してほしいところだが、
果たしてアサヒはどう考えているのだろうか。
一時的なテコ入れ商品なのか、定番前提なのか。
「とくせいカフェオレ」の如き駄作を定番にするぐらいなら、こちらを売り続けてほしい。
 
 
 
◎評価
☆☆☆☆☆☆☆☆☆★ (9.5点)
 

(文責:紫布)
 
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