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◇煉乳よりもスタイルそのものを楽しむ
◎アイス/ホットの別 アイス ◎試飲環境 10月中旬夕方、新青森駅にて ◎インプレッション コーヒーに加糖煉乳を加えて飲むというベトナムの習慣は知っていたが、 ついに缶コーヒーの形で登場したことには些か驚いた。 しかし、いつかどこかのメーカーが着手するだろうという予測をしていたのも事実だ。 煉乳を加えた甘い缶コーヒー自体は「ジョージアMAXコーヒー」が既にあり、 過去には傑作「明治マイルドコーヒーS」も存在した。 しかし今回の製品はハッキリと「ベトナムスタイル」と銘打っており、 これまでの煉乳缶コーヒーとは違うアプローチに期待できそうだ。 もともとミルクコーヒーの分野において一日の長があるUCCであるだけに尚更であろう。 コンデンス ミルク入り カフェ・スア 深炒りのコーヒーを細かく挽いて金属フィルターで抽出し、 コンデンスミルクを溶かして飲むベトナム式のミルクコーヒー。 そのコクと苦味を再現した、カフェ・スア風コーヒーです。 原材料名 : 牛乳、砂糖、コーヒー、加糖れん乳、全粉乳、デキストリン、乳化剤、カゼインNa 100g当たり40kcal コンデンスミルク特有の甘い香りやコクには、あまり期待しないほうがよい。 甘みの大半は加糖煉乳ではなく砂糖によるものだからだ。 この製品のキモは煉乳ではなく、細挽きでビターな東南アジアコーヒーテイストである。 荒々しく抽出したコーヒーの苦味を強い甘みと共に楽しむのだ。 濾さずに上澄みを飲むジャワコーヒーほどではないにせよ、 ベトナム式の粗濾しコーヒーのワイルド感がよく伝わってくる。 しかし、必要以上に苦いワケではなく、ある程度飲みやすくアレンジしてある。後味の渋みも心地よい。 ◎総評 誤解しないで頂きたいのは、全体のミルク分が決して濃厚とは言えないという事実だ。 飲む前にあまり味のイメージを固めてしまったりせずに、 ちょっと甘くてワイルドな缶コーヒー、程度の認識で試してみるとよいだろう。 甘みが強いので場面を多少選ぶところだが、ケーキやクッキーなどの洋菓子向きか。 なお、シングルスピリットシリーズは期間限定であるらしい。 今後の商品展開に期待したい。 ◎評価 ☆☆☆☆☆☆☆★★★ (7点) (文責:紫布) . |
UCC上島珈琲
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ミルク&コーヒーの「オリジナル」をいつまで経っても越えられない。
凡庸でダルな製品をダラダラとリリースする老舗。
凡庸でダルな製品をダラダラとリリースする老舗。
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◇バランス良好・優秀なデザートカフェ
◎アイス/ホットの別
アイス
◎試飲環境
11月下旬午後、やや寒い自室内にて
◎インプレッション
UCCのバリスタシリーズは、「バリスタ」の名に象徴されるコーヒーの本格感というよりは、
ミルクをたっぷりと使用した圧倒的ミルク感に特徴がある。
バリスタ 濃厚カフェラテ(アイス) ⇒ http://blogs.yahoo.co.jp/jpcancoffee/28096856.html
バリスタ 濃厚カフェラテ(ホット) ⇒ http://blogs.yahoo.co.jp/jpcancoffee/28143878.html
今回の製品は特に、ミルク分50%、キャラメルの香りを謳っており、コーヒー自慢の製品ではない。
しかし、いかにフレーバードカフェであれ缶コーヒーは缶コーヒーなので、当機構の守備範囲である。
乳固形分合計が3%以上の、いわゆる「乳飲料」カテゴリの製品であり、
この手の乳飲料によくある委託製造である(静岡市清水区の静岡ジェイエイフーズ)。
ESPRESSO & MILK
ミルク分50%
芳醇なキャラメルの香り
北海道産濃縮乳使用
キャラメルのやわらかな甘さが
ミルクのまろやかさと
絶妙にマッチしたフレーバーラテ。
原材料名 : 濃縮乳、砂糖、コーヒー、乳化剤、香料
無脂乳固形分4.2%
乳脂肪分1.8%
100g当たり60kcal
正直に言って、飲み始めはコーヒーをほとんど感じない。
キャラメルの芳香とミルクたっぷりの組み立てが、強い甘さを非常にマイルドに和らげている。
しかし飲み進むほどに、この旨さを大きく支えているのがエスプレッソのコクであることに気づく。
エスプレッソが他の要素とケンカせず、黙って引き立て役に徹しているという印象だが、
これだけエスプレッソが埋もれて感じるのは、逆に言えば飲み物としての完成度の高さの証左でもあろう。
もちろん、キャラメルとミルクだけではこの旨さには決して到達し得ない。
また、意外なほど後味の引きが良いので、様々なシチュエーションに対応できそうである。
◎総評
デザートカフェとしての完成度はトップクラス。
しかも、いわゆる「UCC臭」がほとんど無く、ミルク・コーヒー・キャラメル香・甘さのバランスに優れており、
デザートカフェとはいいながら、休憩時間の一服にも仕事後の一本にも、
食べ物と組み合わせずとも単体で役割をこなせそうだ。
上でも述べたように、コーヒー分は決して濃厚ではないが、「もっと濃いほうが良い」とは全く思わせない。
強いコーヒー感を味わいたい方には向かないが、嫌う人の少なそうな一本といえそう。
だいぶ寒くなってきたので、次は寒空の下、ホットで楽しんでみたい。
◎評価
☆☆☆☆☆☆☆☆☆★ (9.5点)
※甘いデザートカフェと割り切っての評価
(文責:紫布)
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◇やわらかな口当たりの無香料ブラック
◎アイス/ホットの別
アイス
◎試飲環境
8月下旬深夜、快適な自室内にて
◎インプレッション
UCCは、加糖ミルク製品に強烈な「UCC臭」があって好みが分かれるが、
ブラックは意外とサッパリして飲みやすいという印象がある。
どこでも入手できる「UCC ブラック無糖」などは、飲みやすいブラックの代表格といえる。
さて今回の試飲は、プレミアム感漂うデザインのブルマンブレンドである。
185g缶で130円であるから、実際プレミアムだ。
ホバリングしながらコーヒーの花の蜜を吸うオナガハチドリのイラストが何とも印象的。
オナガハチドリはジャマイカを象徴する鳥でもある。
UCCは1981年に日本のコーヒー
業界で初めてジャマイカで農園
事業に取り組み、直営農園『UCC
ブルーマウンテンコーヒー・クレ
イトンエステート』を開設しました。
クレイトンエステートは今年開設
30周年を迎えます。
(以上改行ママ)
UCCは単なる飲料メーカーでなく、コーヒー豆の輸入販売が本業であり、
この点においては缶コーヒー他社に圧倒的な差をつけることも可能である。
ましてや、高級豆・ブルーマウンテンを自社直営農園で栽培しているのは大きな強みだ。
100ヘクタールに13万本のアラビカ種を植栽し、日本に安定供給しているUCC。
この豆を51%以上使用している当製品の味は、どのようなものであろうか。
原材料名 : コーヒー
100g当たり0kcal
開缶時の香りは強くは無いが、極めてまろやかでクセの無い香り。
口当たりにやや稀薄感はあるものの、酸味も苦味も微弱ながらとてもバランスが取れている。
「飲みやすいUCCのブラック」はここでも健在のようだ。
味のバランスは「UCCブラック無糖」に似ているが、個性もちゃんと認められる。
ホンの少しではあるが、上質なスコッチを数滴だけ垂らしたような芳香が感じられるのだ。
また、後味のキレも上々と言えよう。
◎総評
ブルマンらしい強い酸味などが前面に押し出された製品ではないが、
ブラック缶コーヒー単体として見た場合、個人的には上位に推す。
個性という点で決して強いとは思わないが、何ともマッタリした気分になれるブラックだ。
濃厚なブラックが飲みたい時は「ポッカ アロマックス」、それ以外の時は当製品をセレクトしたい。
ただし、どこでも簡単に入手できるワケでないのが残念なところだが。
◎評価
☆☆☆☆☆☆☆☆☆★ (9点)
(文責:紫布)
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◇ホットで化けた! ホットミルク缶コーヒーの決定打
◎アイス/ホットの別
ホット
◎試飲環境
2月下旬深夜、職場休憩中に
◎インプレッション
非常に濃厚で素晴らしいものの、執拗なまでのUCC臭が唯一の欠点だった同製品。
早くもホットで試してみることになった。
果たして、加温することによってUCC臭は強調されてしまうのか? それとも全く別物に変化するのか?
……結論から申し上げよう。
完璧である。
アイスで結構しつこかったUCC臭は、熱々のホットでは見事なまでに「芳香」へと変化を遂げており、
濃厚なミルク感はさらに進化して、まるで練乳のような濃密なコクが発現している。
あまりの旨さに、猫舌で知られる筆者でもグイグイと飲み干してしまった。
「熱いうちが一番旨い」と直感できたからである。
◎総評
いやはや、ホット化でここまで化けるとは想像もつかなかった。
あの独特の強いUCC臭は加温により強調されるものと思っていただけに、かなり意外だった。
いやむしろ、もともとUCC缶コーヒーはホット向きの製品群だったのかもしれない。
今後は同一モデルに対するホット版試飲も、もっと積極的に行うべきだと感じた。
ホットで悪いほうに化ける例(たとえばボス シンプルスタイル)は確かに存在するが、
逆にホットで最高に進化を発揮する製品(たとえばネスカフェエクセラ キリマンジャロブレンド)もあり、
これは趣味的見地からいっても缶コーヒーの世界の奥深さを探求できるポイントだ。
極論すれば、缶コーヒーの種類数は、全商品数の2倍(アイスとホット)あると考えて良いのだ。
読者諸兄には、もし余裕があるならばぜひ当製品はアイスとホットの両方を試して頂きたい。
(なお、ホットのほうは本当に熱々の状態が推奨されよう)
◎評価
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ (10点)
※ 甘いミルクコーヒーカテゴリでの評価、且つホット限定での評価
(文責:紫布)
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◇どうみても130〜150円クラスの特濃ラテ
◎アイス/ホットの別
アイス
◎試飲環境
2月中旬深夜、職場休憩中
◎インプレッション
深夜のセブンイレブンで発見した新製品。 最近は「バリスタ」を売りにした製品がいくつかのメーカーから出てきているが、 この製品は有名なバリスタ云々といった能書きは特に無く、 単に商品名としてイメージを借りただけらしい。 「北海道産濃縮乳使用」「ミルク分50%」の表記、そして缶のイラストが、 非常に濃厚なミルク感を想像させて頼もしい。 当然、乳飲料(乳固形分合計3%以上)のカテゴリに入る製品であり、 伝統のUCCオリジナルの延長上の味を予感させてくれるが、 いわゆる典型的「UCC臭」ともいうべき香りの有無にも興味が湧く。 乳飲料缶コーヒーのお約束ともいえる委託製造品で、山形県天童市の三和缶詰が製造を担当。
濃厚なエスプレッソコーヒーに、 コクのあるミルクを加えた、 深み極まる「エスプレッソ&ラテ」。 原材料名 : 濃縮乳、砂糖、コーヒー、乳化剤、香料
無脂乳固形分4.2% 乳脂肪分1.8% 100g当たり60kcal これはもう、文句なしの超ミルク感だ。 それも、粉乳を使用しない自然なミルク感であり、変にカラメルっぽい香りも無く、 まさに「エスプレッソと牛乳」という理想形に近いカフェラテに仕上がっている。 かなり強い甘みも、強いミルク感のおかげでスムーズに喉を駆け抜け、 まろやかで趣味の良いほろ苦さがエスプレッソを主張する。
ただ問題はやはり、典型的なUCC缶コーヒーの香りがこの製品でも顕著である点だ。 ひと口でUCCとわかるほどの個性的な風味で、これはかなり好みが分かれる部分であり、
評価上看過するワケにはいくまい。
個人的なことを言わせてもらうならば、製品カラー的にみてUCC臭はもう少し抑えてほしかった。 エスプレッソ・ラテらしさよりも「UCCくさい」という特徴のほうが強調されてしまっているからだ。 ◎総評
UCC特有の香りを除けば、非常に完成度の高いラテであろう。 この濃度感を120円で出しているのは見事というほかない。 もちろん、UCC臭が好きだという人には最高のセレクトとなる。 あらためて、コーヒーとミルクと砂糖という三者の相性の良さを再認識する、そんな製品。 しかし、メーカー臭の無い、もっと純度の高い缶ラテとしてダイドー「ラテ・バール」が過去に存在しており、
どうしてもそれとの比較論になってしまうのが勿体無い。
※ ダイドー ラテ・バール ⇒ http://blogs.yahoo.co.jp/jpcancoffee/18340114.html
◎評価
☆☆☆☆☆☆☆☆☆★ (9点)
(文責:紫布)
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