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◇とにかく何もかもが薄い
◎アイス/ホットの別
アイス
◎試飲環境
3月下旬夜、夜勤開始前に
◎インプレッション
迷走するルーツエクスプローラーの第4弾はなんと「エスプレッソテイスト」、 つまり「エスプレッソじゃないけどエスプレッソ風」という中途半端な製品らしい。 通常エスプレッソ+ミルクなら「カフェラテ」になるが、これはエスプレッソでないのでカフェオレということだ。
しかも豆使用量が少ない「コーヒー飲料」に分類され、さらに人工甘味料入りの微糖仕様。 ただでさえ薄い「コーヒー飲料」なのに、コーヒー感や濃度感を著しく減衰させる甘味料入り。 ESPRESSO TASTE
しっかりミルク感
すっきり苦み
しっかりとしたミルク感と、エスプレッソの
ような深いコク、すっきりした苦みが特徴
の微糖仕立てのカフェオレです。
原材料名 : 濃縮乳、コーヒー、砂糖、全粉乳、デキストリン、香料、乳化剤、カゼインNa、
酸化防止剤(V.C、V.E)、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)
100g当たり23kcal
能書きはやたらミルク感や苦味をアピールしているが、どうも胡散臭いことこの上ない。 試飲の結果、そのミルク感や苦味とやらを含め、全要素が稀薄そのものであった。
香りが薄く、甘さもミルク感も薄く、苦味も薄く、後味も何も残らない。 水みたいに薄く感じるこれを、よくもエスプレッソテイストなどと言えたものだ。 コーヒー感の弱さを助長しているのは間違いなく人工甘味料だが、 人工甘味料そのもののしつこい後味はそんなに感じない。 つまり、とにかくあらゆる要素が全方位的に薄い。 マズいのではなく「薄い」。
◎総評
ルーツエクスプローラーの方向性がサッパリわからなくなってきた。 充分に吟味を尽くしたとはとても思えない商品を2〜3週で淘汰させる繰り返し。 初代のトアルコトラジャという「つかみ」だけが優れていたに過ぎず、 以降は製品を重ねるごとに深刻な没個性化が進行している。 薄くて味気なく、二度と手に取りたくない味の当製品。 だいたい、「エスプレッソのような」とは何事だろう。 あまりにも個性や主張に乏しい、徹底的に薄くて魅力の無い、本当にひどい製品だ。
次は一体どんな凡作をリリースしてくるのだろうか。
◎評価
☆☆☆☆★★★★★★ (4点)
(文責:紫布)
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JT
[ リスト | 詳細 ]
タバコなんか作ってるより、缶コーヒーだけ作っていればいい。
そう思わせるほどのパンチの効いた製品が多いルーツシリーズ。
そう思わせるほどのパンチの効いた製品が多いルーツシリーズ。
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◇こりゃあマズいわ!
◎アイス/ホットの別
アイス
◎試飲環境
3月上旬昼、快適な自室内にて
◎インプレッション
夜勤を終えて自宅でノンビリし、昼前に眠くなってウツラウツラしていると、
プルプルプルッという微妙な揺れの後に、振幅の大きなゆっくりした揺れを感じた。
「これは遠方で大きな地震があったな」と確信してニュースを見ると、宮城県沖でM7.2。
中越地震の時の東京も同様な揺れであったことを思い出す。
こうして安眠を妨げられて目が冴えてしまった筆者は、気分転換に缶コーヒーの試飲をすることにした。
ルーツのexplorerシリーズは、どんどんおかしな方向へ邁進してしまっている。
第1弾「トラジャブレンド」で圧倒的な品質を見せたかと思えば、
第2弾は早くもカフェモカという形で本格コーヒーから離脱。
そしてこの人工甘味料使用の第3弾に至っては、「高級豆」「砂糖ゼロ」というウンザリ構成。
(以下は缶表記)
砂糖ゼロ
すっきりした甘さとミルク感。
砂糖を使わず仕上げたこだわりゼロ。
(以下はJTルーツ公式サイトより)
「砂糖ゼロ」で、
すっきり甘く、しっかりコクも。
●じっくり焙煎で旨みを引き出した厳選高級銘柄豆ブレンド。
●絶妙な甘さとミルク感の飲み応えある味わい。
●砂糖を使わずにすっきりした甘さに仕上げました。
………(#-"-)
もういい。 四の五の言わずにとにかく試飲してみる。
原材料名 : コーヒー、濃縮乳、乳化剤、カゼインNa、酸化防止剤(V.C、V.E)、
甘味料(アセスルファムK、スクラロース)
100g当たり11kcal
薄い。
いや、薄く感じるのは恐らく人工甘味料の副作用だと思われる。
甘味料の存在がコーヒー全体の風味に与える影響までは抑え切れていない感じだ。
液色・実飲ともにミルク感が非常に弱く、このことも人工甘味料の風味を際立たせてしまっている。
そもそも「絶妙の甘さ」と言っておきながら、結構甘みが強く、しかもその甘みは100%甘味料によるものだ。
そして、飲み進むほどに甘味料の味が口の中を支配してゆき、もはやコーヒーとしての旨みなど感じなくなる。
そして、後味はもう典型的な人工甘味料のそれであり、飲後感はかなり不快である。
ミルク感もコーヒー感も残らず、変な苦味とエグ味が長時間にわたって口中に蔓延する。
缶コーヒーを一本飲んだ後に享受できるハズの充足感は微塵も無く、逆に嫌悪感と虚無感が襲ってきた。
◎総評
糖類ゼロ・人工甘味料使用なのでマズさは当然予測できていたが、まさかここまでとは。
子供の頃、小児科で処方されたシロップ状の風邪薬のほうがまだマシな味だったと思う。
高級豆もじっくり焙煎も濃縮乳も、全く以て無意味に感じられてしまうほど、甘味料が味を支配しすぎている。
キリンファイア「スイートショット」に比べればまだマシだが、これを「絶妙の甘さ」というのはウソだ。
だいたい、人工甘味料を「すっきりした甘さ」と表現するのをやめろと、筆者に何百回言わせれば気が済むのか。
砂糖よりもすっきりしていて超低カロリー?
そんなふうに全ての面で砂糖より優れているというのなら、砂糖は不要という結論に達しないか?
かくしてexplorerシリーズは迷走してゆくのみか。
シリーズに期待しすぎた筆者が愚かであった。 今後は同シリーズに対する幻想は捨てよう。
◎評価
☆☆☆★★★★★★★ (3点)
(文責:紫布)
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◇アロレボの劣化版か 安っぽい味と香り
◎アイス/ホットの別
アイス
◎試飲環境
2月下旬昼、快適な自室内にて
◎インプレッション
ウガンダ産コーヒー豆をブレンドしたというこの製品、内容量275gで140円。
缶デザイン(リシールボトルにフィルム巻き)はウガンダの野生動物で、全4種類であるという。
今回の試飲品(写真)はウガンダコーブ。
豊かな味わい ウガンダブレンド
……じつは、製品自体には上記以外に特にコーヒーとしての特徴が記載されておらず、
ウガンダという土地や、デザインされている動物についてのごく簡単な説明があるだけだ。
そこで、JTサイトからもう少し詳しい説明を引用してみる↓
しかし、ルーツのボトル缶加糖ミルクといえば「アロマレボリュート」「ビッグマウンテン」が思い出される。
いずれも、香料バリバリの個性的過ぎる風味が特徴だった。
そういえば、このソウルウガンダの登場とほぼ同時に、ビッグマウンテンが姿を消したような気がする。
「アフリカ豆シリーズ」としての後継品という位置づけなのだろうか。
あまり期待せずに試飲してみる。
原材料名 : 砂糖、濃縮乳、コーヒー、植物性油脂、カゼインNa、乳化剤(大豆由来)、
香料、酸化防止剤(V.C、V.E)、シリコーン
100g当たり34kcal
やはり、口当たりも香りもアロマレボリュートと共通の、クセの強いものだ。
アロレボほど強烈ではないが、やはりこれは人を選ぶだろう。
全体に、いろいろ混ぜ物をして「作られた味」の印象が強く、コーヒーそのものを楽しんでいる雰囲気ではない。
味わい自体はむしろ浅煎り系のアッサリした酸味があり、コッペパンなどと合いそうな感じ。
ミルク感はさほど強くないが、特別に不足を感じるほどのレベルではない。
ただやはり、この香りは敬遠される場面もあろう。
コーヒーとしての芳香とは少し違う、薬品のような臭いがわずかに感じられることも看過できない。
後味もややしつこく、快適とはいえない。
◎総評
アロマレボリュートを少し薄くしたような味はまさに「スペックダウン」、劣化版の様相。
ビッグマウンテンと比較しても、あちらのほうがわずかにスッキリ感があったように思う。
ホット対応缶ではあるものの、ホット試飲をする気があまり起きない、魅力に欠ける製品であった。
缶デザインは写真のウガンダコーブのほか、ライオン、マウンテンゴリラ、そしてカンムリヅルがあるが、
コレクションしたいともあまり思わない。
◎評価
☆☆☆☆☆☆★★★★ (5.5点)
(文責:紫布)
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◇コーヒー重視のミルキーなカフェモカ
◎アイス/ホットの別 アイス ◎試飲環境 2月中旬、夜勤前に ◎インプレッション
ルーツの新シリーズ「Roots explorer」第2弾。 同シリーズ第1弾で筆者があれほど絶賛・高評価した「ルーツ トラジャブレンド」が、 最近になってアッっという間に店頭から姿を消してしまった(JTサイトではまだ現行モデルとなっているが)。
で、代わりに登場したのが、よりによってカフェモカとは…… これは評価も厳しくせざるを得まい。
コーヒーにココアまたはチョコを効かせた「カフェモカ」はあくまでデザートカフェであり、 コーヒーとしての旨さを追求した飲み物ではないからだ。 単なるカフェモカならばそれでいいが、何といってもトアルコトラジャの後釜だ。 Roots explorerシリーズがトアルコトラジャのような本物志向で続くものと期待していただけに…… おいしさにこだわるRootsと
Mary'sから、こだわりのコーヒー にチョコレート風味がマッチした、 贅沢な味わいをお届けします。 原材料名 : 濃縮乳、砂糖、コーヒー、全粉乳、水飴、ココアバター、
食用油脂、香料、乳化剤、カゼインNa、酸化防止剤(V.C、V.E) 100g当たり39kcal 想像していたよりもコーヒー寄りの味わいだ。
大抵のカフェモカは、チョコを強調しすぎてコーヒーがほとんど目立たず、 単なるコーヒー風味のココアのような味になってしまっているものが多いが、 この製品はあくまでコーヒーとしてのスタンスを堅守しつつ、チョコを程よく効かせている。 全体に薄い印象があるのが残念だが、そんな中でもミルク感は確かだ。 ここはJT得意の素材「濃縮乳」が活かされた組み立てで、チョコフレバーによく合っている。 ミルク+コーヒー+チョコなので、強めの甘さは当然これにマッチしており、 後味にもクセがなく、飲後感は爽やかである。 ◎総評
缶入りカフェモカとしてはなかなかの完成度といえるこの製品。 しかし、やはりこれがRoots explorerシリーズの一つなのだと思うと少しガッカリする。 言うなれば、かつてポッカアロマックスビターローストが販売終了して、 代わりにショボい微糖(人工甘味料という名の化学物質入り)が登場した時と似ている。 筆者が勝手にRoots explorerシリーズに過大な期待をかけていただけの事かもしれないが、 個人的に缶コーヒーメーカーとチョコレートメーカーのタイアップには何の魅力も感じない。 今回の評価点は純粋に製品完成度のみで採点することにするが、 筆者的にブランド戦略に非常に不満を持っている事を付け加えておく。 それだけ、稀少豆・無香料のトラジャブレンドが鮮烈な印象だったということだ。
◎評価
☆☆☆☆☆☆☆☆★★ (7.5点) (文責:紫布) .
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◇格調高い香りと全方位的濃度感
◎アイス/ホットの別
アイス
◎試飲環境
12月中旬夜、通勤の電車の中で
◎インプレッション
秋にアロマインパクトシリーズをリリースしたJTルーツから、
この冬、これまでになくシックな缶デザインの新製品が登場。
非常に深みのあるダークオリーブグリーンで、おでこの部分には赤みを帯びた金色の帯が配置されている。
「これは、アロマインパクトとは全く方向性の異なる製品だな」と直感した。
キーコーヒーが復活させた
“幻の名品”「トアルコトラジャ」を
贅沢にブレンドした味わいの1本
もともとルーツブランドは、発足当時からキーコーヒーとの共同開発がひとつのウリであった。
トラジャ豆はインドネシアのトラジャ島特産のコーヒーとして知られている。
インドネシア独立に伴いオランダ人が撤退した時、コーヒー農園は需要を失って放置され荒廃したが、
1978年にこれを見事に復活させたのが、他ならぬ日本のキーコーヒーである。
インドネシア産のコーヒーは酸味が全く無いのが特徴であるが、その香りとコクは評価が高い。
それを生かした製品作りができているか、とても興味がある。
原材料名 : 砂糖、コーヒー、濃縮乳、クリーム、脱脂粉乳、乳化剤、カゼインNa、酸化防止剤(V.C、V.E)
100g当たり40kcal
JTとしては非常に珍しい無香料だ。
砂糖が筆頭で40kcalというのはなかなか思い切った構成である。
開缶すると、ルーツとは思えないほどの自然で高貴な芳香が感じられる。
そして口当たりは、快感とも表現できる穏やかな苦味と、
生々しいコーヒー豆のギスギス感(良い意味)が非常に好印象。
とにかく格調高い味わいで、ミルク感も充分にある。
特に、舌に残るまろやかなコクと、鼻腔に滞留する香りに気品が感じられ、
全く嫌味の無い後味でまさにトップレベル。
甘みはやや強く、「もう少し抑え気味でも良いのでは?」とも思うが、
同時に「この甘さで正解」とも思えてしまう巧妙さがあるのは、開発陣のバランス感覚の賜物であろう。
◎総評
無香料でこの品質は素晴らしい。
ただスーッと飲んだだけではわからない絶妙のコクがあるので、
試される方はぜひジックリ味わってみていただきたい。
砂糖が多いので、「甘みが強い」というより「砂糖独特の風味」がやや立っているのだけが残念だが、
この卓越した後味は、微糖やゼロといった製品では絶対に得られない。
持続性のある優秀な後味が、休憩中のコーヒータイムに最適だ。
後味をゆっくり楽しみながら、残りの仕事に精を出す。微糖では到底無理な過ごし方である。
なお、120円製品ではあるものの、豆が稀少であるため自販機販売までは不可能らしく、
現在のところコンビニ限定商品である。
「Roots explorer」の表記があるが、この方向性でシリーズ化してくれると非常に嬉しい。
(もちろん人工甘味料・香料不使用で)
◎評価
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ (9.5点)
(文責:紫布)
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