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◇中途半端すぎるバランス
◎アイス/ホットの別
アイス
◎試飲環境
5月上旬深夜、快適な自室内にて
◎インプレッション
近年増加している「朝の○○」とか「おとなの○○」といった商品名は、正直言ってあまり好きではない。
ネーミングの安易さもさることながら、実際にそれらの味が「朝向き」「大人向き」と感じられたことがないからだ。
先の冬にはアサヒから「大人ワンダ エスプレッソ」が登場しているが、
強い甘みで品が感じられず、とてもじゃないが「大人」のイメージとは程遠いものであった。
今回の「大人のボス」はコーヒー飲料、つまり「コーヒー」よりも豆使用量が少ない。
ただし、普通のコーヒーでも多量のミルクで割れば全体比として豆使用量が下がることはある。
「豊かなミルク」と書いてあるので、豆使用量が低いのはこのミルクのせい、
つまりはミルク感タップリの仕上がりになっているものと期待してもよいだろうか?
甘さ控えめ×豊かなミルク
COFFEE WITH FINE MILK, SMOOTH AND CLEAR TASTE
厳選したコク深いコーヒーに味わい豊かなミルクを加え、甘さ控えめで仕上げました。
上質なひとときを楽しめる、洗練された大人のボスです。
原材料名 : 牛乳、コーヒー、砂糖、脱脂粉乳、食用油脂、デキストリン、食塩、香料、
カゼインNa、乳化剤、安定剤(カラギナン、セルロース)
カロリー表示なし
開缶時の香りはクセがなくノーマル。
ひと口目は結構甘く感じるが、よく味わってみると、飲み進むほどに甘さが抑えられていることがわかる。
通常製品より20〜30%は砂糖を減らしている感じだ。
ただし、能書きから推測されるほどにはミルク感が強くない。
ミルク感が強くない(ミルクで薄められているワケではない)のに「コーヒー飲料」規格に収まっており、
結果的にはコーヒー感・ミルク感・甘さの全てが半端に薄いという、ある意味最悪なバランス。
コーヒー自体は中煎り〜深煎りの香りだが、ボスにしては締まりを感じない。
酸味は弱めだが、ミルク重視の製品にしては酸味があるほうだと思う。
後味は嫌味が無い。 というより、後味がほとんど残らない。
◎総評
原材料表示でわかるように、ずいぶんと色々な材料を用いて作られている。
しかし、そうやって組み立てられた最終的な仕上がりは、「大人の」でも何でもなかった。
コーヒーが「大人」を主張するのであれば、甘さ控えめだけではダメであろう。
コーヒー感かミルク感、あるいは香り、どれか一つでいいから突出させてみても良かったと思う。
そして何より、この製品はメインストリーム系なのに「ボスらしさ」がほとんど感じられなかったのが残念だ。
キリッと締まりのある香ばしさや、強めながらも全体バランスのとれた甘さが魅力のブランドなのに。
何をもって「大人のボス」と命名したのか。
社内モニターでも「これこそ大人の味」と全員一致でゴーサインが出たのか。
この中途半端な味を「大人の」と銘打つだけの、合理的な理由を聴取したいものである。
◎評価
☆☆☆☆☆★★★★★ (5点)
(文責:紫布)
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2013年05月09日
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