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●羽生丈二のモデルになった人●
佐瀬稔著『狼は帰らず―アルピニスト・森田勝の生と死 』(中公文庫)読了。
★ブックレビューより*****************************
谷川岳、アイガー、エベレスト、K2、そして最後の山となったグランド・ジョラスと、
まるでなにかに復讐するかのように死と隣り合わせの岩壁に挑み続けた男、森田勝。
登山界の組織になじまず、一匹狼としても名を馳せた男がたどった生涯を描いた
ノンフィクション。
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これもisanaが貸してくれた本です。
先の『神々の・・・』に登場する孤高の登山家 羽生丈二のモデルとされる
人物 森田勝を扱ったノンフィクションです。
すっかり『神々の・・・』に魅了されていたアチキでしたから
すぐに飛びつきました(笑)
ところが、読み始めてみると
期待していたような、次々に読み進めたいというような衝動はなく
なかなかこの本の世界に溶けこめずに苦労しました。
それでも、『神々の・・・』に登場する羽生のイメージと森田勝の姿が
重なり始めた頃、だんだんにおもしろくなり、
結局、あれよあれよと言う間に読んでしまいました。
最初、私はこの本に架空の「羽生丈二」を探していたと思います。
でも、読み終わる頃には、実在する「森田勝」という存在を知ったような気がします。
「山しかない」そんな壮絶な生き様・・・
でも、そんな彼にも理解者がいて、愛する妻と息子がいたのだということに
少し安堵いたしました^^;ゞ
でも、結局は愛する我が家ではなく、彼は山へ帰ってしまった。
このあたり、なんとなく映画『グランブルー』のラストシーンを思わせました。
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