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◇確かに特濃、そして素直な旨み
◎アイス/ホットの別 アイス ◎試飲環境 3月中旬夜、職場に向かう電車内にて ◎インプレッション
アサヒ・ワンダから、久々の特濃カフェオレの登場だ。 ワンダはもともと、贅沢系カフェオレを比較的得意とするブランドである。 「朝のカフェオレ」「とくせいカフェオレ」といった信じられない駄オレもあるものの、 過去には濃厚感を表現したカフェオレ製品をいくつかリリースしており、 それらに関して筆者の評価は総じて高い。 ⇒ ザ・カフェオレ http://blogs.yahoo.co.jp/jpcancoffee/17590029.html
⇒ V.I.P.ラテ プレミアム http://blogs.yahoo.co.jp/jpcancoffee/24385538.html さて、今回の製品は如何であろうか。
SPECIAL RICH
特濃の味わい
コク深いコーヒーと特濃の牛乳※
エスプレッソをブレンドした
コク深いコーヒーと特濃の牛乳※の2つの 贅沢素材で仕上げました。リッチで贅沢な 特濃の味わいをご堪能ください。 ※「特濃の牛乳」とは無脂乳固
形分8.5%以上及び乳脂肪分 3.8%以上の牛乳のことです。 原材料名 : 牛乳、砂糖、コーヒー、脱脂粉乳、全粉乳、デキストリン、乳化剤、
カゼインNa、香料、セルロース 無脂乳固形分3.3% + 乳脂肪分1.2% = 4.5%(3%超えにつき乳飲料規格) 100g当たり54kcal 液色はそれほど特濃には見えないのだが、飲んでみるとミルク感が極めて濃厚だ。
粉乳類も添加されているものの、基本的に生乳の素直な旨さが軸になっている。 このテの製品で筆者が懸念しがちな「カラメル臭」がほとんど無く、 クリームで強引にコクを付加していないところにも好感が持てる。 コーヒーもミルクに負けないようにエスプレッソをブレンドしてあるため、 カフェオレとカフェラテの中間のような味わいに仕上がっている。 甘みは相当に強いが、ミルクがよく効いた製品なので少しもしつこくない。 ただ、一本飲み終わったあとの余韻は、アフターカフェというよりアフターミルク。 コーヒーの後味を楽しむ感じではない。 ランチタイムや10分休憩よりも、案外よく冷やして湯上がりに楽しむのもアリであろう。 ◎総評
持ち味は過去の濃厚系カフェオレとに共通している。 生々しいミルク感を活かした、素直なカフェオレといえる。 この路線は、たとえばジョージアやファイア、ボス、ルーツなどにはまず無理だろう。 定番展開するのは難しいかもしれないが、ユーザー選択肢として、 できれば常に店頭に並んでいてほしいジャンルである。 もっとも、このジャンルはチルドカップのほうが圧倒的に高品質なのが難点か。 ◎評価
☆☆☆☆☆☆☆☆☆★ (9点) ◎余計な考察
ケチをつけるワケではないのだが。
「特濃の牛乳を使用した」というのは、それほど凄いことだろうか? 論点は「使った牛乳の濃さ」よりも、「最終的に仕上がった製品のミルク濃度」なのではないか? この製品、味自体はなかなかに満足のゆく仕上がりではあったものの、 「特濃牛乳使用」といった謳い文句に踊らされてはならないと思う。 いかに特濃の牛乳を使おうとも、その使用量が少ないのであれば結果的に普通の牛乳と変わらない。 「高品質牛乳使用」ならば、使用量は無関係といって良いが、 「特濃の牛乳使用」ならば、使用量や最終濃度がかなり重要ではないか? 筆者の言わんとするニュアンスがおわかり頂けるであろうか。
要するに、例えば果汁50%の濃縮果汁還元飲料に 「特濃の2倍濃縮果汁使用を使用しました!!」 と誇らしげに書いてあるのと同じことなのだ。
最終的に濃度50%にまで稀釈してあるのだから、原料果汁がどんなに濃くても関係ないのだ。
今回の製品の乳脂肪分比をみると、元の牛乳はコーヒーと混ぜ合わせた結果、
3分の1未満にまで稀釈されている。 (乳固形分の稀釈度が低いのは、脱脂粉乳の添加が影響しているから) コーヒーのほうも原材料順第3位と、決して濃いとは言えないのだから、
特濃でない普通の牛乳を多目に使用しても同じことなのではないだろうか。 ここに、乳飲料規格缶コーヒーのカラクリがある。
通常の缶コーヒー製品は、100g当たりのコーヒー豆使用量に応じて
「コーヒー」 (5g以上) 「コーヒー飲料」 (2.5g以上5g未満) 「コーヒー入り清涼飲料」 (1g以上2.5g未満) と細かく表示が分けられており、コーヒー濃度の目安として機能している。 しかし、これが乳固形分を3%以上含んだ「乳飲料」となると、 上記のようなコーヒー濃度の目安は一切表示する義務がなくなり、
単に「乳飲料」と表示して無脂乳固形分と乳脂肪分の値だけ明示すればよくなる。 「乳飲料規格さえ満たしていれば、コーヒー使用量はどれだけ薄くても明示の必要ナシ」
これが現行制度の問題点であり、以前から筆者が改善を要求したい部分である。 今回の製品でいえば、特濃牛乳を使いながらその使用量は不明であり、 コーヒー豆の使用量も全くわからない、という状態なのである。 人工甘味料使用の巨大表示案と同様、筆者の希望として、
乳飲料であっても豆使用量の目安を表示して欲しい。
(文責:紫布) .
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