|
『電磁波研会報』から
◆ 住民一人ひとりを大事にする考えで勝てた Iさん(会員、神奈川県)
神奈川県のUR都市機構T団地のドコモ携帯電話基地局設置工事が中止に至った経緯についてご報告させていただきます。 私が工事の案内に気が付いたのは、平成22年8月、団地エントランスの掲示板にA4の紙に工事予定が1ヵ月ほど延期になったという内容を見たときでした。工事が延期にならなければ気付かず、団地内の反対運動も発生しなかったと思います。 その案内を見て、会社の同僚に、携帯電話用のアンテナが建物の屋上に建てる計画があることを雑談として話しました。その同僚が言うには、アンテナ近くで生活すると弱い電子レンジの電磁波を四六時中あびることになるということでした。この例えが正しいかどうかは別として、直感的に体には良くないものだと感じました。 その会話を境に、携帯電話用アンテナ、電磁波についての勉強を始めました。しかしながら勉強しても専門的なことは十分には理解できなかったことも事実です。ただし、携帯電話会社、工事の施工業者は自社の売り上げや利益のこと以外は考えていないことはよく分かりました。 一人ではどのように対応したら良いか分からないため、知人から市民運動家の大久保先生のことを教えてもらい、大久保先生に相談しながら反対運動を進めることとしました。 団地住民の戸別訪問を始めると、ほとんどの方がアンテナ設置には反対であること、そして電磁波過敏症の方も住まわれていることが分かりました。 その電磁波過敏症の方は、T団地に引越して来る前は、詳しくは伺っていませんが、電磁波の影響が強いところに住まわれていたとのことで、T団地に来てからは体調が良くなったそうです。 さらには、もしアンテナを設置するのであればここの団地から出て行くという方もいました。 ドコモ及び施工業者は、工事説明会を開くこともなく、住民に対しては、結果として団地エントランスのA4の紙1枚で工事を始めてしまうという姿勢でした。多数の住民は、その掲示に気が付かなかったのです。 ドコモ及び施工業者は、法を犯していないということは確かなことかと思いますが、このような進め方が誠意あるものと考えられますでしょうか。自社の都合ばかりで、住民への誠意ある配慮は感じられず、憤りを感じました。 私は大久保先生のアドバイスに従い、団地住民への*ちらし配り、大久保先生の電磁波についての勉強会の開催、住民の反対署名集めとその署名のUR都市機構及びドコモへの提出、ドコモ及び施工業者による工事説明会の開催などを団地自治会の協力を得ながら進めました。 幸せな生活というものは、住民一人ひとりが大切にされるということから始まると思います。今までもそしてこれからも公害は発生していくと思います。住民一人ひとりが危険なものへの感度を高め、適切な対応をし続けることが重要と思います。 最後に、適切なアドバイスをしてくださった大久保先生には厚く御礼申し上げます。そして、私と同じように、こういった反対運動が初めての方であっても、住民の安全な生活、住民一人ひとりを大事にするという考えをしっかり持ち、適切な指導者がいれば目的が達成できることと思います。頑張ってください。 ■ 相模原UR団地基地局計画中止 ■ 神奈川県相模原市のUR「T団地」(賃貸)で、ドコモが基地局建設を計画しました。URは住民自治会に相談もせず、ドコモと基地局建設契約を結びました。この自治会無視の姿勢に自治会が反発しました。 「賃貸だからいいだろう」というのがUR(都市再生機構)の考えです。URは以前の住宅・都市整備公団が改組したものです。2011年7月には自治会が電磁波研から講師を呼んで学習会をもちました。(会報71号掲載)。 賃貸ならばURだけの判断で基地局建設契約を結んで構わない、というのはURの思い上がりです。そこに住民が住めば、当然住民たちの居住権が発生します。2011年暮れに、住民から「正式にURが建設中止を決めた」と当研究会に連絡が来ました。長く困難な反対運動に取り組んでこられた住民の皆様に敬意を表します。この計画中止の経過について、同団地住民の方が寄稿してくださいました(本会報6頁から掲載)。(大久保) 『電磁波研会報』(74号 2012/1/29) ≪パワー・トゥ・ザ・ピープル!!
今、教育が民主主義が危ない!! 東京都の「藤田先生を応援する会有志」による、民主主義を守るためのHP≫ |

- >
- Yahoo!サービス
- >
- Yahoo!ブログ
- >
- 練習用


