独断法人・日本缶コーヒー評価機構

ペットボトル全盛時代に待ったをかける、素晴らしき缶珈琲の世界…なんつって。ブヒャヒャ

JT

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タバコなんか作ってるより、缶コーヒーだけ作っていればいい。
そう思わせるほどのパンチの効いた製品が多いルーツシリーズ。
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◇面白い味ではあるが
 

◎アイス/ホットの別
アイス
 

◎試飲環境
2月中旬夜、夜勤に向かう電車内にて
 
 
 
◎インプレッション
キワモノ揃いのルーツexplorerシリーズから、ついに紅茶コーヒーの出現だ。
マリアージュとは、ワインとツマミの好相性などを指す言葉としてよく使われるが、
コーヒーと紅茶の相性とは果たして如何に?
コーヒーとココアを合わせた「カフェモカ」は古い歴史を持ち、
昨年はジョージアから抹茶コーヒーもデビューしている。
しかしさすがに、紅茶との組み合わせは初体験だ。
 
コーヒーをおいしくする
紅茶の香り
 
コーヒーの旨みを引き立てる、
紅茶の香り。コーヒーと
紅茶が出会って、新しい美味しさが
生まれました。
 
コーヒーと紅茶のマリアージュ
 
原材料名 : 砂糖、コーヒー、濃縮乳、紅茶、乳化剤、香料、カゼインNa、酸化防止剤(V.C、V.E)
100g当たり30kcal
 
開缶すると、コーヒーと紅茶の半々の香りがする。
しかし、口に含んでみると圧倒的に紅茶の香り・味・渋味が強い。
むしろコーヒーが完全に隅に追いやられている印象だ。
ミルク弱めなので、ストレートティーにわずかなコーヒーとミルクを加えたような感じ。
コーヒーとしてでなく、全く別の新しい飲み物として捉えた場合、面白い味ではある。
しかし、いかんせんコーヒーが弱すぎであろう。
品名「コーヒー」なので、コーヒー豆を5g/100g以上使用しているハズなのだが、
要するに紅茶の香りというものは、かくもコーヒーの持ち味を駆逐するほど強力なのであろう。
 
 
 
◎総評
「コーヒーとして捉えなければ」
「全く新しい飲み物として考えれば」
などと言ってみてたところで、ここは缶コーヒーを評価するブログであり、
この製品は曲がりなりにも「缶コーヒー」として発売されている。
その意味で忌憚なき評価をするならば、
「全くダメ」
と言わざるを得ない。 コーヒー部分が完全に埋没してしまっている。
コーヒーの香りをつけた紅茶という扱いで、日本缶紅茶評価機構(そんなのあるかどうか)に任せておこう。
 
ともあれ、ルーツexplorerの次回作に期待…… できるのだろうか果たして(苦笑)
 
 
 
◎評価
☆☆☆★★★★★★★ (3.5点)
 

(文責:紫布)
 
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◇単なる薄いミルクコーヒー……
 
 
◎アイス/ホットの別
ホット
 
 
◎試飲環境
10月下旬早朝、快適な自室内にて
 
 
 
◎インプレッション
アロマインパクトの最新製品は、まるでミルクティーのようなデザインの缶が特徴的なラテである。
(最初ミルクティーかと思って素通りしそうになった)
そのセブンイレブンではホットしか置いておらず、わざわざ冷やして飲むのも煩わしいので、
今回は例外的にホットのまま試飲することにした。
製品カラーからみても冬の市場を意識したものであり、多分ホットが前提の製品であろうという判断だ。
100g当たりの豆使用量が2.5g以上5g未満の「コーヒー飲料」に分類される製品である。
 
まろやかミルクが
活きた“カフェオレ”
甘さ控えめ
 
原材料名 : 濃縮乳、コーヒー、砂糖、デキストリン、植物性油脂、乳化剤(大豆由来)、カゼインNa、香料、
        酸化防止剤(V.C、V.E)、安定剤(カラギナン)、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)
100g当たり31kcal
 
商品名には「ラテ」とついているのに、能書きには「カフェオレ」と書いてあるのが奇妙だ。
カフェオレとカフェラテは違うものなのに……
(カフェオレはドリップ抽出、カフェラテはエスプレッソ抽出)
砂糖を2.5g以上使用しているためか、甘さ控えめで甘味料入りでも「微糖」の表示ができないようだ。
しかし逆に言えば、我々にとって「微糖と書いてないのに人工甘味料入り」という最悪の製品でもある。
 
コーヒー飲料カテゴリなので、コーヒーの濃厚さにははじめから期待していない。
したがって、能書きからも原材料からも窺い知れる「ミルク感」に期待して試飲してみた。
しかし、確かに原材料相対的にはミルク感を強めに感じるものの、液全体がかなり薄い。
確かに甘さも控えめで、人工甘味料がほとんど気にならないレベル(濃縮乳や植物性油脂の作用か)。
しかし、その全体の薄さは「ダイドーアメリカンコーヒー(350g缶)」なみといっても過言ではない。
クセの少ない万人向けの組み立てと言えなくもないが、このインパクトの無さはどうだ。
これは、カフェオレないしカフェラテに求められる物ものと少々違うのではないか。
 
 
 
◎総評
アロマインパクトの一員とはいいながら、この薄さは「インパクト」など全く感じない。
決定的なマズさこそ無いものの、立ち位置のあやふやな製品だ。
ゴージャスな缶デザインだけが空転している。
一応アイスでの試飲も考えねばならないが、推して知るべしと言えなくもない。
 
 
 
◎評価
☆☆☆☆☆☆★★★★ (6.5点)
 
 
(文責:紫布)
 
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◇悪い意味での先祖返り
 
 
◎アイス/ホットの別
アイス
 
 
◎試飲環境
10月下旬夕方、涼しい駅のホームにて
 
 
 
◎インプレッション
昨年秋に発売されたルーツ「アロマインパクト」シリーズもすっかり定着した。
当初3種類でスタートした後、程なくしてデミタス仕様の「プレミアムリッチ」をリリース。
これはコーヒー感・濃度感・乳成分のコクに至るまで申し分ない出来栄えであった。
さて、今回発売された165gデミタスはどうであろうか。
筆記体で「Espresso taste」と書き添えられている。
 
コーヒーの深みあるコクをミルクとクリームで
包み込んだまさに「癒し」の味わい
 
原材料名 : 濃縮乳、砂糖、コーヒー、クリーム、
        乳化剤、カゼインNa、香料、酸化防止剤(V.C、V.A)
100g当たり44kcal
 
生乳でなく濃縮乳を原材料筆頭に持ってくるという、思い切った構成だ。
試飲した感じではそれほど濃度感は高く感じられず、乳成分が必要以上に強調されている。
ミルクのコクはあるのに、口当たりはむしろダルで締まりが悪い。
香りは悪くはないものの、後味にココアっぽい香りが残り、乳成分のコクもややしつこい。
これらは、デミタスに求められるものと少し違う気がする。
甘さはかなりの強さだ。

 
 
◎総評
デミタスとは本来、小さなカップ一杯でビシッと満足させるボディの強さが売りのはず。
しかもエスプレッソテイストとまで書いてあるのだから尚更だ。
しかし残念ながら、この製品は「濃縮乳でミルクっ気を強調した少量コーヒー」に過ぎない。
全体の味わいはかつての「デミタスエッセンツァ」に逆戻りしてしまった感がある。
その上、ココアのような後味のクセが加わってしまい、むしろエッセンツァよりも評価を下げざるを得ない。
やはり昨年の「プレミアムリッチ」は突然変異的傑作に終わってしまったようだ。
 
 

◎評価
☆☆☆☆☆☆★★★★ (6.5点)
 

(文責:紫布)
 
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◇リアルブレンド直系「ルーツのルーツ」
 
 
◎アイス/ホットの別
アイス
 
 
◎試飲環境
10月中旬夜、快適な自室内にて
 
 
 
◎インプレッション
JTはルーツブランド発足時から、「リアルブレンド」というメインストリーム的シリーズを発売してきた。
初代ルーツの銅色缶から、ロイヤルミックスに至るまで。
そして、昨年10月のアロマインパクトシリーズ発売に伴って「リアルブレンド」の文字は消えてしまったが、
その開発思想は「アロマインパクト マスターズ」、そして今回の「リアルスピリット」に脈々と継承されている。
すなわち、ワイルド感を兼備した軽快な香ばしさと、強めの甘さ、そして特有のミルク感。
「リアルスピリット」の名は、明らかにこのリアルブレンドの系譜に連なる製品であることを暗示しているようだ。
roots of Rootsの文字が示すとおり、原点回帰を強く打ち出した製品である。
 
コク・キレ・アロマ
 
新時代のコーヒーの“原点”を目指し
品質にこだわり続けてきた「Roots」
その思想の原点に立ち返って
創り上げた「コク・キレ・アロマ」
 
原材料名 : 砂糖、コーヒー、クリーム、濃縮乳、脱脂粉乳、カゼインNa、乳化剤、
        酸化防止剤(V.C、V.E)、香料
100g当たり33kcal
 
まさに11年前から変わらぬ、JT特有の男性的な香ばしさが心地よい。
香料使用量はギリギリに抑えてある感じで、クセが無く品がある。
苦味が活かされた組み立てと、これまたJT得意の「濃縮乳」「クリーム」の効果で、コク・濃度感ともに強い。
ただし、数値で見る以上に実際の甘さがかなり強く感じる。
甘さを抑えればもっと旨くなるか? といえば、それはそれで疑問だが、
甘さのせいで後味が結構しつこいのは事実である。
この甘さを助長しているのは、クリーム等の濃厚な乳成分かもしれない。
 
 
 
◎総評
甘さが若干強いものの、JTルーツの良心として超然たる存在感を放ち続ける「リアルブレンドの血統」。
うんと良く冷やして一気に呷れば、甘さもあまり気にならずに、その香ばしさとコクを享受できよう。
 
実は,JTが「HALFTIME」を廃して「Roots」ブランドを立ち上げた当時、
筆者の一番のお気に入り缶コーヒーがルーツリアルブレンドであった。
その後は、他社のさらなる本格派製品の登場や、自身の嗜好の変化もあって、
リアルブレンドは自分にとって「一番」ではなくなっていった。
しかし、こうして最新のリアルスピリットをひと口飲んだだけで、11年前のルーツ登場時の印象が蘇った。
つまり「原点回帰」という宣伝文句は間違っていないのである。
同時に、自身の缶コーヒー批評人生をも改めて認識させられ、感慨深い試飲であった( ´ー`)
 
 
 
◎評価
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆★★ (8点)
 
 
(文責:紫布)
 
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◇飲むほどに微糖が鼻につく、残念な作り
 
 
◎アイス/ホットの別
アイス
 
 
◎試飲環境
7月中旬午後、空調の効いた快適な自室内にて
 
 
 
◎インプレッション
最初の「トラジャブレンド」だけが超傑作で、以降は期待ハズレが続くexplorerシリーズ。
第5弾となる当製品は、3連続となる人工甘味料系でもあり、ますます試飲欲が殺がれるところだ。
 
アジア産豆ブレンド
 
コク・キレ・微糖
 
“アジアの香り”が包みこんだ、
コクある飲み心地、キレある苦み。
 
原材料名 : コーヒー、濃縮乳、砂糖、香料、乳化剤、カゼインNa、酸化防止剤(V.C、V.E)、
        甘味料(アセスルファムK、スクラロース)
100g当たり13kcal
 
アロマの名を冠しながら、香料の添加量が原材料中第4位というのが気になる。
そもそもJTはルーツアロマブラックで「大量の香料によるインチキアロマ」を具現しているメーカーだ。
もう、試飲欲ダダ下がりのまま試飲に移った。
 
コーヒー部分そのものは初代のトラジャブレンドに近い、酸味が無く上品な香り。
トラジャがインドネシア・スマトラ産であり、アジアコーヒーの代表格としての存在感が強いため、
当製品のように「アジア産」を強調するのならば、このようなブレンドになるのも頷ける。
適度なコクと素直な苦味があり、素性は決して悪くない。
しかし、人工甘味料の悪影響は如何ともしがたい。
ひと口、ふた口と飲み進むうちに、甘味料臭がどんどん表面化してきて不快だ。
稀薄感はそれほど感じないが、ミルクっ気がかなり弱いため、甘味料の後味が際立つ。
 
 
 
◎総評
なぜこの製品を微糖にする必要があるのだろう。
豆やブレンド法など、他とはひと味違う独自の方向性が魅力であるはずのexplorerシリーズだが、
人工甘味料を添加してしまっては、コーヒーの旨さが覆い隠されてしまう。
健康志向・ダイエット志向の製品ならともかくとして、当製品のカラー的には微糖はお門違いであろう。
「人工甘味料を入れると、どれもこれも同じ味になる」──── このことに早く気づいて欲しい。
コーヒー部分が悪くないだけに、余計残念だ。
 
 
 
◎評価
☆☆☆☆☆★★★★★ (5.5点)
 
 
(文責:紫布)
 
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