被災した岩手、宮城、福島3県で続いていた失業手当の延長措置が今日の30日で終了します。
震災に伴う特例はこれでほぼ打ち切りとなり、9月中に3県で7000人前後の給付が終了する見込みです。求職者が増える可能性もあり、被災各県などは雇用対策を急ぐ必要があります。
失業手当の給付期間は、震災後の昨年5月に60日延長された。国は昨年10月、被災3県の沿岸部に限って90日間延長する措置を取り、申請期間を今年9月いっぱいに定めていたものです。
さて、被災地の求人状況は
復興関係の建設、土木関係が特化し始めてていて、数字的には、改善傾向を示していますが、復興が進み具合で、各被災自治体の格差は広がっているようです。
問題なのは、高齢者や女性を中心に再就職が難しいケースもあり、無収入への転落が懸念されています。
特例終了を受け、各県の労働局などでは再就職合同説明会を開催する事にしています。
しかし、企業と失業者のミスマッチは、相変わらずです。
また、ここに来て
以前から心配していた復興関係の建設、土木関係の入札が一気に始まりました。
このため、各被災自治体の建設業者が足りない、また技術者不足も深刻です。
例えば
この前の27日には、陸前高田市の小中学校2校の災害復旧工事で、入札に参加予定だった建設会社や工務店8社が「複数の工事を抱えて手が回らない」と全社辞退し、入札が取りやめになっています。
陸前高田市によると、市発注の震災関連工事の入札で全社が辞退したのは初めてで、市は「学校環境はいち早く整えなければならない」(市教育委員会)として業者の指名基準を広げて、来月9日に再入札をする予定らしいでのですが・・。どこから、その業者を見つけるか・・?頭の痛い問題となっています。
辞退した業者は「土木工事も請け負っており、これ以上仕事を受けるのは不可能。(被災者の)生活に直結する道路工事などを優先せざるをえない」と話しています。
被災地での震災関連復興需要の高まりで、業者不足が深刻になっていることを浮き彫りしています。
更に極、僅かな地場産業の復興した企業も
人手不足が深刻な状況です。
一方、地場企業は人材確保に頭を悩ませており、中でも国、県のグループ補助金の活用などで生産設備の復旧が進む水産加工業は人手不足が深刻な状況です。
沿岸全体の8月の有効求人倍率は1・07倍と高水準が続いています。
しかし、人気は事務系などに集中し、釜石公共職業安定所管内(釜石市、大槌町)では水産加工業を含む食料品製造の6〜8月の求人141人に対し、就職したのは40人にとどまっている状況。
水産加工はパートで賃金も安いことなどもあって敬遠される傾向にあるのだと、職安でも話していました。生産計画にも影響が出始めている。震災後に設備増強に乗り出した企業もあり、基幹産業の早期復興に向けてこの、ミスマッチはなんとかしなけばならい問題となっています。
岩手労働局が28日発表した8月の県内有効求人倍率(原数値)を見ると、沿岸部は2カ月連続で1倍を超え、数字絵では、バブル期以来の高水準となっています。
この記事を見ていて、なんでこんな、求人があるのに、就職できないの・・?被災者は贅沢ではないか・・?
という声が聞こえてきそうですが・・。
被災地に実際にきてみれば分かりますが、単純なミスマッチではありません。
有効求人倍率は良くてもその中身を見ると、復興関係の建設、土木関係が特化しています。
しかも、求人の中身を見ると、「35歳以下。施工管理者で要経験者」や「重機オペレーター。要経験者」など「作業員でも要経験者」と即、戦力となる人ばかりの求人内容です。
被災者のほとんどは
これまで漁師や農業をやって来た人が多く、例えば職業訓練等で「資格取得」しただけでは、採用されないケースがとても多いのです。
また、水産加工など地場産業の復興企業もまだまだ、僅かですが、ここでも、ようやく復興したばかりの企業で、賃金がとても安く、ほとんどがパート。
また、仮設住宅からの通勤の手段もない状況なのです。
被災地の地場産業復興を考えた場合。
やはり、三陸の水産復興は欠かせないのだと思います。震災前は、被災者の多くは水産業に携わっていた人が多いと思います。
↓↓個人事業の漁師。(自分です・・。)
↓↓大型定置網の網起こし。この漁師は(漁協自営事業の従事者か共同経営でやっている)
今年の高水温で、不漁が続いています。
漁師の場合も
大きく分けて二つの働く形態があります。
自分のような個人事業主的な漁師のほか、例えば大型定置網などの漁業従事者的(サラリーマンのような漁師)とにわかれます。
自分の地元の田野畑漁協の大型定置網は復興していませんし、もう出来ないかもしれません。
このようなケース、定置網はまだまだあります。
そうなると、他所に出ていく漁師、転業する漁師も出てきて当然の流れです。
私事ですが・・。
自分のような個人漁師も3.11以降は異常な気象、潮、高水温、更には放射能などで漁価安など・・。
震災前と、全く違う海になっていて、不漁とセシュームの不安が大きくのしかかっています。
これは、大型定置網でも同じで、黒字にならなければ、給料支払えないのです。
このように、何だか、3.11から自然も味方してくれませんし・・。
想定していなかった、なんとも出来ないのは、セシューム問題です。
ここでも、原発事故は大きな陰を落としています。
とにかく、「被災者はみんな稼ぎたい・・」。そう思っています。
でも、前述したように、色々な問題点が重なってうまく行かないですねーー。
ホントに、大きな災害からの復興は、非常に大きなハードルばかりです。何度も言いますが、想定していない出来事が、頻繁に起きて来るのです。
とは言っても、出来る事をやって行くしかない・・。
失業してる人も、この状態では食っていけなくなります。
こんな事は、言いたくないのですが・・。
日本全体の景気がイマイチで、簡単に働ける場所を見つけるのも大変な状態である事は承知おしています。
しかし、被災地でいたずらに時間を過ごすより、どこでもいいから稼げる場所があるのなら・・。
一旦は出て行き、なんでもいいから職を見つけるのも得策かもしれません。
職が見つからないと・・・。食べて行けない。まず自分の生活が第一ですからね。
まあ、被災地の雇用問題はこのような、側面があります。
数字だけではない、問題が沢山あるのが実態です。
山と土と樹を好きな漁師