独断法人・日本缶コーヒー評価機構

ペットボトル全盛時代に待ったをかける、素晴らしき缶珈琲の世界…なんつって。ブヒャヒャ

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◇懐かしの50&50 ここに復活
 
 
◎アイス/ホットの別
アイス
 
 
◎試飲環境
11月上旬夕方、やや寒い自室内にて
 
 
 
◎インプレッション
ローソンでこの商品を見つけた瞬間、あまりにも懐かしくて熱いものが込み上げそうになった。
筆者が今のような批評家気取りではなく、純然たる「缶コーヒー蒐集家」であった1990年代中盤に、
イチ缶コーヒーユーザーの立場として結構お気に入りだったのがこのジョージアモカキリだったからである。
黒と赤の左右真っ二つという大胆なデザインは、当時としてもインパクトが強かった。
(初めて見たのは、旅先の北海道・函館山であったと記憶している)
 
一般に「○○ブレンド」という場合、その○○豆は51%使用していればOKということになっているが、
それ以外の49%の内訳については不明なものがほとんどだ。
しかし当製品のように「モカ50%、キリマンジャロ50%」とハッキリと書いてあると、
実際の味がどうかはともかくとして、素性が明確で潔い。
モカもキリマンジャロも、酸味と香りを身上とする品種である。
15年も前の筆者の味の記憶は完全に不明瞭となっているが、いろいろ調べた限りでは、
当時の製品とは原材料構成が大きく異なっているようだ。
当時の製品は生乳を一切使用せずに粉乳類のみで乳成分を加えていたらしいが、
今回の最新製品は牛乳が筆頭だ。
さて、2012年版モカキリ50&50の味や如何に?
 
フルーティーな
風味のモカ豆と、
コクと酸味の
きいたキリマン
ジャロ豆だけを
在宅にブレンド。
奥深い味わいと
すっきりとした
後味をお楽しみ
ください。
(改行原文ママ)
 
原材料名 : 牛乳、コーヒー、砂糖、脱脂粉乳、香料、カゼインNa、乳化剤、安定剤(カラギナン)
100g当たり31kcal
 
開缶時の香りは、モカ・キリマンジャロ豆特有の「酸味を帯びた香り」であり、とても品が良い。
口当たりは極めてソフトで、これまた両豆の特徴である「苦味がほとんど無い」を地で行く。
ミルク感が思ったよりも弱く、砂糖の生々しい甘みが浮き立ってしまっているのは多少残念だが、
強い酸味や華やかな香りとの調和は決して悪くないものといえる。
酸味の強いコーヒーはミルクがそれほど合わないので、ミルク感が弱いのも逆に狙いの一つかもしれない。
後味は、一部のジョージア製品にありがちな「ブドウの実のような味」だが、酸味が心地良い。
 
 
 
◎総評
今回これを試飲してみて、「懐かしい」と思えるほどには旧製品の記憶が残っていなかった。
しかし、他のジョージア製品に無い個性を備えているので、ラインナップにぜひ残して欲しい。
短時間且つシッカリと味わうのに向いた味であり、苦味が苦手な人にもオススメの、酸味とコクの一本。
豆品種の特長を忠実に活かしている点は評価されるべきであろう。
ただ、甘みをかなり感じやすい組み立てでもあるので、その点は選択時に注意が必要。
 
この味がホットではどう変わるのか、季節的観点からも大いに興味が湧くところだ。
 
 
 
◎評価
☆☆☆☆☆☆☆☆★★ (8点)
 
 
(文責:紫布)
 
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