今 言論・表現の自由があぶない!

弾圧と戦争が手をつないでやってきた! 即時閣議決定すべきは個人通報制度批准!! ピース9 国連経済社会理事会正式協議資格NGO

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ウェブ時代の民主主義

インターネットがもたらす、市民の政治参加改革



Marc-André Miserez

2016-05-17 11:00
http://www.swissinfo.ch/image/42141606/3x2/640/426/49ebb1fc0b9e7865c6b198eaa876768f/BB/vp-5370004-jpg.jpg
イニシアチブを立ち上げるため朝市などで紙に署名をしてもらう時代は、間もなく終わりを告げるのだろうか。インターネットで署名を集め始めた活動家たちは、まずは署名の半数をオンラインで獲得することを目標としている
(Keystone)

直接民主制はデジタル時代を迎えている。インターネット上での政治キャンペーンはますます拡大しており、スイスでは先ごろからウェブサイトwecollect.chを利用して、手軽にイニシアチブやレファレンダムの提起に賛同するための署名をできるようになった。これは政治活動に活気を与える進歩だが、一方で一貫性や信ぴょう性などの課題も抱えている。 

 wecollect.chでは、クリック一つでイニシアチブの案件を選び、姓・名・メールアドレスの三つを入力するだけで署名用紙にアクセスできる。印刷して署名したら、後は二つ折りにして送料受取人払いで郵送するだけだ。直接民主制の手段であるイニシアチブ(国民発議)やレファレンダム(国民審議)を提起するための署名集めに、将来はこのようなシステムがマルシェでのスタンド設置や戸別訪問による従来のやり方に取って代わる可能性が高い。
  wecollect.chでは、すでに三つ(間もなく四つ)の案件が提案されているが、ほんの僅かな期間で2万7200人分の署名が集まっている。同サイトは明確に左寄りで、社会民主党や他の左派グループから出された案件が並んでいるが、必要とあれば右派も素早く独自のサイトを立ち上げることだろう。 
非営利のスタートアップ
ダニエル・グラフ氏は「wecollect.chの立ち上げには数千フランを要したが、自分で負担した」とスイスインフォに話した。「今のところ、まだ始めたばかりで、最終的な形が整うのは年末になる予定だ。いずれにせよ、非営利団体のままでいることが我々の目標だ」
だが、このチューリヒ出身の活動家にとって、お金の話はタブーではない。グラフ氏には学生のドナート・カウフマンさんという仲間がいる。カウフマンさんは2015年に、一般から集めた14万フラン(約1560万円)で、無料日刊紙20Min.の一面に広告を掲載したことで有名になった。広告の目的は、勢いに乗っていた国民党のプロパガンダに対抗することだった。資金集めもwecollect.chのプロジェクトの一つだが、目的はイニシアチブ提案者のキャンペーン費用を軽減すること。資金不足に悩みがちな小規模団体も直接民主制の手段を利用できるよう手助けするためだ。「我々は『促進剤』のようなもの。サイトを運営しているのは我々の2人だけで、実際の政治的課題にあれこれ口を挟もうというのではない」と、グラフ氏は強調する。

デジタルテクノロジーの効果

 スイスでは、wecollect.chの登場以前からすでにインターネット上で政治活動が行われていたが、一番乗りしたのは保守右派だった。「2015年の連邦議会選挙の際に国民党が行ったキャンペーンが、スイスの政治コミュニケーションにおける改革の始まりだった。現在では情報源として、また支援者を動員するためにソーシャルネットワークやインターネットは欠かさず利用されている」と説明するのは、世論調査機関gfs.bernの政治学者ルーカス・ゴルダー氏だ。
 国民党のウェブ戦略は成功し、15年10月、同党は連邦議会下院の議席数を54から65に増やした。国民党に投票したのは若者たちも例外ではない。彼らの心をつかんだのはプロモーションビデオ「Welcome to SVP(国民党にようこそ)」だった。スイスドイツ語で制作されたこの動画の語り口はユーモラスで、バックに流れるのは電子音楽。あっと言う間に話題となり、これまでに90万回以上も再生されている。
 数カ月後の2016年2月、今度は左派、右派、市民団体などが一体となり、「外国人犯罪者の国外追放強化イニシアチブ」に反対するキャンペーンを行った。この時は流行りのビデオクリップはなかったが、ソーシャルネットワークで集まった人々の数や資金は、「前代未聞の規模」だったと言われている。その結果、イニシアチブの発起人だった国民党は苦い敗北を喫した。
 だがスイスでは、それ以前にも非常に精力的な政治キャンペーンが行われたことがある。1989年に軍隊廃止案をめぐって投票者の3分の1が賛成票を投じた時や、1992年に欧州経済領域(EEA)への加盟を国民が僅差で拒否した時のことだ。しかし、当時はまだインターネットもスマートフォンも普及していなかった。
 ゴルダー氏は、欧州経済領域をめぐる投票では、投票者の1割以上が選挙前に何らかの政治キャンペーンに実際に足を運んでいたと振り返る。当時は街中での活動も積極的に行われており、この1割という記録はいまだに破られていない。また、当時の代表的なマスメディアはテレビだった。今日でもテレビは健在なものの、その重要性は少しずつ失われている。
 2016年5月9日

NHK経営委員会委員長 浜田健一郎様
経営委員各位
NHK会長 籾井勝人様
 
NHKの自主・自律を否定する籾井会長の辞任、もしくは経営委員会による罷免を求めます  
  
原発報道に関する発言に抗議する〜
 
                          放送を語る会
                           日本ジャーナリスト会議
 
4月20日、熊本地震への対応を協議するNHK内の災害対策本部会議で、籾井勝人会長が、「原発については、住民の不安をいたずらにかき立てないよう、公式発表をベースに伝えてほしい」「当局の発表の公式見解を伝えるべきだ。いろいろある専門家の見解を伝えても、いたずらに不安をかき立てる」と指示したと報じられました。

426日の衆院総務委員会の質疑では、籾井会長は指示した事実を認め、公式発表が何を示すかについて、「気象庁や原子力規制委員会、九州電力が出しているもの」を挙げました。その上で、「原子力規制委員会が安全である、あるいは続けていいということであれば、それをそのまま伝えていくということ」と説明しました。

この一連の発言は、NHKの基本的な在り方と、NHK会長の資格要件に明確に反するものです。私たちは次の理由から籾井会長の即時辞任、もしくは経営委員会による罷免を強く求めます。
 
第一に、会長の原発報道の方針は、住民の命とくらしを危険にさらす可能性があります。

 福島第一原発事故の際、発生当時繰り返された政府「公式発表」は、放射能汚染について、「直ちに健康に被害を及ぼすものではない」というものでした。
緊急時の放射能影響予測システムSPEEDIのデータの公表が遅れ、メルトダウンの事実も長期にわたって伏せられました。結果として高濃度に汚染されたホットスポットに住民が取り残される事態が起こっています。
福島の原発災害に関する政府や電力会社の「公式発表」とはそのようなものでした。
籾井会長の「公式発表」をベースに、という指示は、公式発表がはたして正しいのか、隠されているものはないのか、という独自の取材に強いブレーキをかけるものです。
これでは、原発に危険な事態が発生し、取材が行われても、公式発表までは伝えないことにもなり、住民の命とくらしを危険にさらすことになりかねません。
 
第二に、籾井会長の指示は、放送法の精神、NHKの自主、自律の精神に反します。

いうまでもなく、NHKは政府のための放送機関ではなく、視聴者・市民のためのものです。今回の籾井会長の指示は、自主的に取材し、事態の真実に迫る、というNHKの自律的なあり方に真っ向から反し、NHKを政府広報機関にするに等しいものです。
特に「いろいろある専門家の見解」を伝えない、ととれる主張は重大です。
放送法第四条は「意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにすること」を倫理的な要請として定めています。
原発の緊急事態というような重大かつ見解が分かれうる状況で「公式発表」をベースにするというのは、この規定の精神に反し、許されるものではありません。
 
籾井会長は、「慰安婦」関連番組は政府のスタンスが見えないから慎重にする、など、放送内容は政府見解にしたがう、という趣旨で発言したことがあります。
就任会見でも、「民主主義は多数決、そのイメージで放送すれば(放送は)政府と逆になることはありえない」と述べました。
籾井氏の発言の根本には、NHKは政府のための放送局であるべき、という基本的な主義・主張があると言わざるをえません。今回の「公式発表をベースに」という指示もその主張に基づくものといえます。
この姿勢は、経営委員会が定めたNHK会長の資格要件「NHKの公共放送としての使命を十分に理解している」とはとうてい相容れないものです。
 このような会長をいまだに会長職にとどめている経営委員会の責任は重大であり、数々の問題発言にも拘わらず、罷免の検討さえしない経営委員会の姿勢は、結果的に公共的放送機関としてのNHKを傷つけ、損害を与えているのではないでしょうか。
 
 私たちはこれまで繰り返し籾井会長の辞任、罷免を求めてきました。
今回の「原発報道」に関する指示は、住民、市民に直接被害を与える可能性のある重大な発言です。あらためて会長の辞任、もしくは経営委員会による即時罷免を要求するものです。
 
 ◆ 報道自由度ランキング、日本は72位 3年連続で順位落とす (TBS)
   ※動画あり


 国際ジャーナリスト組織=
「国境なき記者団」は、報道の自由に関する2016年の世界のランキングを発表しました。日本は72位に後退し、3年連続して順位を落としています
 「国境なき記者団」が発表した「世界報道の自由度ランキング」では、世界180の国と地域の報道がメディアの独立性や透明性などを基準に評価されています。
 日本は、前年から11ポイント後退して72位でした。国境なき記者団は、
安倍政権がメディアの独立性を脅かしていることや、主要メディアの自己検閲が増加していることなどが日本の民主主義の土台を危ういものにしているとしています。
 また、
福島原発、日本の国防などが“国家機密”となっていて、ジャーナリストの取材を防ぐ厳しい法律で守られていると指摘しています。


 最も報道の自由度が高い国は
フィンランドで、70位に韓国が入ったほか、中国は176位、北朝鮮は179位、最下位はエリトリアでした。
『TBSニュース』(20日21:55)
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2754686.html


 ◆ 報道の自由度が急落 日本61位→72位に (東京新聞)

 【パリ=共同】国際ジャーナリスト組織
「国境なき記者団」(RSF、本部パリ)は二十日、二〇一六年の世界各国の報道自由度ランキングを発表、日本は特定秘密保護法などの影響で「自己検閲の状況に陥っている」として、前年の六十一位から七十二位に大幅に順位を下げた
 RSFは「特に(安倍晋三)首相に対する批判などで、
メディアの独立性を失っている」と指摘した。

 RSFは二〇〇二年から百八十カ国・地域を対象にランキングを作成。日本は
一〇年の十一位から毎年順位を下げ、一二年に二十二位、一四年は五十九位だった。
 日本が順位を下げた背景として、一一年三月の
東日本大震災後、外国メディアやフリーランスに対する情報開示が不十分だったとの指摘がある。各国メディアから批判の声が上がった秘密保護法の施行に踏み切ったことも悪影響を与えたという。

 一〜三位は
フィンランド、オランダ、ノルウェー。主要国では英国が三十八位、米国が四十一位、フランスが四十五位、ロシアが百四十八位。東アジアでは台湾が五十一位、韓国が七十位、中国が百七十六位、北朝鮮が百七十九位。最悪の百八十位はエリトリアだった。
『東京新聞』(2016年4月21日)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201604/CK2016042102000130.html


◆ Template:世界報道自由度ランキング
https://ja.wikipedia.org/wiki/Template:%E4%B8%96%E7%95%8C%E5%A0%B1%E9%81%93%E8%87%AA%E7%94%B1%E5%BA%A6%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%82%B0

 これは、一目瞭然。
 過去14年間の183ヶ国の全評価を一覧にしたカラーのテンプレート。

 <自由度が高い緑色から→黄色→赤の順番で7段階に色分けされています>
 72位(濃い黄色)の
日本は、2010年頃は(緑色)だったのに・・・
  《注目の人 直撃インタビュー》(日刊ゲンダイ)
 ■ 国際弁護士・猿田佐世氏 予定調和の日米関係を打破すべき


 次の米大統領は誰になるのか。日本への影響は?スーパーチューズデー以降、米大統領選への関心が高まっているが、ここで押さえておきたいのは、こと日米関係に限って言えば、誰がなっても変わらなかった過去があることだ。ホンのひと握りの「知日派米国人」と日本の官僚、政治家、大企業、メディアによる「ワシントンの輪」みたいなコミュニティーがあって、そこで予定調和的に物事が決まってしまう傾向があるからである。
 このシステムに敢然と挑もうとしているのが国際弁護士であり、新外交イニシアティブ事務局長の猿田佐世氏だ。

 ■ 辺野古の基地も集団的自衛権行使も日本政府が望んでいる
――猿田さんは日米で弁護士資格を取られている。稲嶺進名護市長の訪米を企画運営されたり、翁長雄志沖縄県知事の訪米でも同行国会議員、県議団のアレンジをされるなど、基地問題を巡り、ワシントンを動かすロビー活動を積極的にされている。


 キッカケはあまりにも米国の連邦議会議員が沖縄を知らないことに驚かれたと聞いていますが?

 そうです。2009年に鳩山首相が普天間基地の沖縄県外移設を提案しました。その際、米下院の沖縄問題を担当するアジア太平洋小委員会のトップの議員に私が会ったら、辺野古という単語も知らないばかりか、「沖縄の人口は2000人か?(正解は140万人)」と聞くんです。このとき、辺野古移転を求めている「米国」って、一体、誰のことを指すのだろう、と思いました。

――沖縄問題担当の議員ですら何も知らない?

 昨年、米国の軍事予算を決める国防権限法の文言を変えるためにロビー活動をしました。条文に「辺野古が唯一の選択肢」という言葉が入っていたので、削除を働きかけました。すでに下院では法案が通っていたのですが、ロビーしていても下院議員はこの条文の存在すら知らなかった。削除を求めるのに基地問題の最初から話さなければなりませんでした。最終的にこれを削除することに成功しました。

――しかし、日本では辺野古移転も米国、米軍の意向であるかのように伝えられていますよね? その米国っていうのは、誰なのか? ジャパンハンドラー、知日派って呼ばれる人たちですか?

 日本に対して影響力があるのは、確かにそうした人たちです。でも、彼らが自分たちの意向を米国の意向として日本に押し付けているかというと、それだけでなく、実は日本の意向もある。
 日本政府は莫大な資金を米国のシンクタンクに提供したり、米国でロビイング活動をしたりしています。そうやって、知日派やシンクタンクを動かして、自分たちが日本で進めたい政策を米国から後押ししてもらう。そういう構図もあるんですね。
 2014年の夏前、稲嶺市長と訪米した時に日本の河井克行さんという衆院議員がワシントンに来ていた。ちょうど集団的自衛権行使容認の閣議決定の前です。日本メディアが山のように集まっていて、何事かと思ったら、知日派の代表格であるアーミテージ元国務副長官やマイケル・グリーン元国家安全保障会議アジア上級部長らと会談し、彼らに「集団的自衛権の閣議決定を100%支持する」ということを言ってもらったんですね。
 河井さんが会談の中身を記者に話すと、メディアは大きく取り上げていました。知日派の発言が米国の意向として大きく報道されるのです。だから、河井さんはわざわざ米国まで来て、会談した。

――日本の読者は、米国が日本に集団的自衛権行使を求めているんだと思いますね。

 ワシントンの知日派、シンクタンクなどを通じて、日本の意向を拡大させる。私はこれをワシントンの拡声器効果と呼んでいます。
 JETRO(日本貿易振興機構)のCEOがワシントンの有力シンクタンクで基調講演し、それを日本で大きく報道させる。そういうこともやっています。
 ただし、思ってもいないことを米国の知日派に言わせるのであれば、捏造、偽造ですが、そうではありません。相乗効果としての「拡声器」効果という言葉が適切だと思います。

 ■ 米国では反対運動が盛り上がっているTPP

――その拡声器効果のために、日本政府はどれぐらいのお金を使っているんですか?

 ブルッキングス研究所には日本大使館から2900万円(2013年)、JICA(国際協力機構)から2500万〜3000万円(2012年)、CSIS(戦略国際問題研究所)には日本政府から6000万円以上(2014年)と、米国側が公表した数字はありますが、知り合いの新聞記者が日本の各省庁に取材したところ、日本からそういう数字は出てこなかった。
 出どころが不透明なんです。日本政府が2013年までに3年間で1億3600万円を払ったロビイスト事務所はTPP推進議員連盟を米国議会内につくってます。

――TPPも米国からの外圧のように報じられていますが、日本が議員連盟をつくらせたわけですか?

 米国ではTPPに慎重な態度をとる人も多い。今では米国の方が反対運動が盛り上がっているくらいです。

――日米関係に影響力を持つ知日派と呼ばれる人はどれくらいいるんでしょうか?

 私のインタビュー調査では5〜30人との回答でした。

――たったそれだけですか? だとすると、大統領が誰になっても日米関係はそうした人が仕切ることになる?

 トランプ、サンダースがあれだけの人気を得ていることでも分かるように米国は多様性の国です。でも、そもそも日本への関心があまりないんですね。
 日本自体は経済大国だし、米国にとっても重要な国ですよ。しかし、日本はずっと米国の意向に反することは基本的にやらないので、米国も日本に対して新しい政策を打ち出す必然性がない。新大統領が今までと異なる対日政策を考える発想そのものがないと思います。

――それは日本側にも問題がありそうですね。

 米国は日本のことをとても与しやすい国だと思っているでしょうね。近年日本が従来の日米関係から少し踏み出した政策を打ち出したのは鳩山首相の時くらいです。だから、5〜30人の知日派、エキスパートがいれば十分なのです。
 米国には中東や欧州の専門家はもっと多いんですが、それは一筋縄ではいかない国が多いからです。

――先ほど、拡声器効果の話をされた。それもあるでしょうが、外務省が米国の顔色をうかがっている。言いなりになっている。そんな部分もあるんじゃないんですか?

 官僚はすごく優秀だし、懸命に仕事をしておられる。ただスムーズな日米関係こそが国益に資すると考える方が多いのではないでしょうか。

 ■ 沖縄返還を言い出せなかった忖度(そんたく)外交の過去

――もっと日本側が主張すれば、米国の日本の見方も変わるんじゃないですか?

 そう思います。鳩山さんみたいに「県外移設」という政権が続くとなれば、米国も対応を真剣に検討しなければ、ということになる。

――辺野古移転にしてもアーミテージ氏ですら「県民が反対であれば造れない」みたいなことを言っていますよね? 日本政府が辺野古を譲らないのは誰の意思なのか。忖度なのか、遠慮なのか。

 最終的には日本政府が「辺野古しかない」という選択をしているんですよ。
 アーミテージ氏「ダメなら代替案を出せ」と言っているし、同じく知日派の代表格、ジョセフ・ナイ・ハーバード大教授も「中国に近すぎる」と言いました。
 米国のスタンスは「何が何でも辺野古」ではなくて、「日本が辺野古でいいというから、それでいい」というもの。日本が造ってくれるなら、喜んで受け入れる。そういうスタンスだと思います。
 1960年代に沖縄返還交渉の際に米国側の交渉担当者だったモートン・ハルペリンさんを日本にお招きし、講演などをセッティングしたことがありました。沖縄返還交渉の時に日本政府が「返還してほしい」と言わないので、「返して欲しいならそう言ってくれ」とわざわざ言ったそうです。忖度なのでしょうが、これでは外交になりません。
 また、限られた米国の人々とやりとりをするだけではなく、別の政治家・専門家との関係も構築して、そこにも人間関係をつくっていかなければならないと思います。

――安倍政権はどうなのでしょうか? 集団的自衛権の行使は外圧や忖度ではなく、自分がやりたいようにみえますね。

 安倍首相には軍事力に対する強い信奉があるように思います。軍事予算を増やし、軍需産業を育てて立派にしていきたい。安倍さんだけでなく、周辺もそういう価値観なのだと思います。

 ▽さるた・さよ 1977年生まれ。早大法卒。コロンビア大で法学修士。アメリカン大で国際政治学修士。日米で弁護士登録。2013年に国境を超えて政策提言、情報発信するシンクタンク「新外交イニシアティブ」を創立し、事務局長として活躍中(会員募集中)。評議員には元内閣官房副長官補の柳沢協二氏やジョージ・ワシントン大教授のマイク・モチヅキ氏、ジャーナリストの鳥越俊太郎氏がいる。

『日刊ゲンダイ』(2016年3月7日)
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/176514


パワー・トゥ・ザ・ピープル!! パート2

高市総務大臣の「電波停止」発言に厳重に抗議し、大臣の辞任を要求する


                        2016年2月12
                       放送を語る会
                       日本ジャーナリスト会議
  

 28日と9日、高市早苗総務大臣は、放送局が政治的公平性を欠く放送を繰り返しと判断した場合、放送法第4条違反を理由に、電波法第76条に基づいて電波停止を命る可能性を表明した。

「国論を二分する問題について一方の政治的見解を取り上げず、ことさらに他の見解のみ

を繰り返す放送」など、さまざまな条件・留保をつけての答弁であるが、この主張の核心は、権力が放送における言論、報道の内容を審査し、その内容によって行政処分ができる

というものである。憲法が保障する言論・表現の自由にたいする許しがたい攻撃だと言わな

ければならない。

 このような主張を持つ人物が、放送を所管する総務大臣の職にあることを到底認めることができない。高市大臣は速やかに職を辞すべきである。

 

 高市大臣は、電波停止処分は放送法第4条の「政治的に公平であること」に違反する場合

だとする。しかし、多くのメディア法学者が一致して主張するように、この規定は放送事業者が自律的に実現すべき性格の倫理規定である。

 放送法は、放送事業者に不偏不党を保障し、表現の自由を確保することを目的に掲げている。

特定の政治的勢力の不当な介入を排除する趣旨であり、それを保障するため放送法は第3条で「放送番組は、法律に定める権限に基づく場合でなければ、何人からも干渉され、又は規律されることがない」としているのである。

 このような精神をもつ放送法が、「政治的に公正であるかどうか」を行政の判断に委ね、

処分を認めるはずがない。
 

 もし高市大臣が主張するような停波処分が可能であるとすれば、その判断に時の総務大臣

の主義、思想が反映することは避けられない。

 仮に高市大臣が判断するとした場合、氏はかつて「原発事故で死んだ人はひとりもいない」と発言して批判をあび、ネオナチ団体代表とツーショットの写真が話題となり、また日

中戦争を自衛のための戦争だとして、その侵略性を否定したと伝えられたこともある政治家である。
 このような政治家が放送内容を「公平であるかどうか」判定することになる。

時の大臣が、放送法第4条を根拠に電波停止の行政処分ができる、などという主張がいかに

危険なことかは明らかである。
 

 政府の行為や政策が批判すべきものである場合、放送による報道が批判的な色彩を強めることは自然である。今回の高市大臣の発言は、安保法への批判の高まりを意識して、そうし

た報道を牽制する意図があると評されても否定できないであろう。

 高市大臣の発言を安倍首相も菅官房長官も擁護した。このことは現政権がテレビ報道に対し高圧的、抑圧的であることを改めて示した。
 我々は、このような総務大臣と政権の、憲法を無視し、放送法の精神に反する発言

に厳重に抗議し、高市大臣の辞任を強く求めるものである。


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