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弾圧と戦争が手をつないでやってきた! 即時閣議決定すべきは個人通報制度批准!! ピース9 国連経済社会理事会正式協議資格NGO

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 永野厚男・教育ライターから。
 
八木秀次氏らのグループが右翼側からのパブコメを文科省に集中している、との情報あり。負けないで、皆で文科省にパブコメを!

 ◆ 社会科教科書を政府広報誌にさせるな!
   〜政治偏重の検定基準改悪案を出した文科省に、パブコメを送って下さい!


 2012年に安倍晋三・自民党総裁(59歳。現首相)の肝煎りで設置した自民党教育再生実行本部・特別部会の提言通り、下村博文文部科学大臣(59歳)は2013年11月15日、文部科学省記者クラブの会見で、小中高校の教科書検定基準などを改定し、「愛国心を育む」等の教育基本法の趣旨を徹底させるなどとした「教科書改革実行プラン」なるペーパーを発表しました。
 これを受け文科省教科書課(永山裕二課長)は、2013年12月25日付で同省HP右下の「パブリックコメント」欄に、
 
――義務教育諸学校教科用図書検定基準及び高等学校教科用図書検定基準の改正案について――
 と題し、意見募集をしています。締切は2014年1月14日


 1 今回の教科書検定基準改悪案は3点

 文科省HPの「2.改正の概要」は、小中学校等の教科書検定基準の第3章「各教科固有の条件」のうち、社会科(高校は地歴・公民科)だけをターゲットに、以下の3点の"改正"(改悪)をする、としている。
         ↓
 ① 未確定な時事的事象について記述する場合に、特定の事柄を強調し過ぎていたりするところはないことを明確化する。
 ② 近現代の歴史的事象のうち、通説的な見解がない数字などの事項について記述する場合には、通説的な見解がないことが明示され、児童生徒が誤解しないようにすることを定める。
 ③ 閣議決定その他の方法により示された政府の統一的な見解や最高裁判所の判例がある場合には、それらに基づいた記述がされていることを定める。

 2 検定基準改悪の政治的意図とパブコメ応募方法

 これら政治的イデオロギーの濃い教科書検定基準改悪は、児童生徒の教育のためではなく、前記・安倍晋三氏や下村博文氏ら、特定の政権政党の政治家の保守的な政治的意図を満足させるためだけの施策です。
 文科省が僅か2回しか開かなかった教科書検定審議会(会長=杉山武彦・成城大教授)を取材した、ジャーナリストや市民中心に作成した、後掲の「3」の、【文科省教科書課宛・意見の参考文例】の<1>〜<3>を参考に、
 以下の【必須記入事項】を明記の上、後掲の「◇印」の3種の提出方法のいずれかで、2014年1月14日(火)必着にて(メール・FAXは14日深夜11時58分までOK)文科省教科書課宛、ご意見をお寄せ下さい。
         ↓
 【必須記入事項】
 ○ 特に電子メールとFAXの人は、判別のため最初に、件名を「検定基準改正案への意見」と明記して下さい。
 ○ 件名を書いた後に、「氏名、性別、年齢、職業(在学中の人は「高校生・大学生」など在学する校種を表記)、住所、電話番号」を書く。
 ⇒この後、後掲の「3」の【文科省教科書課宛・意見の参考文例】の<1>〜<3>を参考に、ご意見をお書き下さい。
         ↓
 ◇ 郵送の人は →〒100-8959 千代田区霞が関3−2−2、文科省初等中等教育局・教科書課宛
 ◇ 電子メールの人は →アドレス:pckentei@mext.go.jp
 ◇ FAXの人は →(03)6734−3739

 ※ 文科省教科書課は、「複数の論点について意見を書く場合は、とりまとめの都合上、論点毎に別様とし、1枚1意見、1メール1意見として下さい」と言っていますので、ご注意下さい。
 ※ 電子メールについて文科省教科書課は、「コンピューターウィルス対策のため、添付ファイルは不可。必ずメール本文に意見を記入下さい」と言っていますので、ご注意下さい。
 ※ 文科省教科書課の直通電話は「(03)6734−2576」ですが、同課は「電話では意見の受付はしない」と言っています。

 3 検定基準改悪案への文科省教科書課宛・意見の参考文例

 <1> 文科省HPの「2.改正の概要」の②について

 以下〔1〕〜〔3〕の理由で、文科省は現行・検定基準の第3章「2」に、「近現代の歴史的事象のうち、通説的な見解がない数字などの事項について・・・」等の文言を加筆する趣旨の"改正"案を取り下げて下さい。
         ↓
 〔1〕 「数字など」とわざわざ明記していることについては、2013年11月22日の第1回教科書検定審議会(以下、検定審議会)で、委員の上山和雄国学院大学教授が、
 ――未確定な時事的事象、誰が未確定と判断するのか。また、「数字など」という言葉がありますが、「など」の通説的な見解がない。誰か1人が、これは通説ではないという意見があると言えば、それはもう通説ではなくなってしまう。確定ではなくなってしまうわけで、《中略》これはちょっともたないのではないか。――
 と懸念を示された。

 しかし文科省教科書課の大西啓介企画官は、
 ――数字などという表現につきましても、やはり例示といったものは、なるべく具体化を図る上で必要ではございますので、挙げさせていただいておりますけれども、「など」に何が入るかということにつきましても、個別、具体の申請図書の審査の際に判断されるものではないかと考えているところでございます。――
 と回答し、上山教授のご提言を拒否してしまった。

 歴史教育の専門家である上山教授が懸念されているように、"つくる会"系等、「政治色の濃い誰か1人」が、「これは通説ではない」と言っただけで、教科書に(特に加害の)歴史の真実を書けなくなるような事態は、あってはならない。
 また、大西啓介氏が個々の「申請図書の審査」(実際の検定)時に初めて「判断」が出てくると先送りした、「など」という曖昧かつ不気味な語も不要である。

 なお、上山教授が2013年12月20日の第2回検定審議会でも、
 ――南京(大虐殺)事件を誰かが「なかった」と言ったら、「通説的な見解じゃない」と言われてしまう可能性があるので、「通説的な見解」云々を加筆するのは問題だ。――
 と、繰り返し懸念を示されている事実を付記する。

 〔2〕 第1回検定審議会で、下村博文文部科学大臣(59歳)は、②の「通説的な見解がない・・・」に加え、①の「特定の事柄を強調・・・」、③の「政府統一見解記述強制」も含め、検定基準改定の観点(理由)として、
 ――歴史は光と影の部分があり、影の部分のみならず光の部分も含め、バランスよく教えることにより、子どもたちが我が国の歴史について誇りと自信を持つことが重要であると考える。――
 と明言した。

 下村発言は、日本の加害(アジア太平洋諸国への侵略)に当たる南京大虐殺の死者や従軍慰安婦の動員等の「数字」を"少なめ"に書かせたり、治安維持法下の軍部や官憲による民衆弾圧の記述を薄めたりする検定に改悪し、日本の歴史の「影の部分」より「光の部分」を多く教科書に書かせ美化することによって、「我が国の歴史への誇り」という偏狭な"愛国心"を児童生徒に教化する、という政治的意図が見え見えだ。
 下村氏の言う「バランスよく」は、改憲論者の保守系政治家から見ての"バランス"に過ぎず、右にブレているのは明白である。

 〔3〕 前記〔2〕の「数字」という語は第2回検定審議会でも、委員の前田研一・首都大学東京名誉教授が、
 ――「数字」(という語)が全面的に出てくるのはおかしいのではないか。――
 と述べられ、乾隆・東京家政大学教授も、
 ――「数字」(という語)は南京(大虐殺事件の)問題が下敷きにあり削りにくいのかなと、根底にあるものに一抹の不安を覚えないではない。中国でさえ国定教科書でない。国定的な検定制度になってはいけないのでないか。懸念を覚えないではない。――
 と警鐘を鳴らされるなど、異論が続出している(ただ、乾教授の発言の終末は「お出し頂いた案に異論を挟むのでない」と遠慮がちではあったが・・・)。
 こういう審議会委員の懸念の通り、「数字」という加害(アジア太平洋諸国への侵略)隠しの語の加筆は百害あって一利なしだ。

 <2> 文科省HPの「2.改正の概要」の①について

 以下の〔1〕〔2〕の理由で、文科省は現行・検定基準の第3章「2」に、「未確定な時事的事象について記述する場合に、特定の事柄を強調し過ぎていたりするところはないことを明確化」なる文言を加筆する趣旨の"改正"案を取り下げて下さい。
         ↓
 〔1〕 2013年11月22日の第1回検定審議会で、委員の上山和雄国学院大学教授は、「2.改正の概要」の②も含ませつつ①について、
 ――未確定あるいは通説は、現在でもなかなか難しいし、こういったもの(注、教科書検定基準改悪を指す)を作れば判断できるといったものではないので、それをやろうとすると本当に、全ての教科書にかなりしっかりした網を掛けなければならないという感じを持ちます。調査レベル・審議レベルで、どのような仕組みを作るのかということが、大変大きな問題になるだろうという印象を持っています。――
 と懸念を示された。
 これに続き紀平英作・帝京大学教授も、
 ――こういう改正で、とりわけバランスをとった記述をという、一面的な記述をしないということを文言として入れた場合、何が一面的なのか、何がバランスのとれたものなのか、それを判断することが実は非常に難しくなってくる。一面的、あるいはバランスがとれていないという形で、議論を表に出した場合、恐らく検定として、審議会がやっていけなくなるのではないか、もたなくなるのではないか。――
 と述べられた。

 〔2〕 前記〔1〕の危惧する意見が委員から出ているのに、文科省教科書課の大西啓介企画官は、第1回検定審議会で、
 ――新しい検定基準の下では、当然、現在の(検定に合格し使用中の教科書の)記述と同様の記述であっても、新しい基準に即して判断していくということにはなるのであろうと考えてございます。――
 と発言した。
 この大西啓介発言は、2011年度の検定に堂々、合格しているのに、東京都教育委員会など一部異常な教委が非難し採択妨害している、実教出版・日本史教科書の、いわゆる国旗国歌法に関する注記の、
 ――一部の自治体で公務員への強制の動きがある。――
 等の記述に、次回の検定では修正意見を付けたり、政治状況によっては一発で不合格にしたりする意図を孕んでいる危険性もある。大西啓介発言は取り消されるべきだ。

 <3> 文科省HPの「2.改正の概要」の③について

 以下の理由で、文科省は現行・検定基準の第3章「2」に、「政府統一見解や最高裁の判例通りの記述」を強制する文言を加筆させる"改正"案を取り下げて下さい。
         ↓
 2013年12月20日の第2回検定審議会で、委員の上山和雄国学院大学教授は、
 ――政権交代や首相が代わったからと言って、また一部の方の主張により、基準を変えるのは異常である。――
 と明言された。
 多様な意見がある政治問題で、政府見解を執拗かつ強制的に書かせるのは、旧ソ連のような全体主義国と同じであり、文科省教科書課は絶対に間違っている。
 安倍晋三首相(59歳)や下村博文文部科学大臣(59歳)らの意図は、自衛隊の憲法上の位置付け(PKO等、海外派兵を含む)や"君が代"強制問題で、「バランスのとれた記述に」を"錦の御旗"に、政府の施策や見解を正当化する記述をさせ、将来、憲法9条改悪等の国民投票を政治日程に上げた時、進んで"改憲"にマルを付ける人作り――にある。社会科教科書を政府の広報誌にさせてはならない。
 
 
パワー・トゥ・ザ・ピープル!! パート2
 

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