独断法人・日本缶コーヒー評価機構

ペットボトル全盛時代に待ったをかける、素晴らしき缶珈琲の世界…なんつって。ブヒャヒャ

サントリー

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ガテン系従事者の癒しの一本を意識したという、
甘くて香りの強いボスのラインナップ。
しかし、例外もあるにはある。
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↑賞味期限が18日後に迫る、スリリングな試飲となった。


◇ワイルド感あるが、しつこくキレを欠く


◎アイス/ホットの別
アイス


◎試飲環境
8月中旬夕方、空調の効いた快適な室内



◎インプレッション
当事務局から数分歩いた所に、その自販機は立っていた。
既にカタログ落ちした懐かしい各社製品が雑多に詰め込まれている。
(120円のフルプライス販売なのが気に入らないが……)
「ポッカ 吟醸仕立て 糖類ゼロ」「アサヒ ワンダ アフターショット」など。
その中で、とりわけ懐かしいシルバー缶を見つけた。
それが今回の「ボス スイッチショット 超深煎り微糖」である。
購入してみると、なんと賞味期限が今月末に迫っている。
昨年の真夏に製造され、ほぼ丸一年の熟成期間を経たセミ・ヴィンテージ。

仕事モードへの切り替えにスイッチショット。
スッキリした口当たり。キレのある苦味。
超深煎り豆をブレンドしたシャープな微糖です。


微糖と書いてあるが、砂糖は使用していない。 なぜ「砂糖ゼロ」とアピールしないのだろうか。

さて味であるが、シルバーの缶から想像できるように、甘さ控えめでミルク感は弱く、苦味が強い。
「シャープな」という売り文句に即したワイルドで攻撃的な味わい。
しかし、稀薄感がかなり強く、苦味が強いくせに薄く感じるものだから、どうしても不自然感を拭えない。
また、超深煎りで発生したエグ味が後味にしつこく残存する感じで、
飲み口はシャープでも、後味はシャープではない。
後味を重視する当機構においては、ここはマイナスポイントとなろう。
甘味料の使用は微量で、さほど気にならないレベルである。



◎総評
酸味とコクが決定的に不足しているせいで、飲み応えが弱い。
苦味と微糖でワイルド感を演出していながら、コーヒーとしての満足感を得られない。
モデルとして短命に終わったのは、そんなところに理由があるのかもしれない。
「旨い」よりも「薄い」が目立ってしまい、常飲製品としての決め手に欠けるのだ。

しかし、製造終了したモデルにアレコレと批評を加えるのも妙な話である。
サントリーボスは昨年度後半から技術面が著しく向上している印象を受けるが、
当製品のような捨て石を踏み越えてこそ、現在のボスがあるのかもしれない。



◎評価
☆☆☆☆☆★★★★★ (5点)


(文責:紫布)

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◇まろやかなコク、趣味の良い酸味


◎アイス/ホットの別
アイス


◎試飲環境
8月上旬夜、適度に空調の効いた室内



◎インプレッション
加糖系製品においては「ガテン系の人が飲みたくなる甘さ」を目指しているボスだが、
いずれもコーヒー部分はなかなか香り高い本格的なものが多い。
では、無糖ブラックはどうであろうか。
最初のボスブラックは何度か飲んでいるが(未レビュー)、
この最新のボスブラックは今回が初めてである。

ボスのブラックは以前に「シルキーブラック」を試飲している。
http://blogs.yahoo.co.jp/jpcancoffee/16469539.html

今回試飲のブラックはこの「シルキーブラック」で採用した技法をフィードバックしており、
深煎り荒挽き豆を低音でドリップしたドリップコーヒーと、エスプレッソ抽出したものをブレンド。
そのココロは「雑味なし」であるという。

開缶時の香りはとても良好。 強い香りではないが、コーヒー好きにはたまらない甘い香りだ。
味わいは、雑味・苦味が抑えられて少しおとなしい印象だが、豆のコクとソフトな酸味がじつに爽快。
全体に気品を感じさせると同時に、決して薄さを感じさせない本格感がある。
なんともバランスに優れたブラックである。



◎総評
加糖製品がやや甘すぎるきらいがあるボスラインナップの中で、
缶コーヒーメーカーとしての実力をあらためて見せつけてくれたと言える。
ブラック缶好きなら、嫌う人はほとんどいないと思われる適度な本格感。
無香料でしっかり仕上げたバランスの良さは、ブラックの定番になり得る。
香りの強さの点ではポッカアロマックスブラックに譲るものの、
さしたる不満を感じない完成度を備えた、万能性の高いブラック。



◎評価
☆☆☆☆☆☆☆☆☆★ (9.5点)


(文責:紫布)

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◇高尚な香りとドッシリしたコク


◎アイス/ホットの別
アイス


◎試飲環境
7月下旬午後、空調の効いた快適な室内



◎インプレッション
当機構では人工甘味料入り微糖製品を蛇蝎のように嫌っている。
ましてや、能書きでなく製品名そのものに「微糖」の2文字を使用するに至っては、
当機構に対する挑発行為の一つではないかと邪推してしまうところである。
しかし、あくまで試飲は冷静且つ公平に、がモットーである。

高級豆使用を高らかに謳う製品であるが、あまりその点は意識せずに試飲してみた。
香りはボスらしい華やかさで品がある。酸味は穏やかなほうだが、香りとよくマッチしている。
苦味は潔く、舌に残りにくくサッパリとしている。
「抽出の最後の部分は使用していない」ということで、エグ味がほとんどない。
強いコクと香りを持ちながら、エグ味やクセが全く無いのは特徴的であり、
良くも悪くも個性が前面に出ているJTや伊藤園とは対極のポジションにある製品といえる。

さて、人工甘味料について。
100gあたり17kcalというかなりの微糖製品であるが、甘さは決して控え目ではない。
ところが、意外にも飲んでいる間は甘味料の味をほとんど感じさせない。
コーヒー自体のコクと香りの強さが助けている部分もあろう。
ただし、飲み終わって2分ほど経過してから、徐々にアセスルファムカリウムの味が感じられた。
他の微糖製品に比較すればずっとマシなレベルである。



◎総評
コーヒー部分は、まさにホンモノの旨さと表現して差し支えないと思う。
缶コーヒー欲をバッチリ満たしてくれる濃厚なコクを持ち、強めのミルク感も優秀である。
それだけに、「ぜひこれを人工甘味料なしで飲んでみたい」と思わされる。
甘味料の影響をよく抑え込んでいる印象があるので、常飲に供することも不可能ではないが、
同じくコーヒー感濃厚で香りの良いレインボーマウンテンという選択肢もあるため、
評価上、それより先のステージには上がらない。



◎評価
☆☆☆☆☆☆☆★★★ (6.5点)


(文責:紫布)

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◇心地よいコーヒー感 「甘さ控えめ」は嘘


◎アイス/ホットの別
アイス(アイス専用品)


◎試飲環境
7月中旬昼過ぎ、快適な室内にて



◎インプレッション
アイス専用のミルク少なめ製品としては珍しく、通常の190gショート缶である。
「地中海ブレンド」といっても、地中海産コーヒー豆を使用しているワケではない。
(当然のことながら地中海はいわゆるコーヒーベルトから外れており、コーヒーは栽培されない)
「南仏など地中海のリゾート地で愛飲されるフレンチローストの豆を中心にブレンド」とある。
つまり「シアトルスタイル」などと同じような意味合いである。

甘さ控えめとは書いてあるが、甘さは普通の缶コーヒーとほとんど変わらない。
ミルクが少ない分、むしろ甘さは強調されているように感じる。
これには、砂糖を減らした分アセスルファムカリウムを補填した、いわゆる「微糖」の部類だからである。
単独で飲んでも人工甘味料特有の苦味と後味がわずかに感じられるが、
塩気の効いたスナック菓子を食べながら飲むと、このエグ味が一層強調されることに気づいた。

コーヒー自体は、穏やかな酸味と華やかなコーヒー香を備え優れた品質であるだけに、
甘味料の構成だけが本当に悔やまれるところである。



◎総評
砂糖を減らして人工甘味料を用いる手法は一般的に、カロリー控えめを強くアピールするためのものである。
しかしこの製品には、カロリー表示が無い。
製品カラーとしても、ローカロリーを意識するようなカテゴリではないのだが、
どうしてわざわざ人工甘味料を使用するのか理解に苦しむ。
この製品にも、人工甘味料使用製品として筆者が最も忌み嫌う、
「甘さ控えめ」「すっきりとした」という表記が躍っている。

カロリーを減らすのが目的でもないのにアセスルファムカリウムを使用するというコトは、
「アセスルファムKを使用するとスッキリした美味しい飲料が出来る」
という極めて危険な思想がサントリー開発陣を支配しているというコトになろう。

カロリーを気にする消費者が増えている以上、人工甘味料入り飲料も一定の意義があるのかもしれない。
しかし当製品のように、カロリー減を謳うわけでもないのに人工甘味料を使用することは、
長い年数をかけて徐々に消費者の舌を鈍らせ洗脳しようという、
ビバレッジ各社の共同プロジェクトなのではないかと邪推してしまう。

とにかく、当製品はコーヒー自体がとても良く出来ている。
人工甘味料なしで作り直して欲しいものだ。



◎評価
☆☆☆☆☆☆★★★★ (6点)
※人工甘味料の味さえしなければ8点以上


(文責:紫布)

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◇砂糖ゼロでこの味なら大したもの


◎アイス/ホットの別
アイス


◎試飲環境
7月中旬夜、快適な室内



◎インプレッション
砂糖ゼロ使用、つまり人工甘味料のみで甘みをつけたという、
通常筆者が最も忌み嫌うタイプの製品である。
しかし飲んでみると、まず強いミルク感が全体にまったりしたマイルドさを与えており、
甘味料の構成比も苦味や嫌味の少ない、上手な使い方となっている。
香りは特に良いほうだとは思わないが、とにかく人工甘味料の使い方が珍しく秀逸。

しかし、飲み終わって3〜4分経ってから、ジンワリと人工甘味料の後味がやってきた。
少量のミネラルウォーターなどで口直ししておけば問題ないとは思うが、
缶コーヒーには後味も重要な要素であるとの認識から、これはマイナス要素である。



◎総評
「食後」の余韻は良くても、「この製品の飲用後」の余韻はあまり良くない、と結論づけてみる。
インプレッションで述べた通り、飲んでいる間はさほど悪くないマイルドな缶コーヒーだが、
最後の最後に人工甘味料100%の弊害が、少ないながらも感じられる。

そしてなんといっても、
「砂糖を使わないことで、後味のコクと旨味がより一層ひき立ちました」
というトンマな能書きが大問題である。
この能書きは事実上「砂糖よりも人工甘味料のほうが美味しい」と主張しているものと判断され、
どうしても不快感を禁じ得ないところである。
当ブログで何度も主張してきたが、人工甘味料使用製品に「スッキリした甘さ」というフレーズを用いるのは、
人工甘味料を「善なる添加物」として徐々に消費者を洗脳するメーカー側のポジティブキャンペーンである。
この部分で、点数評価も減点せざるを得ない。



◎評価
☆☆☆☆☆☆★★★★ (6.5点)


(文責:紫布)

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