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◇充分合格点ではあるが……
◎アイス/ホットの別
アイス(アイス専用製品)
◎試飲環境
4月下旬夜、秋葉原の路上にて
◎インプレッション
ポッカアロマックスから、アイス専用ブラックの新登場だ。
当機構ではアロマックスをブラック最高峰と位置づけているが、当製品はどうであろうか。
マンデリンを30%使用し、アイス専用にブレンドしているという。
当然ながら無香料である。
アイスのためのブレンド。アイスだけの味わい。
マンデリン豆を使用することで、深いコクと心地よい
後味のほろ苦さを実現しました。
原材料名 : コーヒー
100mlあたり0kcal
この製品を試飲後、荻窪に帰ってからすぐに「クオリティブラック」、
つまり従来のブラックも買って飲んだ。
同時試飲ではないものの、双方の味を比較することはできた。
まず香りであるが、クオリティブラックよりも一歩マイルドな印象だ。
口に含んでみると、心地よい丸みのある香りと上品な酸味が感じられる。
そのぶん、クオリティブラックのようなワイルドネスはやや影を潜めている感じがある。
クオリティブラックが強い香りと酸味で濃度感を醸し出しているのと比較してしまえば、
どうしても大人しすぎるというか、パワー、飲み応えの面で後れを取ってしまっているようだ。
それでも標準以上の優れたブラックであることに変わりは無いと思う。
後味の余韻はいかにもアロマックスらしい快適感に溢れている。
◎総評
味が濃ければ良いというものではないにせよ、この製品もアロマックスの一員である以上、
170gという少量でビシッと満足させてくれてこそ存在意義があろうというものだ。
単品評価であれば充分に合格点だが、いかんせんクオリティブラックの完成度が高すぎる。
「アイスで飲む」という限定条件下であってもなお、クオリティブラックに軍配が上がってしまう。
そこから先は、個人の好みの問題となろう。
あらためてクオリティブラックの完成度の高さが浮き彫りになった、そんな試飲であった。
◎評価
☆☆☆☆☆☆☆☆☆★ (9点)
(文責:紫布)
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ポッカ
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実は、隠れた実力No.1缶コーヒーメーカー。
アロマックスシリーズは缶コーヒー界最高峰。
しかし微糖路線製品は他社と何も変わらない。
アロマックスシリーズは缶コーヒー界最高峰。
しかし微糖路線製品は他社と何も変わらない。
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◇ホットで本領発揮
◎アイス/ホットの別
ホット
◎試飲環境
11月中旬深夜、職場休憩中に
◎インプレッション
アイスではクリームのしつこさがやや目立ったが、ホットではどうであろうか。
アロマックスならではの大きな開口部から、柔らかな香りが鼻腔を直接刺激してくるが、
これはやはりホットにおいてその効果が顕著だ。
アイスでは「そこそこの芳香」だったのが、ホットではかなり深みを増してくる。
そして、アイスでは少ししつこかったクリームのコクが、ホットでは全体バランスにうまく溶け込んでおり、
しつこさが消失して純粋な旨みとコクに昇華していて見事だ。
評価は確実に1点アップである。
◎総評
この季節にリリースされた以上、ホットでの飲用を十二分に考慮した製品であることは予想していたが、
やはりこの製品はホットが飲用最適温度であると断言できる。
アイスにおいて欠点と思われていた部分は、加温によってほぼ完璧に解消された。
控えめな甘さ、柔らかな香り、乳成分のコクのバランスの機微は、ホットによって本領が発揮される。
◎評価
☆☆☆☆☆☆☆☆☆★ (9.5点)
(文責:紫布)
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◇ビターローストの再現ではないものの
◎アイス/ホットの別
アイス
◎試飲環境
11月中旬深夜、職場休憩中に
◎インプレッション
アロマックスブランドから久々の新製品である。
人工甘味料不使用で甘さ控えめとくれば、期待は高まるばかりだ。
不朽の名作「ビターロースト微糖」の再来にまで期待してしまうのだが、
あまり多くを望んで期待ハズレでも困るので程々にしておく。
紫色をベースとした格調高いデザインにも惹かれる。
リッチなコク、甘さ控えめ
原材料名 : コーヒー、砂糖、牛乳、脱脂粉乳、クリーム、デキストリン、カゼインNa、乳化剤、
安定剤(増粘多糖類)、セルロース
100g当たり32kcal
香りは全くクセの無い穏やかなもので、酸味はほとんど感じないが品がある。
32kcalという高めの数値からは想像もつかないほど、グッと甘さが抑えられていて素晴らしい。
数値が高いのはクリーム分の乳脂肪によるものと思われる。
ただ、あくまで筆者の好みの問題だが、クリームのコクを前面に出した組み立てはあまり好きではない。
ややしつこく感じてしまうのだ。
甘さが抑えられているぶん、クリームのしつこさが緩和されず直接出ている感じだ。
しかしこれは、1〜2年前の筆者ならば「コクがあって旨い」と感じていたハズでもある。
後味はアロマックスらしい持続性があり、飲後感は上々であろう。
◎総評
現在アロマックスシリーズのスタンダードポジションは「プレミアムゴールド」であるが、
このプレミアムゴールドは旨いことは旨いが個性が弱過ぎる部分がある。
今回のRICH & RELAXは、クリームがややしつこいものの、プレミアムゴールドよりは飲み応えがある。
両者の選択は好みの問題でもあるが、いずれにしても無香料で質の高い製品だ。
残念ながらビターローストの再現とはいかなかったが、能書きどおりの「甘さ控えめ」は評価したい。
しかし、甘さ控えめだがカロリーは控えめでないので、カロリーを気にする層からは敬遠されるかもしれない。
この試飲の数日後に、ホットでも試飲してみたので、すぐにホット版レビューをアップする予定。
◎評価
☆☆☆☆☆☆☆☆☆★ (8.5点)
(文責:紫布)
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◇無糖ミルクの存在意義や如何に
◎アイス/ホットの別
アイス
◎試飲環境
9月下旬昼過ぎ、快適な自室内にて
◎インプレッション
ポッカから、無糖ミルクの新製品の登場だ。
缶デザインがとても秀逸。
コーヒーの濃褐色に、ミルクをイメージしたアイボリー、金色のロゴが上質感を醸している。
筆者は無糖ミルク推進派ではあるが、中には「ダイドー 逸品無糖」のような残念な製品もある。
ダイドー逸品無糖のほうは原材料筆頭が牛乳であったが、
今回の製品は生乳は入っておらず、クリームと脱脂粉乳が使われている。
良かれ悪かれ、ダイドー逸品無糖とは異なる味わいとなりそうだ。
高級豆を中心にブレンドし、
豊かな香りとコクにこだわりました。
甘さを足さずにミルクだけで、
贅沢なコーヒー感をお楽しみください。
つまり、ミルクはまろやかさの補助ではなく、コーヒーの香ばしさ・旨さを引き出す役割と解釈できそうだ。
ミルク感よりもコーヒー感に期待してみよう。
原材料名 : コーヒー、クリーム、脱脂粉乳、カゼインNa、乳化剤、安定剤(増粘多糖類)
100g当たり12kcal
香ばしさとしっかりした苦味が、とても心地よい口当たりを演出している。
限りなくブラックに近いが、ブラックよりも飲みやすい。
なるほど、これは確かにコーヒーとしての旨みを最大限活かした乳成分追加なのだと納得できる。
脱脂粉乳・クリームとも、ギリギリのラインに抑えた添加量である。
このバランスを掴むのに、何度のテストを繰り返し続けたのだろうか。
ただ、半分ほど飲み進めるうち、一瞬「砂糖がひとつまみだけ入っていたら、もっと旨いかも」と感じてしまった。
これは、無糖ミルク製品としての根幹に関わる問題だ。
なぜ無糖ミルクなのか、という存在意義に疑問を持たせてはならない。
「これならフツーにブラックのほうがいい」とか「これならフツーの加糖ミルクがいい」と思わせてしまっては、
無糖ミルクの意味を喪ってカタログ外へ消え去ってしまう。
「UCC ザ・クリア」や「ダイドー 逸品無糖」よりは上であるが、あともう一歩が足りない。
すごく旨いのに、何かが足りない。
その「何か」とは…… それは総評で↓
◎総評
「ジョージア エンブレム 深煎りカフェオレ」は、ミルクの味わいを存分に生かした至高の無糖ミルクであった。
今回の製品とはミルクの多寡という点で圧倒的な違いがあるが、
やはり無糖ミルクが存在理由を得るには、ブラックの延長としてではなく、ミルク感をしっかりと出して、
ミルクのわずかな甘みとコク、コーヒーの香ばしさのコラボという組み立てを意識したほうが成功しそうだ。
しかし誤解なきよう申し上げておくが、今回の製品はコーヒー部分に関して香ばしさも苦味も旨みも充分であり、
甘くないミルク入りコーヒーを飲みたい時にドンピシャの選択であることは間違いない。
よって、あらゆるジャンルを俯瞰しての相対評価だと中の上ぐらいだが、単体絶対評価はかなり高い。
点数はそこを考えつつ、当機構の基本方針に従った絶対評価としておく。
◎評価
☆☆☆☆☆☆☆☆★★ (8.5点)
※飲む場面や体調によって評価が上下しそうな製品である
(文責:紫布)
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◇アイスでもやはり稀薄感
◎アイス/ホットの別
アイス
◎試飲環境
5月上旬深夜、職場休憩中に
◎インプレッション
先日ホットで試飲したエスプレッソブルーを、今回はアイスで試飲した。
ホット試飲は、微糖特有の稀薄感が強かったものの、甘さ自体が全体に控えめであったためか、
後味の人工甘味料臭が低く抑えられていた。
ならばアイスでは? ということで試飲してみた。
ホットのときとの決定的な違いは、やはり香りの立ち方であった。
ホットではアロマックスシリーズ独特の高く素直な香気が鼻腔をくすぐってくれたが、
やはりアイスではどうしても香りが弱まってしまう。
そしてその味わいは、やはり典型的な微糖の口当たり。
人工甘味料に起因する稀薄感はホットの時よりも誇張されている感じで、正直言って安っぽい。
甘さがしつこくないとはいえ、やはり後味には甘味料のほのかな苦みがある。
◎総評
結果としては、ホットよりもチープな味であったと言わざるを得ない。
「ホットよりもアイスのほうが微糖臭が緩和されるか?」と思っていたほどには、相対的印象は変わらない。
そして、香りの面でホットよりも劣るぶん、かえって全体評価が下がってしまう。
しかしこれは「アイスよりホットのほうがオススメ」などという意味では毛頭ない。
そもそも、缶コーヒーとしての完成度の観点で全くオススメできないからだ。
評価点数については、ホットとの比較ではなく純粋な絶対評価とさせていただく。
(これは当機構の標準スタンスである)
◎評価
☆☆☆☆☆☆★★★★ (5.5点)
(文責:紫布)
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