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●隣近所の井戸端会議●
主婦修行2ヶ月目。毎日、毎日、家に居る。
お天気と気分がいい日は玄関先の掃除などをしてみる。
すると、ご近所の大先輩方がたむろしているのに出くわしたりもする。
「おおっ! これが俗に言う『井戸端会議』なのだわっ!」なんて
心ひそかに思う今、まだまだ新鮮な景色なのだ。
今まで《仕事》と《一人暮し》という超我侭な特権(?)でご近所づきあいを
さぼってきたアチキにとって、ご近所情報などは皆無なのだから。
■第一の噂話■
「あら、くるみ♪さん、もしかしておめでた?」
と、お向かいのHさん。「実はそうなんですよ」と
お互いにたわいのない日常会話を交わしていたら、そのうちご近所の噂話になった。
「2軒隣の○○さんの所も、お子さん居てはったのに、出ていかはったしなぁ〜」
「あ、そうなんですか? 知りませんでした(^^;ゞ」
「なんや、ダンナさんが女つくらはって、浮気しはったらしいねん・・・云々」
・・・と、アチキにとっては まるで興味の無いハナシなのだが、
『井戸端会議』では、隣近所の家庭内情こそがネタになるらしい。
いったい、我が家のことは どんな風に噂されているのだろう・・・と思うと
ちょっと空恐ろしい『井戸端会議』初体験なのだった。
■第二の噂話■
「いやぁ、くるみ♪さん、もしかしておめでた?」
と、今度は隣のNさんと、はす向かいのKさん。
この二人、アチキはちょっと苦手である。割烹着姿で、主婦の貫禄充分のご両人。
さっそく質問攻めである。
・・・といっても京都人だから、真っ向からは聞いてこない、
のらりくらりと会話しながら、聞き出したい情報を引き出していくあたり見事!
しばらく話をしていて判明したこと・・・
およそ、我が家に関するうちの風評はこんな風であったらしい・・・
「あそこの家、妊娠してはるらしいでぇ・・・」
「え? 妊娠? 隣に住んでるけど、気ぃつけへんかったわ」
「どうするの? 結婚してはるの? え? シングルマザー?」
「いまどきの子は・・・なぁ・・・?」
「時々来はる、あの《釣りの人》が相手ちゃうかぁ?」
「いやぁ。。。どうしはるねんやろなぁ・・・?」
ま、少々脚色はしたけれど、ざっとこんなかんじだったらしい(苦笑)。
ちなみに《釣りの人》とは、
毎回アウトドアな格好でやってくるisanaのことである(笑)。
とにかく、今回の『井戸端会議』への参加で我が家の情報を得た彼女たちは
あるていど満足した様子だったし、いくつかの誤解も解けたようだった(^^;ゞ
しかし、それがどのような演出・脚色を経てご近所に回るかは定かではない。
あぁ怖い、ご近所の噂。
《2回の『井戸端会議』参加で学んだこと》
1)井戸端会議の主なネタは、ご近所の家庭内情である。
2)情報が少ないと、さまざまな憶測が飛び交い、怪情報が流れることもある。
3)『井戸端会議』には、いくつかのグループ(派閥)があるらしい。
4)子育てを終えた主婦は、けっこう暇らしい。
5)話の方向性としては、かなり「保守的」。
とまぁ、こんなところだけれど、いいこともある。
やはり、地域に長いこと住んでいる大先輩方だけあって、
「まちの情報」や「まちのしきたり」については経験豊富。
「どんなことを、誰に、いつ相談すればいいのか」などを聞くと
「まぁ、そんなことも知らないの?」なんて呆れ顔をしながらも丁寧に教えてくれる。
だから、「まちの情報」はこの『井戸端会議』で入手するのが最適だろう。
とすれば、この人達を味方につけるのがベスト。決して敵にまわしてはイケナイ。
実は、新居を建てている地域には、このへんのオバチャンたちの上をいくような
かなり手ごわそうな「オカミサン」がいるのだ。
だから今、『井戸端会議』への参加は、その予行演習ともいえる。
人の噂は怖い。
だからこそ、我が家の安泰を守るためにも、その情報は操作しなければならない。
地域のキーパーソンは抑えておかねばならない。
ご近所の『井戸端会議』をおろそかにしてはならない。
バランスよく、スマートに立ちまわりたいものである。
こんな風に考えるようになったのも、きっと「家族」ができたからなんだな。
今、はじめて「社会人」への1歩を踏み出した気がする。
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