独断法人・日本缶コーヒー評価機構

ペットボトル全盛時代に待ったをかける、素晴らしき缶珈琲の世界…なんつって。ブヒャヒャ

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2013年05月

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◇常飲に足る中庸的クオリティ


◎アイス/ホットの別
アイス


◎試飲環境
5月下旬朝、夜勤明けの帰りの駅ホームにて



◎インプレッション
ファミリーマートのPBの試飲はじつに久しぶりだ。
「QUALITY」シリーズの試飲以来4年ぶりとなる。
現在、新ブランド「FamilyMart Collection」へと移行しているが、
先代同様のバランス良い飲み口に期待したい。

絶妙なバランス、豊かな味わい

無香料


原材料名 : 砂糖、コーヒー、脱脂濃縮乳、牛乳、全粉乳、脱脂粉乳、デキストリン、乳化剤、カゼインNa
100g当たり35kcal

確かなコーヒー感だ。
柔らかな豆の旨味とシャープな香りが同居した、典型的なダブル焙煎の味。
乳成分がふんだんに使われているものの、それらはミルク感を強調するものではなく、
あくまで缶コーヒーとしての口当たりを重視した組み立てのように思える。
特別ミルキーなワケではないが、砂糖の甘さが良い形でまろやかになっており、
結構甘いハズなのに少しもしつこくない。
また、程よい酸味が効いているのも特長で、全体バランス良好。
後味の引きも比較的潔く、場面を選ばない中庸さが持ち味の製品。



◎総評
ダイドーブレンドやポッカ顔缶に比肩しうる出来といって良かろう。
突出した個性はないが、飽きの来ない、常飲に供するに十分な品質といえる。
ただ、コンビニPBといっても特別安価なワケではなく(100円)、
コストパフォーマンスが特に高いというほどではない。
ただ、先日試飲の西友「みなさまのお墨付き」の出来の悪さと比較すると、
かつて同じセゾングループだった西友とファミマでここまで違うのか!? と唖然とする(笑)
まぁ、西友のは49円、ファミマのは100円であるから、そう考えれば価格相応の品質か。


◎評価
☆☆☆☆☆☆☆☆★★ (8点)


(文責:紫布)
 
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◇如何ともし難い甘さ バランス悪
 
 
◎アイス/ホットの別
アイス
 
 
◎試飲環境
5月中旬早朝、職場休憩中に
 
 
 
◎インプレッション
西友のPB缶コーヒーは、2010年10月以来の試飲となる。
当時は西友のPBは「Great Value」シリーズだったが、現在は順次「みなさまのお墨付き」に移行している。
前回の製品は「値段相応にマズい」と酷評したが、今回の製品は原材料構成もカロリー値も同一。
よって、ブランド名こそ変更されたものの中身は変わってないのではないか? という危惧が。
なお、価格は税込49円である。
 
深煎り豆とミルクが調和した
まろやかな味わい
 
香料不使用
 
原材料名 : 砂糖、コーヒー、全粉乳、脱脂粉乳、乳化剤
100g当たり35kcal
 
かなり甘くてベシャッとした味だ。
甘いというより「砂糖の味がする」と言った方が良いかもしれない。
砂糖とコーヒーが調和せずに個別に主張してくる感じ。
ミルク感が非常に弱いため、なおさら甘さが目立つ。
コーヒー自体は確かに深煎りらしいキリッとした香ばしさがあるが、なにぶん全体のバランスが悪過ぎる。
おそらく、2010年の試飲商品とほぼ同じクオリティである。
後味もとにかく砂糖が強くキレが全く無い。
 
 
 
◎総評
UCCの低価格専用ブレンドよりはずっとマシだが、やはりこれは手に取りたくないレベルだ。
49円という価格を考慮しても、元来「嗜好品」である缶コーヒーはとしては失格。
 
なお余談だが、「みなさまのお墨付き」シリーズに関するこんな説明書きがある。
 
「みなさまのお墨付き」ブランドの製品は、
全て第三者機関が実施する消費者調査
によって、高い評価を得たものです。
 
………本当かよ!? (;;-"-)
コレを飲んで高く評価した「第三者機関」とやらを小一時間、いや小八時間問い詰めたい。
最近は、原発再稼動の議論における「住民側の主張」に、電力会社や自治体の人間が裏で関与していたり、
どうもこういった第三者機関的なものは信用しきれないところがある。
 
少なくとも筆者的には、「ショート缶一本飲み干すのも苦痛なぐらい甘い」と言い切れるレベルだ。
前回の製品と内容は同じかもしれないが、今回のほうがより心証が悪い。
よって点数も低くなる。
 
 
 
◎評価
☆☆☆☆★★★★★★ (3.5点)
 
 
(文責:紫布)
 
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◇中途半端すぎるバランス
 
 
◎アイス/ホットの別
アイス
 
 
◎試飲環境
5月上旬深夜、快適な自室内にて
 
 
 
◎インプレッション
近年増加している「朝の○○」とか「おとなの○○」といった商品名は、正直言ってあまり好きではない。
ネーミングの安易さもさることながら、実際にそれらの味が「朝向き」「大人向き」と感じられたことがないからだ。
先の冬にはアサヒから「大人ワンダ エスプレッソ」が登場しているが、
強い甘みで品が感じられず、とてもじゃないが「大人」のイメージとは程遠いものであった。
今回の「大人のボス」はコーヒー飲料、つまり「コーヒー」よりも豆使用量が少ない。
ただし、普通のコーヒーでも多量のミルクで割れば全体比として豆使用量が下がることはある。
「豊かなミルク」と書いてあるので、豆使用量が低いのはこのミルクのせい、
つまりはミルク感タップリの仕上がりになっているものと期待してもよいだろうか?
 
甘さ控えめ×豊かなミルク
 
COFFEE WITH FINE MILK, SMOOTH AND CLEAR TASTE
 
厳選したコク深いコーヒーに味わい豊かなミルクを加え、甘さ控えめで仕上げました。
上質なひとときを楽しめる、洗練された大人のボスです。
 
原材料名 : 牛乳、コーヒー、砂糖、脱脂粉乳、食用油脂、デキストリン、食塩、香料、
        カゼインNa、乳化剤、安定剤(カラギナン、セルロース)
カロリー表示なし
 
開缶時の香りはクセがなくノーマル。
ひと口目は結構甘く感じるが、よく味わってみると、飲み進むほどに甘さが抑えられていることがわかる。
通常製品より20〜30%は砂糖を減らしている感じだ。
ただし、能書きから推測されるほどにはミルク感が強くない。
ミルク感が強くない(ミルクで薄められているワケではない)のに「コーヒー飲料」規格に収まっており、
結果的にはコーヒー感・ミルク感・甘さの全てが半端に薄いという、ある意味最悪なバランス。
コーヒー自体は中煎り〜深煎りの香りだが、ボスにしては締まりを感じない。
酸味は弱めだが、ミルク重視の製品にしては酸味があるほうだと思う。
後味は嫌味が無い。 というより、後味がほとんど残らない。
 
 
 
◎総評
原材料表示でわかるように、ずいぶんと色々な材料を用いて作られている。
しかし、そうやって組み立てられた最終的な仕上がりは、「大人の」でも何でもなかった。
コーヒーが「大人」を主張するのであれば、甘さ控えめだけではダメであろう。
コーヒー感かミルク感、あるいは香り、どれか一つでいいから突出させてみても良かったと思う。
そして何より、この製品はメインストリーム系なのに「ボスらしさ」がほとんど感じられなかったのが残念だ。
キリッと締まりのある香ばしさや、強めながらも全体バランスのとれた甘さが魅力のブランドなのに。
 
何をもって「大人のボス」と命名したのか。
社内モニターでも「これこそ大人の味」と全員一致でゴーサインが出たのか。
この中途半端な味を「大人の」と銘打つだけの、合理的な理由を聴取したいものである。
 
 
 
◎評価
☆☆☆☆☆★★★★★ (5点)
 
 
(文責:紫布)
 
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◇クリアだが大人しすぎる

 
◎アイス/ホットの別
アイス
 

◎試飲環境
5月上旬朝、10分休憩中に
 
 
 
◎インプレッション
最近徐々に株を上げているキリンファイアから、春の新製品。
ファイア公式サイトによれば、生豆の薄皮を氷で磨いて削り取るという、
「アイスクリア製法」を用いて雑味や苦味を除去しているらしい。
じっくりと豆を磨いて薄皮を取る手法は、古くは「ファイア ストーンウォッシュ」、
ポッカでも「吟醸仕立て」といった製品で取り入れていた。
これらの製品の感想はといえば「雑味が無さ過ぎて……」というものであった(苦笑)
今回の製品はキリマンジャロ豆100%である。
キリマンの上品でまろやかな酸味が、アイスクリア製法でどのように活かされるのだろうか。
 
甘さ・ミルク控えめ
 
キリマンジャロ
100%
 
アイスクリア製法
 
広大なアフリカの大地で育んだ
キリマンジャロ100%コーヒー
 
原材料名 : 牛乳、砂糖、コーヒー(キリマンジャロ)、脱脂粉乳、カゼインNa、
        乳化剤、香料、安定剤(カラギナン)
100g当たり30kcal
 
う〜む、やはり「雑味がなさ過ぎる」(苦笑)
過去に存在した磨き上げ系製品同様、渋味や苦みが非常に弱い。
というか、苦みはほとんど無いに等しい。
そうなると香りを強く出してバランスを整えたいところなのだが、
この製品は典型的な浅煎りの味わいであり、香ばしさよりも豆のまろやかさが前に出ている。
とことんソフトな酸味が口いっぱいに広がる。
確かに全体にクリアで飲みやすい味ではあるが、あまりにもクセがなさ過ぎる。
缶コーヒーに求めるモノって、こういうものだっただろうか……?
甘さ控えめと書いてはあるが、「甘過ぎない」程度であり、控えめというほどではない。
ミルク控えめとはいいながら原材料名筆頭が牛乳であり、脱脂粉乳まで入っている(笑)
雑味が皆無なので、後味は穏やかで比較的良好といえ、持続性もある。
 
 
 
◎総評
薄皮を磨き上げて作られた製品は、決まって浅煎りだ。
これにはどんな意味があるか推測してみる。
 
1. 磨き上げた豆には浅煎りと特に相性が良いので、浅煎りに仕立てる
2. 磨き上げた豆を深煎りすると特定の不都合が発生するので、浅煎りに仕立てる
3. 磨き上げた豆の「雑味の無さ」を更に強調アピールしたいので、浅煎りに仕立てる
 
どうも筆者には3.のように思えてならないのだが(笑)
 
「やるからには徹底して」は決して嫌いではない。
キリンファイアは昨春、徹底した浅煎り仕立ての「モカブレンドの春」をリリースし、
当ブログはその潔い組み立てにそこそこの評価を下した。

しかし、今回の製品はべつに浅煎りをウリにしたものではない。
磨き上げて雑味を除いた豆を、中〜深煎りで仕上げたら一体どんな味になるのか。
そちらの方に興味が移ってしまうあたり、ある意味で失敗なのであろう。
総合的感想としては「過去の磨き上げ系同様、マイルド過ぎてダルな一本」となってしまう。
決してマズいワケではないので、場面を選べば活躍してくれるかもしれない。
 
 
 
◎評価
☆☆☆☆☆☆☆★★★ (6.5点)
 

(文責:紫布)
 
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