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■日弁連HP パンフレット 国際人権(自由権)規約委員会第5回政府報告書審査をふまえて「改革迫られる日本の人権保障システム」(PDFファイル;3.5MB) P15 :第8章 「刑罰で脅かされる表現の自由」
■外務省HP
自由権規約(市民的及び政治的権利に関する国際規約)全文
規約第40条(b)に基づく第5回日本政府報告に関する自由権規約委員会の最終見解(2008年10月30日)(仮訳(PDF) http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/kiyaku/pdfs/jiyu_kenkai.pdf
パラグラフ26.
委員会は、公職選挙法の下での戸別訪問の禁止、選挙運動期間前に配布可能な文書図画への制限などの表現の自由及び参政権に対して課された非合理的な制約につき懸念を有する。
委員会は、政治活動家と公務員が、私人の郵便箱に政府に批判的な内容のリーフレットを配布したことで、不法侵入についての法律や国家公務員法の下で逮捕、起訴されたとの報告についても懸念する(第19条及び第25条)。
締約国は、規約第19条及び第25条の下で保護されている政治活動及び他の活動を、警察、検察官及び裁判所が過度に制約しないように、表現の自由と参政権に対して課されたいかなる非合理的な法律上の制約をも廃止すべきである。 ー・−・−・−・−・−・−・−・−・−・− 毎日新聞2015年10月03日
<日歯連事件>2後援会、会費ゼロ 選挙時以外「休眠」
日本歯科医師連盟による政治資金規正法違反事件で、「迂回(うかい)寄付」の疑いが持たれる資金移動に関与した二つの後援会が、いずれも設立以降、会員からの収入がゼロの状態が続いていたことが関係者の話で分かった。両後援会は選挙時以外はほぼ活動実態がなく、実質的に日歯連が組織候補の選挙支援を行うためだけに作られたとみられる。東京地検特捜部は、両後援会の実態解明も進めている模様だ。
二つの後援会は「石井みどり中央後援会」と「西村まさみ中央後援会」。2007年参院選比例代表で初当選し、13年参院選で再選した石井みどり参院議員(自民)と、10年参院選比例代表で初当選した西村正美参院議員(民主)が、それぞれ選挙前に組織候補に決まった直後に日歯連が設立し、選挙を支援していた。いずれも選挙当時の日歯連会長が代表で、所在地も東京都千代田区の日歯連事務所と同じだった。 政治資金収支報告書などによると、両後援会とも収入は、日歯連と地方の歯科医師連盟など関係団体による寄付にほぼ限定で、会費収入は毎年ゼロ。他の国会議員の後援会が開いているような後援会員向けの会合などを開催した形跡はなく、組織候補の選挙がある年を除くと、消耗品費など日常に必要な経費の支出もほぼなかった。ある日歯連幹部は「後援会は、選挙が終われば休眠状態になる」と明かす。 西村後援会は10年の選挙後は収支はほとんどなかったが、13年の参院選前には日歯連から5000万円の寄付を受け、石井後援会へ同額を寄付する「迂回」の役割を果たしていた。 政治団体間の年間寄付上限額(5000万円)を超える計9500万円の寄付を隠すため、日歯連の会計担当だった前副理事長、村田憙信(よしのぶ)容疑者(70)の指示で西村後援会を利用して石井後援会に日歯連の資金を動かしたとみられる。 関係者によると、村田容疑者は今年1月、日歯連の幹部会議の中で「私どもの中に政治団体が二つあるので、合法的に移行できる」などと両後援会を使った「迂回寄付」の手法を説明していた。 特捜部は村田容疑者のほか、日歯連の前会長で両後援会の代表も務めた高木幹正容疑者(70)らも逮捕し、資金移動の経緯について調べているとみられる。 ◇西村議員を聴取…東京地検特捜部 日本歯科医師連盟を巡る政治資金規正法違反事件で、東京地検特捜部が西村正美参院議員(民主)から任意で事情を聴いたことが関係者への取材で分かった。「迂回(うかい)寄付」に対する認識などを確認したとみられる。西村氏側はこれまで「一切存じ上げない」などと関与を否定しており、聴取にも同様の説明をした模様だ。特捜部は今後、石井みどり参院議員(自民)からも事情を聴くとみられる。 毎日新聞 2015年10月01日
日歯連・前会長ら逮捕 組織選挙に一石 政治活動、線引き焦点
日本歯科医師連盟(日歯連)の前会長ら3人が「迂回(うかい)寄付」容疑で逮捕された政治資金規正法違反事件の背景には、組織候補を国政に送り込むために日歯連が行った大規模な組織ぐるみの選挙がある。選挙運動と後援会活動の線引きは「グレー」ともいわれるが、東京地検特捜部は今後、選挙支援の実態解明に乗り出すとみられる。捜査の行方次第では来夏の選挙活動の在り方にも影響を与えそうだ。
「1会員が少なくとも支援者5人」。2013年7月の参院選で日歯連は、組織候補の石井みどり参院議員(自民)=比例代表=の再選に向け、公示半年前から全国の歯科医ら計約5万人に支援者名簿集めのノルマを掲げた。集まった名簿は計約55万7000人分。これをもとに支援を求めるはがきが送られ、公示後は投票を呼びかける「電話作戦」が展開された。
日歯連はこの選挙に計約4億円かかったと内部には報告している。参院比例の法定選挙費用の上限(5200万円)を大きく上回るほか、選挙期間前に禁じられた「事前運動」を展開したとも受け取られかねないが、日歯連側は「選挙に向けた後援会活動と地盤培養に使われたもので、選挙資金ではない」と説明する。
選挙運動と、後援会活動を含む日常的な政治活動の違いは何か。公職選挙法は、政治活動を「政治上の目的をもって行われるすべての行為から、選挙運動に該当する行為を除いた一切の行為」と定義している。一方の選挙運動は「特定の選挙について、特定の候補者に票を得させる目的で行われる活動」と判例で示されているが、具体的にどのような行為が選挙運動とみなされるかは明確ではない。
日歯連会員の歯科医は「組織候補の当選はもちろん、党内で発言力を高めるため、より多く得票して党に貢献することが大切。支援者名簿作りは不可欠な後援会活動」と主張する。
政治活動と選挙運動の線引きがグレーになっている背景には、他団体から擁立される比例代表の候補者陣営も似たような活動を公然と行っている実態があるからだとの指摘もある。日歯連とは別の組織候補を擁立する政治団体関係者は「正直、かかる金額は日歯連と似たり寄ったり」と打ち明ける。日歯連と同じように、後援会と名の付いた団体に資金を移しているケースもある。だが石井氏の後援会の収入はほぼ全て日歯連からの寄付で占められているのが実態だ。ある検察幹部は「後援会といっても活動は選挙前だけ。後援会活動を隠れみのにした選挙運動の疑いがある」と指摘する。
比例代表に西村正美議員(民主)を擁立した10年参院選については、公選法の公訴時効が成立している可能性が高い。13年参院選に対する捜査が今後の組織選挙に一石を投じる可能性がある。【石山絵歩、近松仁太郎】
◇「政治とカネ」再燃
参院選比例代表に組織内候補を送り込んできた日歯連
日本歯科医師連盟の政治資金規正法違反事件で、来年夏の参院選に向けた準備を本格化する自民党には動揺が広がった。業界・団体の力は全盛時より衰えたとはいえ、組織票が参院選比例代表で同党を支える構図は変わらない。「政治とカネ」の問題が再燃し、業界の動きが鈍るという選挙実務面の懸念に加え、党のイメージダウンが避けられないからだ。
谷垣禎一幹事長は30日昼、記者団から事件の一報を聞き、「事実関係をまだ承知していない」と硬い表情で答えた。その後も「今後の捜査の推移を見守りたい」と短いコメントを発表するにとどめた。
日歯連は次期参院選で自民党から新人候補の擁立を検討していたが、同党参院幹部は「これで立てられなくなった」と漏らした。別の幹部も「影響は楽観できない。真摯(しんし)に受け止めなければいけない」と語った。公明党からは「自民党は大変だろう。日歯連は懲りない団体だ」と冷ややかな声が上がる。
1955年の自民党結党以来、日歯連は有力支援団体であり続けた。参院選比例代表に非拘束名簿式が導入された2001年選挙では、組織内候補の中原爽氏が約10万票で当選した。
09年衆院選で民主党が大勝し、政権が交代すると、今度は同党に接近するしたたかさを発揮。10年参院選では民主党全体が不振の中、比例代表で西村正美氏を当選させた。しかし、政権末期の12年11月には同党への支援を撤回。13年参院選で自民党に回帰し、組織内候補の石井みどり氏が約29万票で再選した。
とはいえ、常に政権与党側について組織内候補を政界に送り込み、影響力を維持する日歯連の手法は、腐敗と隣り合わせだ。中央社会保険医療協議会を巡る日歯連の汚職事件を受け、04年参院選では候補者の擁立断念に追い込まれた。この事件は自民党旧橋本派への1億円裏献金事件に発展し、当時の同派会長代行だった村岡兼造元官房長官らの有罪が確定した。
かつて日歯連の支援を受けた民主党は今回、事件の追及に及び腰だ。枝野幸男幹事長は30日、名古屋市で記者団に「まだ詳細を承知していない。適正、厳正な捜査を期待したい」と語り、谷垣氏と同様、慎重な言い回しに終始した。改選を迎える西村氏は、なお立候補を探っている。
一方、ほかの野党は勢いづく。維新の党の井坂信彦政調会長は「企業・団体献金を廃止に持ち込まないといけない」と記者団に強調。共産党の穀田恵二国対委員長は「カネで政治を動かす体質が自民党には相変わらずある」と批判を強めた。
毎日新聞 2015年10月01日 東京朝刊
日歯連:迂回寄付を理事会決定 前会長ら 10年参院選前
日本歯科医師会(日歯)の政治団体「日本歯科医師連盟」(日歯連)の政治資金規正法違反事件で、東京地検特捜部に逮捕された日歯連前会長ら3容疑者が2010年の参院選前に開かれた幹部会議で「迂回(うかい)寄付」をして選挙戦を戦う方針を確認していたことが、関係者への取材で分かった。ここから一連の迂回寄付が始まり、13年参院選でも踏襲された可能性がある。会議のやりとりは音声データに残されており、特捜部もこのデータを入手して実態解明を進めている模様だ。
特捜部は9月30日、同法違反(虚偽記載、量的制限超過)の疑いで、10年参院選当時の日歯連会長、堤直文(73)▽13年参院選当時の会長で現日歯会長、高木幹正(70)▽日歯連の会計責任者で前副理事長、村田憙信(よしのぶ)(70)−−の3容疑者を逮捕した。いずれも容疑を否認しているとみられる。
3容疑者は10年と13年に当時の日歯連幹部の立場で共謀。日歯連から、西村正美参院議員(民主)=比例代表=を支援する「西村まさみ中央後援会」に計1億円▽石井みどり参院議員(自民)=同=を支援する「石井みどり中央後援会」へ計9500万円−−を寄付した際、政治団体間の年間寄付上限(5000万円)を超えていたことを隠すために別団体を迂回させ、政治資金収支報告書に虚偽の記載をしたとされる。
関係者によると、日歯連は10年参院選前の同年春に理事会を開催。村田容疑者が別団体を通して西村後援会に5000万円を移し、直接寄付分と合わせて1億円にして選挙を戦うとし、迂回先に「民主党参議院比例区第80総支部」を利用すると説明した。議長役の堤容疑者は「了解した」と発言。高木容疑者も日歯連理事長として出席していた。
収支報告書には、第80総支部を迂回させた寄付と、日歯連からの直接寄付の記載があった。13年は日歯連が1月に西村後援会を迂回させて石井後援会に5000万円を寄付する一方で、別に4500万円を石井後援会に直接寄付する手法がとられた。特捜部は10年の理事会で決まった仕組みを高木容疑者が理事長として確認し、13年に会長の立場で踏襲したとみている模様だ。【飯田憲、平塚雄太】
◇1度の選挙に4億円
日歯連は、参院選のたびに比例代表に組織候補を擁立。会員である全国の歯科医から集めた豊富な資金をバックに、当選を勝ち取ってきた。参院選比例代表の法定選挙費用の上限額は5200万円だが、日歯連は1度の選挙に計約4億円の資金を投じてきたと内部向けに報告しており、大規模な組織ぐるみ選挙の実態にどこまで迫れるかが捜査のポイントになりそうだ。
関係者によると、日歯連は石井みどり氏(自民)を支援した2013年の参院選に向け、12年に4500万円、13年には迂回(うかい)分も含めて9500万円を「石井みどり中央後援会」に寄付していた。この資金の一部を使って、選挙の半年前から約56万人分の支援者名簿を収集。選挙期間中に電話で投票を依頼する「電話作戦」などに利用した。その結果、石井氏は約29万4000票を獲得して再選した。
こうした活動は実質的には公職選挙法が禁じる「事前運動」に当たるとの指摘がある。仮に選挙運動だったと認定されれば投じた資金は選挙資金となり、公選法上の「選挙運動費用収支報告書の虚偽記載」や「選挙運動費用の法定額違反」に問われる可能性も出てくる。
日歯連側は「後援活動であり、選挙運動ではない」と正当性を主張している。迂回という手法を使ってまで後援会に資金を集めた動機を解明するためにも、特捜部は使途を詳しく調べるとみられる。
毎日新聞 2015年10月01日 西部朝刊
日歯連:前会長ら逮捕 内部からも「迂回寄付」指摘 会計責任者、合法と説明
前トップらが東京地検特捜部に逮捕された日本歯科医師連盟(日歯連)の「迂回(うかい)寄付」は、日歯連内部からも今年1月に問題視する声が上がっていた。逮捕前から違法性を否定していた前日歯連会長の高木幹正容疑者(70)は、6月に日本歯科医師会(日歯)の会長に就任したばかり。逮捕者が出たことで、会員の歯科医師からは「これまでの説明は何だったのか」と怒りの声が上がった。
日歯連の内部資料によると、問題視する声は、1月23日に幹部らが集まって開かれた臨時評議員会の場で飛び出した。来年7月の参院選の対応などを話し合う中で、評議員の1人が逮捕容疑となった参院選前の資金移動について寄付の上限を超える「迂回寄付」に当たると指摘。これに対し、日歯連の会計責任者を務めていた村田憙信(よしのぶ)容疑者(70)は「テクニカルな要素で、法的にも問題ない」と釈明していた。
特捜部は4月に日歯連を家宅捜索。その後の6月に日歯連会長を退き、日本歯科医師会の会長に就任した高木容疑者も、就任が内定した際に公の場で「(資金移動は)形式的にも実質的にも合法」と違法性の認識を否定していた。
こうした中で逮捕に発展したことに、会員も驚きと憤りを隠さない。日歯連は2004年にも政界へのヤミ献金事件が発覚し、会長らが有罪判決を受け、政治資金規正法改正のきっかけを作っている。それでも、高木容疑者は献金やパーティー券の購入を通じて政治家とのつながりを深めていたという。
日歯連の幹部経験者の一人は「国民の目線をおろそかにし、政界ばかりを向いていたのではないか。体質が何ら変わってないと思われても仕方ない」と憤る。別の男性歯科医(69)も「疑惑が晴れない中で高木容疑者を日歯の会長にした責任は重い」と影響を懸念する。
今年1月の会議で評議員だった男性歯科医は「事件を機に会員数は減るだろうし、来年の選挙どころじゃない。真相を明らかにしてほしい」と話した。
◇
3人の逮捕を受け、日歯連の組織候補として10年の参院選で当選した民主党の西村正美議員と、13年の参院選で当選した自民党の石井みどり議員の事務所はそれぞれ「皆様に多大な心配をおかけしました。今後の捜査の推移を見守りたい」とするコメントを出した。
◇「桁違いの額、驚き」 参院議員
今回の日歯連の事件を受けて、与野党の参院議員からは驚きの声とともに、石井みどり、西村正美両参院議員に説明を求める意見が聞かれた。
「今回の事件で桁違いのカネが動いていることを知り、がくぜんとした」。石井、西村両氏と同じく比例代表で選出された有田芳生参院議員(民主)は言う。日歯連を巡っては04年にも自民党旧橋本派への1億円ヤミ献金事件があった。有田氏は「比例代表は全国にアピールしなくてはならないが、かかる費用は限られている。いったい何のためにあれだけのカネが必要だったか分からない。選挙ではなく、違うところに消えたのではという疑念も浮かぶ。不可解だ。捜査の進展を待ちたい」と語った。
また、福島瑞穂議員(社民)は、逮捕容疑の「迂回寄付」の金額に驚いたという。「前も問題になって、なぜそれが是正されないのか。金額も大きく、政治とお金の問題に対する反省が1ミリもないのではないか」と批判。
一方、ニュースで知ったという自民のある参院議員は、議員会館内の事務所で「またか」と言い、夕刊の報道を読んで「(逮捕されたのは)現日歯会長か。これは大変だ」と漏らした。「政治、選挙にはお金がかかる。特に参院の比例代表は全国組織の力が大きい」としたうえで、「(組織の性質上、両議員以外に)名前が出てくることはないだろう」と話した。
【樋岡徹也、川崎桂吾】
◇3容疑者略歴
逮捕された3容疑者はいずれも歯科医。堤直文容疑者(73)は熊本県で開業し、日歯副会長を経て09年から2年間、日歯連会長を務めた。高木容疑者は、岐阜県歯科医師会会長を経て、11年から日歯連会長を今年6月まで務めた後、同月から日歯の会長に就いた。
村田容疑者は日歯連の前副理事長。10年近く政治資金の会計を担当し、日歯連と「石井みどり中央後援会」の会計責任者を務めていたほか、「西村まさみ中央後援会」の実質的な会計責任者だった。 |

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