独断法人・日本缶コーヒー評価機構

ペットボトル全盛時代に待ったをかける、素晴らしき缶珈琲の世界…なんつって。ブヒャヒャ

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◇オン・ザ・ロックの境地には程遠かった
 
 
◎アイス/ホットの別
アイス(アイス専用商品)
 
 
◎試飲環境
6月中旬深夜、職場休憩中
 
 
 
◎インプレッション
あらかじめお断りしておくが、この商品は既にカタログ落ちしている。
従って、缶コーヒー購入の際の参考とはならないことをあらかじめご了承頂きたい。
メーカー情報によれば、昨年9月で製造終了しており、今回の試飲品も賞味期限ギリギリであった。
 
さて、2011年6月に新発売されたこの商品、ショート缶加糖ブラックというフォーマットであるが,
これはもう、2009年から確固たる地位を築いているアサヒワンダ「オン・ザ・ロック」を意識してのものだろう。
しかし、余計なものを一切加えていないオン・ザ・ロックとは大きく異なり、
香料や苦味料(!)を使用して味をまとめ上げているところに大きな特徴がある。
オン・ザ・ロックそして加糖ブラックに対する、キリンファイアなりのひとつの回答であると見てよいだろう。
 
缶デザインは非常に変わっている。
光沢部分とツヤ消し部分があって、その境目はまるで霜のように演出されている↓
 
イメージ 2
 
……しかし、あまり良いデザインとは思えない(苦笑)
デザインというよりも、製造時のトラブルでこうなったようにしか見えないからである。
 
コクの加糖ブラック
 
「じっくり蒸らし抽出」による
力強いコーヒーに甘みを加えた
コク豊かなアイスコーヒー
 
原材料名 : コーヒー、砂糖類(砂糖、果糖ぶどう糖液糖)、香料、苦味料
100g当たり20kcal
 
開缶時の香りは極めて良好。じつに旨そうな深煎りの香ばしさだ。
飲んでみると、ワンダ オン・ザ・ロックよりも甘さを抑えてある。
酸味も苦味もよく効いている。(もっともこの苦味は苦味料によるものだが)。
しかし、いかんせんコーヒー濃度が薄めだ。
炭水化物4.9gで原材料第二位ということは、おそらくコーヒー豆は5gギリギリの使用であろう。
豆を7g近く使用していると推測されるオン・ザ・ロックに比較すれば、その濃度差は歴然。
「蒸らし抽出」とは、ドリップに当社比2倍の時間をかける抽出法であるというが、
そのせいなのか逆に雑味が感じられ、後味のキレはかなり悪く、喉の渇いている時には飲みたくない感じだ。
 
 
 
◎総評
加糖ブラックといえば何でもかんでもオン・ザ・ロックと比較してしまうのはやや乱暴ではあるが、
ショート缶加糖ブラックというフォーマットなのであれば比較されても仕方ないであろう。
そしてその感想はやはり、濃度感もキレ味も遠く及ばないというものである。
加糖ブラックとして特にクオリティが低いとかではなく、単にそこらのフツーの加糖ブラックと変わらない味。
 
ただしキリンファイアは今夏、245gロング缶加糖ブラック「炭焼きアイス」を新しくリリースしている。
カロリーも4割減の12kcalというまったくの別物に仕上がっており、苦味料も使用していないらしいので、
近日中に試飲してみたいと思っている。
 
しかしそれは言い換えれば、苦味料の使用も蒸らし抽出法も、オン・ザ・ロックの牙城を崩せなかったということ。
つまり結果として、この「うまいICE」は失敗に終わったというコトになる。
今年の出直し商品である「炭焼きアイス」に期待するとしよう。
 
ますますもって、オン・ザ・ロックの完成度を再認識した次第だ。
 
 
 
◎評価
☆☆☆☆☆☆★★★★ (6点)
 
 
(文責:紫布)
 
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