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スイスのデモクラシー
民主主義の秘密が眠る村、アルト
2016-10-10
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こんにちは、ゲストさん
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ベルテルスマン「国民の権利」ランキング |
ベルテルスマン「国民の権利」ランキング国民の参政権でランキング1位のスイス だが厳しい批判も先日、ドイツのベルテルスマン基金から発表された「国民の権利」ランキング中、国民の参政権の項目でダントツの1位に輝いたスイス。だが同時に、スイスが長年抱えている弱点も容赦ない批判を浴びている。その弱点とは「金融行政における透明性の欠如」だ。 今回初めて独立した国際機関のベルテルスマン基金が、直接民主主義的な「国民の権利」に関する国別比較調査を実施した。対象とされたのは、欧州連合(EU)及び経済協力開発機構(OECD)に加盟する41カ国だった。
OECDの加盟国は、欧州のほぼ全域(トルコ・イスラエルを含む)のほか、アジア(日本・韓国)、南北アメリカ(カナダ・米・メキシコ・チリ)及びオセアニア(オーストラリア・ニュージーランド)といった、世界でも経済的に発達した民主主義国家だ。
この調査の目的は、国民による法的拘束力を持った政治参加がどれだけ実現しているかを国別に比較することにあり、幅広い評価基準をもとに国家の「持続可能な統治能力」を調べた総合調査の一環として行われた。
調査の結果、国民の権利を直接民主主義的に行使できるかという項目においては、41カ国中で唯一10点満点の評価を得たスイスがランキング上でトップを獲得。報告書の評価では、「このような(直接民主主義的な)政治決定プロセスには多くの利点がある」とし、また、直接民主主義的手法をうまく代表制のシステムに取り入れることで「多数派の暴政やポピュリズムの台頭を防止」し、「現行政治システムに対する市民の満足感」を最大化できると評価されている。
ランキングでは9点に相当する国はなく、8点のラトビア、リトアニア、スロベニア、米国、そして7点のブルガリア、イタリア、ポーランドと続く。下位グループでは、デンマーク、オランダが4点、トルコ、ノルウェーが2点だった。ベルテルスマン基金によると、原油資源の豊富なノルウェーでは「国民による政治参加の機会はまったく用意されていない」。
「ランキング競争」 こういったランキング調査はここ数年増えており、政治・社会・経済システムなどの分野でさまざまな機関が次々と新しいランキングを発表している。例えば、世界経済フォーラム(WEF)の国際競争力及び技術革新力ランキングや、米シンクタンク「フリーダムハウス」の自由度指標、また最新のものでは、海外駐在員のためのネットワーク「インターネーションズ」による「世界で住みやすい国ランキング」などだ。同ランキングは、67カ国で暮らす外国人の生活条件を調べたものだ(第1位は台湾で、スイスは住みにくい国の3位)。
また、英誌エコノミストも、調査部門「エコノミスト・インテリジェンス・ユニット」が定期的に興味深い国際比較分析を発表している。しかし、こうした調査でありがちなのは、例えば政治参加への度合いを測る際に労働組合の組織率を用いるなど、(安直で)表面的な評価基準に頼ることだ。その結果、実際には投票の機会がきわめて少なく、議員などが国民の代表としての意義を大幅に失っているノルウェーのような国が、「ほぼ完璧な民主主義国家」と讃えられ、政治参加度で最高評価を受けるなどといったことが起きてしまう。
落とし穴 したがって、このような調査を頭から信用することはできない。それでも今回「持続可能な統治能力指標」調査の一環としてベルテルスマン基金が行った試みが注目されるのは、直接民主制のランキングを作成しただけでなく、調査に「国民の権利に法的拘束力があるか」等の明確な設問を織り込むことにより、あいまいな回答を排除しようと努めたことによる。
しかし、回答に当たった専門家たち全員が、「イニシアチブ(国民発議)」等の用語の意味を正しく理解していたかは疑わしい。例えばスウェーデンでは「国民投票を求める全国的なイニシアチブは、まれだが『ある』」とされている。だが、これは法律上も政治上も正しくない。スウェーデンではそういった国民の権利は(まだ)確立していないというのが真相だ。
反対に、署名運動によって国民投票を要求することは不可能とされたのがマルタだが、これも誤りだ。マルタでは2015年初め、まさに市民のイニシアチブによって鳥類狩猟の是非を問う初の国民投票が実施されている。
金融政策の透明性で最下位に 国民の参政権の項目でランキング1位のスイスだが、コメントに気になる箇所がある。「非常に少数(40〜50%)の有権者しか」国民投票に参加しないという唐突な一文だ。挙げられた数字自体が矛盾しているが、実際は4年間で一度も国民投票や選挙に参加しなかった有権者は非常に少ない(10%未満)ことが、各種の調査結果から明らかになっている。
一方、金融政策の透明性についてスイスに向けられた辛口の批判には、確かな根拠がある。スイスは、このカテゴリーでは最低の1点しか獲得できず、対象国中で最下位となった。
今回のベルテルスマン「国民の権利」ランキングは、各国の民主主義的政治実行力を評価した点、とりわけ参政権に関する大掛かりな国際比較を行った点に意義がある。このような調査は独立した機関によるものとしては初めてだ。しかし、民主主義に改善の余地があるように、国別ランキングの質にもさらに改良の余地がある。
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イギリスのEU離脱に思う / 2016年7月3日
Brexit(イギリスのEU離脱)を巡る国民投票で、離脱派が多数を占めるという「まさかの結果」に、私も大きな衝撃を受けた。大方の人たちと同じように、イギリス人のEUに対する不満がどんなに大きくても、EU 離脱によるマイナス面を考えれば、少数差で残留派が勝つものと予想していたからである。国民投票を実施することで、国内の離脱派の怒りや不満のガス抜きをし、同時にEUに対しては離脱をチラつかせることでEU内でのイギリスの地位を有利にしようとしたキャメロン首相の目論見は、完全に失敗したことになる。
EUからの離脱という国民投票の結果を受けて、イギリスの通貨ポンドが暴落したのみならず、世界中の株価が一時大巾に下落するという影響が出た。こうした現実と今後は金融シティーとしてのロンドンの価値が下がり、EUの連邦銀行のあるドイツのフランクフルトの価値が上がりそうだなどという報道に、EU離脱に賛成投票をした人たちの間にも動揺が見られるとも伝えられる。そうしてみると、離脱の客観的な影響を理性的に考えることなく、「イギリス独自の誇り高き道を選ぶべきだ」とか「ドイツが支配しているEUはナチスが支配しているのと同じ」といった離脱派の旗振り役の感情的な主張に影響されたイギリス人が多かったということになるのだろうか。
拡大を続けてきたEUの歴史で初めて離脱国が出たという歴史的な出来事に、私は忘れかけていた何十年も前のことを改めて思い出した。私が旧西ドイツの公共国際放送局ドイチェ・ヴェレ日本語課の職員として働くため、当時放送センターのあったケルンに来たのは、1972年5月のことだった。仕事を初めてしばらく経った頃だったと思うが、ドイツのニュースを日本語に翻訳していて、びっくり仰天したことがあった。「イギリスはヨーロッパではない。島国で、島国の人たちは独特のおかしな考え方をする」というようなことを、ドイツの政治家が発言していたからだ。「イギリスこそヨーロッパの中心」となんとなく思い込んでいた当時の私は、「そのイギリスがヨーロッパではない」と聞いて、びっくりしたのだった。その頃のヨーロッパでは、イギリスをEC(EUの前身、ヨーロッパ共同体)に参加させるべきかどうかという議論が高まっていた時で、フランスやドイツなどヨーロッパ大陸のEC原加盟国の間では、島国、イギリスの加盟に反対する人たちがかなりいたのである。結局イギリスの加盟は翌1973年1月に認められたが、それまでにフランスのドゴール大統領(当時)によって2度にわたって加盟申請を拒否されている。
ヨーロッパの統合はもともとイギリスのチャーチル元首相のアイディアで、第二次世界大戦が終わった直後の1946年9月19日にスイスのチューリッヒで行った演説が、発端になったと言われている。この演説で彼は「我々はヨーロッパ合衆国のようなものを作らなければならない。ただし、大英帝国は独自の世界大国としての地位を維持しなければならない」などと語っている。しかし、統合の具体的な歩みは、1952年にフランス、ドイツなど6カ国でECSC(ヨーロッパ石炭鉄鋼共同体)が発足したことで始まった。ヨーロッパ大陸で2度も世界大戦を引き起こした反省から、フランスと当時の西ドイツは、紛争の原因となりうる資源(石炭と鉄鋼)を共有することで、平和への一歩を歩み出そうとしたのだった。1958年にはEEC(ヨーロッパ経済共同体)、1967年にはEC(ヨーロッパ共同体)が発足したが、世界の先進国としてのプライドの高いイギリスは、自国の主権にこだわり、当初これらの組織に加盟しなかった。
そのイギリスが方針を変えて加盟申請をしたのは、1961年のことだった。当時イギリスの経済は低迷し、「英国病」という言葉が流行語になるほど、社会全体に閉塞感が広がっていた。その頃のイギリスは、ヨーロッパと結びつくことによって、そうした事態を打開し、経済回復を図ろうとしたのだが、ドゴール大統領の反対にあい、最初の加盟申請から12年後の1973年になって、ようやく ECへの加盟が認められたのだった。1993年にはEU(ヨーロッパ連合)が発足し、加盟国は28カ国になったが、イギリスはEUの統合から一定の距離を置き、自国の利益を優先させる態度を貫いてきた。EUを象徴する二つの重要な協定、国境での入国審査なしで域内を自由に移動できるシェンゲン協定と単一通過のユーロ導入協定に参加せず、自国の通貨ポンドを維持してきたことに、イギリスの立ち位置が示されている。政治統合への動きをますます加速させるEUと自国の主権尊重と経済重視のイギリスとの間には、亀裂が一段と深まり、政権与党内の権力闘争も加わって、今回の国民投票へと繋がったという経緯がある。
イギリスに対する違和感を私自身が特に感じたのは、イラク戦争のときだった。イラク戦争に反対するフランスやドイツなど大陸諸国の意向に反して、イギリスはアメリカのブッシュ政権のイラク戦争に積極的に参加したが、EU加盟国との関係よりアングロ・サクソン同士の特別な関係を優先させたことが強く印象に残った。(後にイギリスのブレア元首相は、「イラク戦争参加は誤りだった」と謝罪したが)。また、イギリスはEU 内で自国の特権を主張するエゴイスティックな国という印象も強かったので、「EUから出たければ、さっさと出て行けば」などと思ったことも1度ならずあったのだが、実際にBrexitという結論が出されてみると、自分でもびっくりするほど狼狽してしまった。
私が特に気の毒だと思うのは、ヨーロッパ人としてのアイデンティティを持って育ってきた若いイギリス人たちが、突然ヨーロッパ大陸へのはしごを外されてしまったことである。これからはイギリスの若者たちがEU加盟諸国の大学で勉強することも、これらの国々で働くことも、これまでのように自由には行かなくなるだろう。EU脱退派は、イギリスの過去の栄光を忘れられない年齢の高い層に多く、若い人たちには残留派が多いと言われ、今回の国民投票では若い有権者の75%がEU残留に一票を投じたと伝えられる。 若い人たちの希望に反して、国民投票は僅差でEU脱退という結論を出したが、EU 脱退の影響を実際に受けるのは何と言っても若い世代である。若い人たちの間では失望と怒りの声が渦巻き、国民投票のやり直しを求める人が多いとも聞くが、一方で彼らに対して「自業自得だ」という冷たい声も聞こえてくる。投票した若者に限ってみれば75%という圧倒的多数が残留に投票したが、若い層の投票率そのものが低かったのだ。今回の国民投票の投票率は全体では72%だったが、1番投票率の高かったのは65歳以上の83%で、最も低かったのが18歳から24歳までの36%、ついで低かったのが25歳から34歳までの58%だったという。投票しなかった若い世代が、その結果に怒る資格はないということだろう。7月2日にはロンドンで、EUからの脱退に反対する人たちが、再度の国民投票実施を求める大規模デモを行ったというが、その要求が受け入れられる可能性は少ないとみられている。
高齢者ほど投票率が高く、若者ほど投票に行かないという傾向は、日本でも同じではないだろうか。7月10日の参議院選挙は、今後の日本の進むべき道を決定する重要な選挙である。政権与党側が3分の2を獲得することを許してしまえば、憲法改正(改悪)への道を開くことになり、その悪影響をもろに背負わなければならないのは、若者たちである。日本の若い人たちが、イギリスの若者の二の舞にならないよう、今回の国民投票の結果から学んで、こぞって選挙に出かけ、高齢者たちを見返して欲しいと、高齢者に属する私は切望する。ちなみに在外邦人たちの投票は7月3日までで、私もベルリンの日本大使館での投票を早々と済ませた。
みどりの1kWh
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選挙年齢を「20歳以上」から「18歳以上」に引き下げる改定公職選挙法がきょう19日、施行されます。
選挙年齢の見直しは、1945年に25歳以上から「20歳以上」に引き下げられて以来70年ぶりです。
国政選挙では、22日に公示がせまっている参議院選(7月10日投票)で初めて適応されます。
成人のみならず若者とこどもたちの市民的政治的権利を保障するのは、政府と行政の根幹的な仕事です。
18歳以下のこどもたちには子どもの権利条約で、国籍を問わず全ての市民に市民的政治的権利に関する国際規約等の人権条約によって人権が保障されています。
人間が生きるためのすべて、生まれてから墓場もその墓の管理まで、全てに政治的がかかわっています。若者やこどもたちは最もこの政治の影響を受けています。
消費税の負担の高さ、コンビニなどでアルバイトをしている若者は、低賃金の上労働組合や政党にも所属しておらず、ほとんどが無権利状態であり、この責任は政府の責任です。
子 どもの権利条約でも、子供の意見表明権を保障しています。
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選挙権得られる年齢18歳に 240万人が新有権者
NHKNEWS 6月19日
選挙権が得られる年齢を18歳に引き下げる改正公職選挙法が、19日に施行されます。選挙権年齢の引き下げはおよそ70年ぶりで、18歳と19歳のおよそ240万人が新たに有権者に加わり、今月22日に公示される参議院選挙から適用されます。
選挙権が得られる年齢を18歳に引き下げる改正公職選挙法は、去年6月に成立し、公布から1年間の周知期間が設けられ、19日に施行されました。
18歳への引き下げは、施行日のあと初めて公示される国政選挙から適用されることになっているため、今月22日に公示され来月10日に投票が行われる参議院選挙から適用されます。 選挙権年齢が引き下げられるのは、昭和20年に「20歳以上」となって以来およそ70年ぶりで、参議院選挙では18歳と19歳のおよそ240万人が新たに有権者に加わることになります。 各党は「18歳選挙権」の適用を見据えて、参議院選挙の公約に雇用や教育といった若者に身近な政策を盛り込んだり、インターネットを使った活動に力を入れたりしていて、新たに選挙権を得る18歳と19歳を含めた若者の支持を拡大したい考えです。 |
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