独断法人・日本缶コーヒー評価機構

ペットボトル全盛時代に待ったをかける、素晴らしき缶珈琲の世界…なんつって。ブヒャヒャ

ダイドー

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独自路線が魅力のダイドーだが、凡作も多い。
特にD-1シリーズはブランドの魅力皆無。
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写真が暗いのはご容赦を。

◇意外なほどホットで映えぬ味


◎アイス/ホットの別
ホット


◎試飲環境
11月下旬午後、よく晴れた快適気温の午後、
石川県小松市の千木野町交差点そば「ながた酒販」前にて



◎インプレッション
9月にアイスで試飲した当製品は、なかなかの好印象であった。
⇒ アイス試飲版 http://blogs.yahoo.co.jp/jpcancoffee/21306689.html
この時の評価は「コーヒー感は豊かだが、どうも後味が薄く感じる」というものであった。
この微弱な稀薄感が、ホット試飲において意外なほど強調される結果となった。

ダイドーデミタスのオリジナルは、ホットで飲んでも香り・甘み・コクともに一流の製品だが、
砂糖を34%も低減し、人工甘味料も使用していない「ビターリッチ微糖」は飲み応えがやや弱い。
それでも、アイスで試飲した時はその甘さ控えめが引き締まった印象をもたらしてくれたが、
当製品はホットにしても香りがあまり立たず、飲み口がアッサリしすぎてしまう。
温めた結果、甘みや香りが強調されるのではなく、稀薄感が強調されてしまうワケだ。
この製品の売りである苦味も、さほど目立つことなく終わった感じで、後味はほとんど残らない。
じつに、ホットに向かない製品である。



◎総評
通常、ホットで飲むと甘みが強調されてしまうという缶コーヒーは数多いが、
この製品はその逆で、もともと微糖であり微弱だった甘みが、ホットにするとさらに弱まり、
かといってブラックコーヒーのように香りが引き立つワケでもなく、
なんとも中途半端な味になってしまうという珍しい製品だ。
もともとミルク感の弱い製品なので、温めてもミルキーなコクは発生しない。

アイスで試飲したときに感じた「うーん、旨いことは旨いが、飲み応えが少し弱いな……」という危惧が、
ホットで飲んだことで具体化してしまった。
アイス試飲時のコメント欄でも「ホットが楽しみだ」と述べていただけに、意外且つ残念な結果である。
当製品はホットで飲むことをオススメしない。

しかし、飲用温度によって別の顔を見せる缶コーヒーは、趣味的にも興味深いところ。
「ホットでも旨そうだ」と思っていたのだが、フタを開けてみるまでわからないものだ。
缶コーヒー趣味の奥深さを実感した、今回の試飲であった。



◎評価
☆☆☆☆☆★★★★★ (5点)
※ホット限定の評価


(文責:紫布)

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◎乳飲料缶コーヒーの中でも卓越したミルク感が、液色にも表れている

◇傑出のミルク感と納得の香り


◎アイス/ホットの別
アイス


◎試飲環境
11月上旬昼過ぎ、快適な自室にて



◎インプレッション
この製品は、「ダイドーD-1 カフェクレーム フランスの濃い味」の直接後継品である。
⇒ フランスの濃い味 http://blogs.yahoo.co.jp/jpcancoffee/5196984.html
製造も「フランスの濃い味」と同じく株式会社ニッセーである。

缶の色や、フランス国旗のトリコロールをイメージした三色ラインなど、そのコンセプトを受け継ぐ。
また、原材料名や乳成分濃度もほぼ同じである。
内容量は170gで、これも「フランスの濃い味」と同一。

しかしその試飲印象は、「フランスの濃い味」からかなり改善されている感じだ。

先日レビューした「サントリー ボス 濃いめの一服」も乳飲料であったが、
あちらは乳固形分合計3.0%のギリギリ乳飲料、こちらは2倍弱にあたる5.8%である。
特に、乳脂肪分2.0%という濃厚さは、0.5%だった「濃いめの一服」とは比較にならないぐらいだ。
液色は写真にあるように、缶コーヒーとは思えないほど乳白色が強い。

乳脂肪分の濃さからは当然、クリームの多量添加が想像できるところだが、
この製品は確かに乳成分濃厚でありながら、全くしつこくない。これは素晴らしい。
先日「JT ルーツ デミタス デュアルテイスト」のレビューにおいて、
「クリームを効かせ過ぎたコーヒーは必ず飽きがくる」
とコメントしたが、当製品は濃厚なのにしつこさを全く感じない、絶妙の乳成分バランスだ。
要するに、クリームを充分に使用しつつも、あくまで「ミルクコーヒー」の線引きを忠実に守っている。
単なるクリームコーヒーに堕することなく、まろやかさに配慮したバランスだ。

フレンチロースト豆をエスプレッソ抽出して強い香りを引き出して、濃厚なミルク感に対応させ、
チルドコーヒーなみに鮮烈でコクの強い飲み口を実現している。
前身である「フランスの濃い味」に比較して、このコーヒー自体の香りの部分で向上がみられる。

強い甘さだが、これだけミルク感が強ければ、むしろこの甘さこそが全体の引き立て役。
アセスルファムカリウムを少量使用しているが、味への影響はほとんど無いに等しい。
極めて優秀なカフェオレに仕上がっている。



◎総評
ダイドーは、生乳60%使用の130円のプレミアムカフェラテ「ラテ・バール」をリリースしている。
「ラテバール」は自家製カフェオレのように直球な「コーヒー+牛乳」の旨さであったが、
この「PARISの贅沢」は、既製缶カフェオレとしての完成度が非常に高い。

筆者があまり高評価していないD-1シリーズから独立した形での再出発となったが、
この濃厚感と深い香り、そして「クリーム感」よりも「ミルク感」を強調した堅実な組み立ては、
今後さらにモデルチェンジしたとしても、ダイドーで絶対に残していって欲しいものである。

この製品を飲んだ直後に、例えば「サントリー ボス カフェオレ」を飲んでみるとよい。
その味の格差に愕然とするであろう。



◎評価
☆☆☆☆☆☆☆☆☆★ (9.5点)
※甘いカフェオレ製品カテゴリ内での評価


(文責:紫布)

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◇豊かなコーヒー感生かす「低糖」


◎アイス/ホットの別
アイス


◎試飲環境
9月上旬夜、空いた電車の中で



◎インプレッション
コーヒー感の強さと香りの良さで好評のダイドーデミタスの、人工甘味料不使用の微糖バージョン。
上のフレーズで「微糖」ではなく「低糖」という表現を敢えて用いたのは、
人工甘味料を使った「微糖」との差別化を目論んだものである。

ダイドーデミタスの香りとコーヒー感をそのままに、甘さのみをグッと抑えてある。
もともとダイドーデミタスは、コーヒー濃度をさほど感じないのにコーヒー感が強いという変わった製品。
今回のリッチビターもこれを踏襲しており、後味はノーマルのデミタスよりもスッキリしている。
デミタスブラックでは薄さを感じてしまっていたが、当製品では気にならない。
ビターというほど苦味が強いワケではないが、控えめの甘さと相まって締まりの良い印象。
ミルク感はあまり強くない。
「量の少なさ」「しつこくない甘さ」の組み合わせは、意外と使えそうだ。
しかし、ポッカアロマックスビターローストによく似た味ながら、飲用後の満足感はやや弱い。
最後の最後に来て「薄さ」が出てしまっているのかもしれない。



◎総評
ダイドーデミタスシリーズもこれで4種類となった。
いずれも香りの良い高品質な製品揃いだが、このビターリッチのポジションは独特だ。
とにかく、しつこくない。 飲みやすさと本格感のバランスの良い製品。

しかし、糖類34%減の「微糖」ではあるが、カロリーは100g当たり32kcalとやや高め。
つまりこの「微糖」の表記は、低カロリーを意識したものではなく、
「甘さ控えめ」をアピールする表示なのであろう。
本来「微糖」とは、こういった使われ方をすべき言葉なのではないだろうか。
少なくとも現在、「微糖」という言葉は人工甘味料使用が大前提のようになってしまっている。
由々しき問題だ。



◎評価
☆☆☆☆☆☆☆☆★★ (8点)


(文責:紫布)

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◇「香りのダイドー」 ブラックで体現


◎アイス/ホットの別
アイス


◎試飲環境
9月中旬夕方、空調の効いた快適な室内



◎インプレッション
超ロングセラーの中で筆者がUCCと並んで好きなのが、ダイドーブレンドコーヒーである。
http://blogs.yahoo.co.jp/jpcancoffee/16722039.html
浅煎り特有の品の良い香りにこだわるダイドーブレンドが、ついにブラックでデビュー。
まさにダイドーブレンドファン待望の一本であろう。

無香料ながら、さすがダイドーブレンドと思わせる馥郁とした香りが最大の持ち味。
液色は薄く、コーヒー分も決して濃さを感じるようなものではないが、
これだけ良い香り、落ち着きある後味を備えていれば、不足は感じない。
苦味はやや遅れてジンワリと染み入るように訪れて、控え目の酸味との相性も良い。
香りの良いアメリカンブラックコーヒーとして、ひとつの完成形を見た気がする。
名作ダイドーブレンドの名に恥じない、見事な出来である。



◎総評
ダイドーの既存のブラックとしては、デミタスブラックが存在する。
http://blogs.yahoo.co.jp/jpcancoffee/9452191.html
いずれにしても、ダイドーは香りが最大の特長であり、ブラックでもその個性が存分に発揮される。
デミタスブラックの時はホットでの試飲であり、今回のブレンドブラックとの差異がわかりにくい。
デミタスシリーズは深煎りが基本であり、ブレンド系の浅煎りとは一線を画している。
近いうちに飲み比べを企画してみたいと思う。

濃厚なブラックを求める人には向かない、やや薄めのブラックだが、
無香料でコーヒー本来の香りにこだわる姿勢は高く評価されるべきである。
強引ともいえる香料添加で個性を主張する「JT ルーツ アロマブラック」へのアンチテーゼ。



◎評価
☆☆☆☆☆☆☆☆☆★ (8.5点)


(文責:紫布)

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◇味の輪郭が曖昧に


◎アイス/ホットの別
アイス


◎試飲環境
9月上旬夕方、空調の効いた快適な室内



◎インプレッション
メーカー基幹の古参製品の微糖化というのは実は珍しい。
ダイドーは伝統ある「ダイドーブレンドコーヒー」の微糖バージョンとして当製品をリリース。
発売以来なかなか発見できずにいたが、先日ようやく入手できた。

原材料名:牛乳、コーヒー、砂糖、脱脂粉乳、乳化剤、甘味料(アセスルファムK)

飲んでみると、ミルク感は比較的強いが、香りが弱く感じる。
オリジナル版の魅力だったはずの香りがこのように弱く感じてしまうのは、
微糖化による全体の風味の変化と関連があるのだろう。
コクはあるが、切れ味が全く感じられない。 クッキリとした輪郭を失った味わい。
甘さそのものはオリジナル版とさほど変わらない(つまり結構甘い)のだが、後味はかなり重く感じる。
飲んだ後の気分がどうもスッキリとせず、口内に纏わりつくようなしつこさがある。
元祖ダイドーブレンドを飲んだ時のような満足感は得られなかった。



◎総評
特別に人工甘味料がしつこいというワケではなかったが、
アセスルファムカリウムが全体バランスを損ねているのは間違いない。
元祖ダイドーブレンドは、甘みこそ強かったものの、しつこくはなかったハズである。
190gを飲み干した今の心境は「アロマックスビターロースト飲みたい」である。
一本の缶コーヒーを飲んだ直後にこんな心境にさせてしまっては、製品として失敗である。
人工甘味料はその味が目立たなくとも、全体の風味や後味に決定的な影響を及ぼすことがある。
この製品は、そんな一例といえると思う。

元祖ダイドーブレンドの旨さを微糖版で…… という期待には応えてくれない。
なまじダイドーブレンドの看板を背負っているがために、
微糖といえども事前に一定の期待をかけてしまうからである。

なお、当製品のカロリーは100g当たり30kcalと、微糖缶コーヒーの中ではかなり高い。
参考までに、元祖ダイドーブレンドは36kcalである。
たった6kcalの差のために、味を犠牲にしてまで微糖化した製品。
どこに存在価値があるのだろうか。




◎評価
☆☆☆☆☆★★★★★ (5点)


(文責:紫布)

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