今 言論・表現の自由があぶない!

弾圧と戦争が手をつないでやってきた! 即時閣議決定すべきは個人通報制度批准!! ピース9 国連経済社会理事会正式協議資格NGO

供託金制度は参政権を奪う差別!

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索

全3ページ

[1] [2] [3]

[ 次のページ ]

  
 ◆ 安倍政権の「女性が輝く社会づくり」で女性の所得は前年から
   10ポイントも減り男性の所得の半分にまで低下
 (editor)


 日本経済新聞の報道です。
 ◆ 男女平等ランキング、日本は過去最低111位
   日本経済新聞 2016/10/26 7:01

 世界各国の男女平等の度合いを指数化した世界経済フォーラム(WEF)の2016年版「ジェンダー・ギャップ指数」で、日本の順位は調査対象144カ国のうち111位だった。前年より10下がり、過去最低の水準になった。「男女の所得格差」で順位が大幅に下がった影響が大きく、配偶者控除見直しを含む税制論議にも一石を投じそうだ。
 同指数は女性の地位を経済、教育、政治、健康の4分野で分析する。日本は健康や教育で順位を上げたが、「経済」が118位と12も下げた。政治は1つ上昇したが103位にとどまった。


 項目別では「所得格差」75位から100位に急落。WEFが収入の比較方法を改め、主に先進国で過小評価していた所得の差を実態に近づくように修正し、順位に反映したためだ。

 米国も同じ要因で総合順位が28位から45位に下がった。ただ、購買力平価で比較した米国女性の平均所得は日本の女性より7割ほど多い。

 WEFは世界全体の傾向として、教育や健康では男女の格差縮小が進んだのに対し、経済では改善のテンポが鈍っていると指摘。今回調査のペースが続いたと想定すると、男女が経済的に平等になるには170年かかるという。
 このジェンダーギャップ指数の直近の推移をグラフにしてみたものが以下です。

 上のグラフにあるように、安倍政権発足前の2012年の101位から2016年の111位大幅に悪化しています。
 とりわけ、「経済参加と機会」の男女格差は118位まで悪化していますから、安倍政権の「すべての女性が輝く社会づくり」というのは女性差別をさらに加速しただけであることが一目瞭然です。

 それから、上記の日本経済新聞の報道にあるように、ジェンダーギャップ指数には、「所得格差」の項目があり、男性の所得に対する女性の所得割合が分かるのですが、それを主な国についてグラフにしてみたものが以下です。
 (略)
 上のグラフにあるように、日本の女性の所得は男性の半分しかありません。しかも、昨年の2015年の61%からアベノミクスによって10ポイントも女性の所得は下がってしまっているのです。
 あくまで私の予想にすぎませんが、同一労働同一賃金のない日本において非正規雇用の女性労働者が増えたことが主な原因となっての所得格差拡大なのではないかと思います。

『editor | 月刊誌「KOKKO」編集者・井上伸のブログ』(2016/10/26)
http://editor.fem.jp/blog/?p=2988


 ◆ 元慰安婦対応は「不十分」、国連委が日本に勧告 (【日本】TBSニュース)
  http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2720692.html

 国連の女子差別撤廃委員会は、日本の女性差別についての最終見解を発表し、慰安婦問題での去年の日韓合意に関連して、日本政府の取り組みが不十分だと指摘し、今後の対応を勧告しました。
 今回の最終見解で委員会は、去年12月の慰安婦問題をめぐる日韓合意に関連して、日本の指導者らから国の責任に関する発言が増えたものの、合意にあたって犠牲者中心のアプローチを十分に行わなかったこと、日本が他の国の「犠牲者」に対して、国際人権法上の義務に言及していないことなどを「遺憾」だと指摘しました。
 その上で、日本に対して5項目の勧告を掲げ、指導者や公人は犠牲者を傷つけるおそれのある発言をやめること、教科書で慰安婦問題を適切に扱い、歴史的事実が客観的に学生らに提示されることなどを求めています。


 また、最終見解では、夫婦別姓を認めない規定や女性の再婚禁止期間などの民法の規定についても差別的だと指摘、速やかな改正を勧告しました。
 さらに、マタニティーハラスメントも取り上げ、男性の子育て参加や適切な保育施設の設置を促しています。ただ、委員会の勧告そのものには法的拘束力はありません。(08日11:25)
 ※動画あり(1分12秒)

 ◆ 国連委員会 「日本は慰安婦問題で慎重な発言を」 (【韓国】KBS World Radio)
http://world.kbs.co.kr/japanese/news/news_In_detail.htm?No=58416
 国連の女子差別撤廃委員会は7日、旧日本軍慰安婦問題に関する対日審査の最終見解を発表し、去年の韓日合意が被害者の立場に立っていないとして遺憾の意を示すとともに、日本に対し、元慰安婦を傷つけるような発言を控えるよう求めました。
 委員会は、女性差別に関する課題を定期的に審査するもので、今回、慰安婦問題についても審査が行われ、7日に最終見解が発表されたものです。

 このなかで、委員会は、韓日政府が慰安婦問題を最終的かつ不可逆的に解決したとする去年12月の合意について、犠牲者の立場に立っていないと指摘し、日本政府は合意を履行する過程で犠牲者や生存者の主張を受け入れ、真実と正義、犠牲者への賠償を保証するよう求めました。
 また、日本の指導者などが元慰安婦を傷つけるような発言を控えるよう促し、慰安婦問題を教科書に記載し、歴史的事実を客観的に提示することを求めました。
 さらに、委員会は、慰安婦問題に関する国連などからの勧告を日本が実行してこなかったことは遺憾だとしています。
 日本は、委員会の先月の審査で、杉山晋輔外務審議官が慰安婦の強制連行を否定する趣旨の発言をしていました。(2016-03-08)

 ◆ 国連 日本の慰安婦問題における立場を批判 (【中国】中国国際放送局)
http://japanese.cri.cn/2021/2016/03/08/161s247036.htm
 国連女性差別撤廃委員会は7日、日本が「女子に対するあらゆる形態の差別の撤廃に関する条約」第七、八回の合併報告の執行状況を審査した結果を発表し、日本の慰安婦問題における立場を批判した上で、日本が国連の複数の機構が出した関連提案に頑固として聞き耳を立てないことに遺憾の意を示しました。さらに、慰安婦問題におけるその態度を改めるよう促しました。

 日本政府代表は先月16日に、慰安婦問題は日本が条約に加入する前に起きたことから、審査されるべきではないと発言しました。
 これに対し、審査は、「日本は、慰安婦問題で犯した罪を効果的に認めないだけでなく、賠償も慰問も行われていない。このため、慰安婦被害者らが受けた心の傷は癒されるどころか、継続され、、ひいては深まっていることから、日本政府のこういった論調は成り立たない」と指摘しています。

 また、「日本は今日でも、国際人権法の枠組み内で、中国を含めた慰安婦問題の被害国に対して負うべき責任に言及しようとせず、意図的に教科書から、慰安婦問題に関連する内容を削除している。こういった態度に注目する必要がある」とし、
 「日本の指導者と政府役員が慰安婦問題で、無責任の言論を再び出さないことを確保し、被害者の権利を尊重するとともに、日本政府が正式に謝罪することを求める。また、韓国と結んだ協定を実施する際に、生存者の意見を真剣に聞き取り、被害者が真実を知り正義を求める権利を尊重すると同時に、学生と民衆が客観的に歴史の真実を得ることなどを確保するため、慰安婦問題に関連する内容を確実に教科書に書き入れるよう」促しました。(2016-03-08)


パワー・トゥ・ザ・ピープル!! パート2

  書評:評者・鈴木裕子(女性史研究家) 《週刊新社会》
 ★ 『性と法律 変わったこと 変えたいこと』
角田由紀子 著 岩波新書886円(2013年12月刊)


 ★ 「売春禁法」の片罰性を摘発
著者で弁護士の角田由紀子さんは東京大学で日本文学を専攻したが、就職難の折、独力で司法試験に挑戦し、1975年に弁護士登録した。
 旧著『性の法律学』(有斐閣、1991年)は、多くの性暴力問題に取り組む女性たちに大きな衝撃を与え、闘いの方途を示した。
角田さんに大きな影響を与えたのは、弁護士に成りたての時に参加した徳島ラジオ商事件で検挙された「内妻」の冨士茂子さんの裁判だった。
夫妻には幼い娘がいたが、無実の冨士さんを殺人犯に仕立てたのは、検事や判事らの強固な法律婚信仰である、法律婚することを自ら拒否した女への復讐であっただろうと、著者は「あとがき」で述べている。(再審公判で冨士さんは85年無罪判決を勝ち取った)


 著者は本書でさらに女性問題の幅を広げ、結婚、離婚と子ども、ドメステイックバイオレンス、女性の労働、性暴力、セクシュアルハラスメント、売買春と法など、多方面に言及、裁判への豊冨な知見や実践を駆使し、説得力の高い議論を提供している。
もとより相互には関連性がある。
角田さんが真骨頂を発揮している「売買春」に絞って述べる。

1958年に全面施行された「売春禁止法」は片罰法の最たるもので、「買春」という概念のなかった立法時は、「売春」という言葉で買う行為も表現していたとするなら買春者が「人としての尊厳」を害すると理解されているとは到底思えず、「尊厳」を害されるのは専ら「売る」側の女性とされる。

「売春」を減らす目的の達成に最も必要なことは「買春」の需要を減らし、女性たちに具体的な転業を準備し、貧しさから解放させる雇用政策が取られるべきであったが、これらに対して為政者たちは全く不作為を重ねた。
性産業に働く女性は、その外にいる女性と同等な権利があると考えられてきただろうか。彼女らもまた女性の権利侵害を受けた被害者で彼女たちを暴力から守ることは女性全体の問題と指摘。
女性と男性は、「売る側」と「買う側」とでは、多くの場合互換性がない。男性の女性向けの性的サービス業はあるが、売る側が圧倒的に女性であるのはなぜか。なぜ、性的快楽の購入者は男性なのだろうか。男性は買うためのお金を持っているのに、女性はない。女性は、男性の払う金を必要としている。
しかし、この構造は生理的なものではなく、社会に作られた男女の在り様の反映でしかないと指摘する。
女性均等待遇の必要性を、今こそ声高く主張しなければならないと強く感じる。

『週刊新社会』(2015/1/20)


パワー・トゥ・ザ・ピープル!! パート2
 日本の議会では、女性議員の鋭い発言に対して、自民党の男性議員が発言中の女性議員に聞こえるように、議長の指示なく大声で女性蔑視のヤジ・不規則発言を行い、女性議員の発言を妨害してきた例は相当数あるのではないでしょうか。
 
 日本の議会では、今回の都議会のように、議会で女性議員が事前に質問通告をしたうえで質問している最中に、男性議員が発言通告もなく、議長の指示も受けていないにもかかわらず、議場全体に届く大声で、明らかに人権侵害の罪を問われるべき女性蔑視・女性差別の不規則発言が容認され続けています。
 
 女性蔑視・女性差別の発言をした男性議員に対し、その場で議長が議事を中止し、議員としての資質を欠く重大な問題である不規則発言を問題にして、不規則発言者を特定し、不規則発言内容を確認して、憲法14条と自由権規約、議員の資格にかかわる重大な人権侵害行為であることを指摘し、自ら辞職するよう、他の議員らとともに働きかけた議長はいません。
 
 市民と国際的包囲網の中で、東京都議会本会議で女性都議に対して女性蔑視の不規則発言によって女性議員の人権を侵害した全ての男性議員を明らかにし、ヤジを浴びせた男性都議全員を都議会から追放しましょう。
 
 ー・−・−・−・−・−・−・−・−・−
 
 毎日新聞 2014年6月29日
 
 <都議会ヤジ>石破幹事長「他の発言者も名乗り出よ
 
 東京都議会本会議でみんなの党会派の塩村文夏(あやか)議員(35)が女性蔑視のヤジを浴びせられた問題で、謝罪した鈴木章浩議員(51)=都議会自民党を離脱=以外にヤジの発言者がいることについて、自民党の石破茂幹事長は28日、「本人の自発的なことは政治家として求められることじゃないか」と述べ、自ら名乗り出るよう促した。鳥取市内で講演後、記者団の質問に答えた。
 
 【塩村都議、議場から反論しなかった理由】(※)

 18日の都議会で質問中の塩村氏に対し、鈴木氏は「早く結婚した方がいいんじゃないか」と発言。共産党会派は「自分が産んでから」との声も上がったとして、定例会最終日の25日、発言者に議員辞職を求める決議案を本会議に提出したが、否決されている。

 石破氏の発言を受け、都議会自民党の吉原修幹事長は「自民党としては既に聞き取り調査をし、他の発言者はいなかったと確認しているが、仮に本当に他に発言した人がいるとしたら、うちの会派に限らず、名乗り出てほしい」と語った。【高嶋将之、川口裕之】
 
 
 ※ 毎日新聞 2014年06月21日
 
 セクハラヤジ:塩村議員の一問一答詳報 
 議場から反論しなかった理由は
 
 東京都議会で女性の妊娠・出産を巡る問題で初めての一般質問に立った際、「早く結婚しろ」などとやじを受けた、みんなの党会派の塩村文夏(あやか)都議(35)が20日、毎日新聞の単独インタビューに応じた。今回の問題を「妊娠、出産などに悩みを持つ女性に同じことが言えるのか。『セクハラ』の一言には収めにくい」とし、「今後は品性のないやじが飛ばない都議会にしていきたい」と語った。一問一答の詳細は次の通り。
 
 −−今日の動きからまず聞きたいのですが、議長に処分を求める要求書を提出したものの、受理されなかった。どう受け止めていますか。
 
 ◆やじ騒動が起こってから、まず自浄作用というか、(発言者の)申し出を待っていたが、いろんな報道に接する中で、それは難しいと感じました。議会に助けを求めたいという思いで、要求書を提出したのですが、不受理だったのは残念です。(要求書の)補正をして出してと言われても、まずは(発言者を)特定してくれという意味だと受け止めました。現状、特定ができていないので、議会に助けてください、という意味合いもあった要求書だったのですが……。
 
 −−特定に関することですが、塩村議員から見ると左側、つまり自民党会派側ですね。今もこの人だと特定はできていない?
 
 ◆そうですね。左側の後方ですが、あの辺りに座っていた2、3人の中だろうということまでしか言えないです。
 
 −−どの発言が耐え難いと思ったのでしょうか。
 
 ◆パンチをくらったのは「自分が結婚しろ」といった趣旨のやじですね。まさか今の時代にこんなことを言われるとは……。「こういうことを言ったらアウトですよ」というような典型的な事例、セクハラの言葉だと思いますので、それがまさか今の都議会の議場で出てくるとは、と面食らってしまいました。
 
 −−塩村議員は広島出身の被ばく2世だと公表しています。「産めないのか」という発言に対して、どう受け止めていますか。
 
 ◆被ばく2世もそうですが、いろいろな立場であったり、年齢、病気など結婚や妊娠、出産に悩みを持つ女性はたくさんいます。私だけでなく、悩みを抱えている女性に、本当にそのようなことが言えるのかと思いました。失礼ではないか、と。悩みがある女性に対する取り組みを都が進めるべきだ、という質問をしている中で、そんなことが言えるのか、とは思いますし、驚きました。
 
 −−これはツイッターから多く寄せられていた質問ですが、議場から反論しなかったのはなぜでしょうか。
 
◆一瞬、(質問を)止めるべきかとは思ったのですが……。本当に止めていいのか分からなかったです。質問をすべて消化できるか分からない、まずは質問を優先しよう、と考えました。止めることで、やじが正当なものだと思われてしまうかもしれないのが嫌でした。涙は流していませんが、「結婚しろ」とやじが飛んだときに、普通であれば「これはいけない」という反応になると思ったのですが、笑っている方もいました。
 質問を進めていくうちに、妊娠、出産に関するやじも聞こえてきて「あれ、みんなおかしいと思っていないのかな」と思いました。そこで不妊治療を受けている友達や相談してきた人の顔が浮かんできました。私は議員のバッジをつけている人の前で東京都の取り組みを聞いているのに、その議員さんたちに届いていないという悲しさと悔しさはありました。
 
 −−ツイッターなどではこれは「セクハラ」という言葉でとどめてはいけない、という指摘もあります。ご自身の見解を教えてください。
 
 ◆いろんな考えができると思います。人格権の問題もありますし、議員として正当に質問に立っている中でやじられたという問題もあります。「セクハラ」の一言には収めにくいとは思っていますが、分かりやすく皆様に届くのも大事だと思うので「セクハラ」だということも否定はしません。
 
 −−世間の反応がこれほど大きくなると思いましたか?
 
 ◆最初は全然思いませんでした。やじが重大な問題だとは思いましたが、議会の大多数があれでよし、としたのであれば、もしかしたらこの中では「あれがよし」とされるかもしれないとは思いました。
 あと、議会が終わった後にすぐ発言者か会派の代表が「申し訳なかった」とか「今後は無いようにする」とかフランクな感じで来て下さると思ったのですが、終わってから5分たっても10分たっても来てもらえなかった。そのときは抗議までは考えてはいませんでした。もちろん、ありえない発言ですし、信じられないとも思うし、言ってはいけない言葉で悩んでいる人を否定した言葉ですが、それでも、謝罪にきてくれたら話は違ったと思います。
 それがないので、「悪いと思っていないのか」という思いが芽生えてきました。悲しかったです。質問が終わってから、本当にこのまま流されていくのが正解なのかわからない。私が1期目で、声を上げることができない。もし何期も重ねた議員なら、違った行動が取れたかもしれないと思うこともありました。
 
 −−都議会は、今回含めて、やじはひどいなと感じますか?
 
◆この間、国会や区議会を見学しました。いろんな議会知っているわけではないですけれど、普通に働いてきた感覚から言うと、「あれ?」と思います。少なくとも、街頭演説に立っている議員の先生方から、発せられている言葉だとは思えなかったです。「皆様のお役に立ちたい」であるとか「皆様の声を届けていく」と、街頭でよく聞いてましたから。
 
 −−今回、傍聴席にご家族もいたのですか。
 
 ◆広島から妹が来ていました。終わってから「これは何なんだろう」と。「議会って、こんなところなの」と言ってました。
 
 −−他の議員は何と。
 
 ◆自民党会派以外の方から「あれはないよね」と声をかけられました。
 
 −−やじを浴びせた議員はどのような表情をしていましたか。
 
 ◆表情までは、見えませんでした。
 
 −−もし今後、同じようなことが起きたらどうしますか。
 
 ◆それはさすがにないと信じたいです。これをきっかけに、品性のないやじが飛ばない議会になってほしいと思います。
 
 −−今回のやじ問題を今後の議会活動にどう生かしていきたいですか?
 
 ◆まだ問題の解決は見えていませんが、まずはこの議会で、このようなことが二度と起きないよう訴えていきたいと思っています。
 
  《時評自評》
 ◆ 今の均等法で性差別是正は可能か?
浅倉むつ子(早稲田大学)

 男女雇用機会均等法の制定から、そろそろ30年にもなろうというのに、男女の格差は一向に縮小しない。
 むしろ、女性の経済的地位は後退している。世界経済フォーラムのジェンダーギャップ指数は低下して、2012年には135ヵ国中101位である。
 OECD諸国平均の男女賃金格差は16%、それに対して日本は29%で、韓国に次いで2番目に大きい。これは明らかに、雇用上の性差別を規制しているはずの均等法がきちんと機能していない証拠ではないか。
 均等法は果たしてこのままで、蔓延する性差別を是正できるのか。そんな疑問を持つのは当然だろう。
 ところが、今、均等法見直しを議論している労働政策審議会雇用均等分科会の先行きが見えてこない。このままでは法改正の提案がないまま議論が収束してしまうかもしれない。


 これまで、もっとよい法をとする女性たちの働きかけにより、均等法は、制定以来の激しい労使対立の中でも二度にわたる改正を重ねてきた。その継続的な努力が、今回は頓挫しかねないという危機感を持つ。
 均等法はまだまだ改正が必要な法律だ
 たとえば、均等法によって実現される平等が男性の働き方にあわせたものではないことを示すために、基本理念「仕事と生活の両立が男女平等に保障される」ことを盛り込むべきである。

 また、国連女性差別撤廃条約1条にいう「性差別」の定義規定をおき、直接差別、間接差別も含む性差別の根絶を明記すべきだ。

 さらに、労基法4条均等法が管轄事項を縦割りにしている状況を改善し、均等行政と労働基準監督行政が協力して賃金差別の解消および格差改善に取り組めるようにすべきである。

 加えて、均等法7条に、「間接差別禁止規定」という見出しをつけて、省令で限定列挙されている3事例を例示、として、よりわかりやすい規定に改正すべきである。

 もっと基本的なことをいえば、均等法が本当に機能するためには、この法律が単なる行政的な差別規制法(つまり行政的な指導・勧告・調停などを行う公法的性格の法律)ではなく、個人に民事法的な権利を付与する法律であることを明記する規定をおくべきだろう。

 このような改正が行われないかぎり、均等法は、性差別に無理解な裁判所に影響力を及ぼすことができない。
 先頃、時計の針を一挙に逆戻ししたような判決がでた(中国電力事件・広島高裁判決2013年7月18日)。

 社内の同期同学歴男女間の昇格・賃金に明らかな格差があるにもかかわらず、裁判所は男女間で、層として明確に分離していることまではうかがわれない」という。例外なしに男女が完全分離されていないかぎり性差別ではない、という判旨にはあきれるばかりである。
 判旨はまた、人事考課の基準は男女別でないから客観性があり、原告は上司による考課で「協力関係、向上力、指導力」に問題ありと評価されているのだから、管理職にふさわしくない、と判断している。
 いったい裁判官は、男女別の基準や差別の意図をもつ不利益取扱いのみが差別だとでも考えているのだろうか。
 均等法は果たして、このような裁判官の考えを是正させるのに役立つ法になっているだろうか。
 もちろん答えはノーである。

『労働情報』869・70号
 
パワー・トゥ・ザ・ピープル!! パート2

全3ページ

[1] [2] [3]

[ 次のページ ]


.
人権NGO言論・表現の自由を守る会
人権NGO言論・表現の自由を守る会
非公開 / 非公開
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について

スマートフォンで見る

モバイル版Yahoo!ブログにアクセス!

スマートフォン版Yahoo!ブログにアクセス!

1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

いまならもらえる!ウィスパーうすさら
薄いしモレを防ぐ尿ケアパッド
話題の新製品を10,000名様にプレゼント
コンタクトレンズで遠近両用?
「2WEEKメニコンプレミオ遠近両用」
無料モニター募集中!
ふるさと納税サイト『さとふる』
実質2000円で特産品がお手元に
11/30までキャンペーン実施中!
いまならもらえる!ウィスパーWガード
薄いしモレを防ぐパンティライナー
話題の新製品を10,000名様にプレゼント
お肉、魚介、お米、おせちまで
おすすめ特産品がランキングで選べる
ふるさと納税サイト『さとふる』

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事