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◇豆倍増製品の頂点 濃さだけでなくバランスも良
◎アイス/ホットの別
アイス
◎試飲環境
5月中旬朝、西武池袋線の車内にて ◎インプレッション
5月半ばの爽やかな朝、秩父に向かう電車の中で飲み食いする物を、池袋駅で買い込んだ。 これはその中のひとつ。 実はさらに半月ほど前に既に購入済みで試飲待ちだったが、そちらは試飲しないま放置していた。 豆をコーヒー規格の2倍(液量100gあたりの生豆換算使用量10g)使用した製品は、 これまでにも数多く発売されている(最初期の製品はおそらく「バーディー」であろう)。 豆を増量するという力ワザは意外と有効なものだが、単に濃いだけではバランスが悪い。 豆を倍増した製品を作るからには、ブレンドや焙煎から見直す必要があるのだ。 さて、当製品はどんな塩梅であろうか。 コーヒー豆2倍※ 使用
※ コーヒー飲料等の表示に関する公正
競争規約の定めるコーヒー規格最低
基準値(5g/100g)に対し、コーヒー
豆を約2倍使用
原材料名 : コーヒー、牛乳、砂糖、脱脂濃縮乳、安定剤(セルロース)、乳化剤、カゼインNa、香料
100g当たり31kcal
香りは伊藤園TULLY'Sらしい固有のクセがあるが、濃密な香りであり純粋に「旨そうだ」と思わせてくれる。
そしてその口当たりは、まさに濃厚そのもの。
街のコーヒースタンドで飲むレギュラーにも負けない香り、酸味、コク。 豆由来の渋味、ギスギス感(これは筆者が結構好き)が生々しく語りかけてくるようだ。 香りも味も2倍だが、苦味が2倍でないところがまた素晴らしい。 苦味まで2倍になってしまったら、ただの「濃いコーヒー」で終わってしまうところだが、 この製品は苦味に関しては全体バランスを勘案した組み立てであり、 とことん濃厚ながらもスムーズに飲める仕上がりとなっている。 また、「残り香」と表現してよいほどに後味が馥郁と棚引く。 ◎総評
伊藤園の豆増量製品としては既に「衝撃香味」(6.7g/100g)が存在する。
⇒ 「衝撃香味」 http://blogs.yahoo.co.jp/jpcancoffee/26928318.html
当製品はその「衝撃香味」のさらに1.5倍近い豆を使用しているため、濃厚感は当然向上しているが、 それにしても濃度感と味のバランスを両立した傑作といえると思う。
また、「衝撃香味」よりは甘さがしつこくないのも特長。
サッパリ感とは対極に位置する製品のため、場面を選ぶ必要がありそうだが、
短時間のコーヒー休憩の強力な味方となってくれそうなパワフルさが魅力だ。 香りの個性も人を選ぶかもしれないが、豆2倍製品としては過去最良のバランスなので、 興味のある方は見つけ次第さっそく試飲してみて頂きたい。 もともと伊藤園の缶コーヒーの味や香りの個性は、タリーズのようなシアトル系にマッチしているようだ。
◎評価
☆☆☆☆☆☆☆☆☆★ (9.5点) (文責:紫布) .
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◇コーヒー部分は優秀
◎アイス/ホットの別 アイス ◎試飲環境 5月下旬朝、夜勤明けの路上にて ◎インプレッション
Roots explorerシリーズに対する期待感はとうの昔に失せている上に 今回の新商品も人工甘味料入り微糖であり、発売からしばらく敬遠してきた。 ここいらで覚悟を決めるべきかと思い、手に取ってみた。 深みのある群青色の缶デザインはとても秀逸。
「アイスブルー」の名があるが、べつにアイス専用製品というワケではない。
キリマンジェロを中心とした、タンザニア産豆100%ブレンドを深煎りで仕上げてあるという。
深煎りキリマンジェロブレンド
味わいの微糖 (⇒実際に「微糖」の文字だけ特大になっている)
深いコクと酸味が特徴のキリマンジェロ
ブレンド。奥深い味わいをすっきり
楽しめる微糖コーヒーです。
原材料名 : コーヒー、砂糖、濃縮乳、デキストリン、植物性油脂、脱脂粉乳、カゼインNa、乳化剤(大豆由来)、
香料、酸化防止剤(V.C、V.E)、安定剤(カラギナン)、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)
100g当たり19kcal
コーヒー部分に関しては能書き通り、深煎りのシャープな香りとコーヒー感、キレのある酸味を持ち、
ルーツらしい本格感のある仕上がりとなっている。
ミルク感は弱めだが、酸味を活かすにはこの組み立てのほうがよいだろう。
甘さは全体にわずかに抑え目となってはいるが、やはり人工甘味料臭は如何ともし難いものがあり、
せっかくのコーヒー部分の出来の良さを殺いでしまっている。
それは特に後味の部分に現れており、じつに残念な飲後感。
◎総評
香りと酸味はかなり好ましいので、やはり微糖でなく通常製品で味わってみたくなる。
explorerシリーズは、もっとメインストリーム寄りの、缶コーヒーマニア受けする路線にシフトしてほしい。
それから、これはもう何度も何度も口を酸っぱくして言っていることだが、
「微糖」イコール「すっきりした味わい」という虚言はいい加減やめてほしいものだ。
「すっきり」なんて言葉、人工甘味料とは最もかけ離れた表現であろう。
それにしても、人工甘味料以外にも添加物がゴテゴテと加えられているが、
基本的に原材料表示がダラダラ長い缶コーヒーはダメだ。
たとえばこの製品には植物性油脂が加えられているが、恐らくは人工甘味料マスキングのためであろう。
しかし、その植物性油脂の分離を防ぐために乳化剤が追加されたりして、
結果的に原材料表示がどんどん長くなってゆく。
他社製品では安定剤や酸化防止剤など加えられていないものが多いのに、
どうしてJT製品はこれらの添加物がデフォルトに近い形で加えられているのだろうか。
◎評価
☆☆☆☆☆☆★★★★ (6点)
(文責:紫布)
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