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南北2年ぶりに会談

2018-01-09 02:33【ソウル共同】
 韓国と北朝鮮は9日、南北軍事境界線上の板門店の韓国側施設「平和の家」で、2年1カ月ぶりとなる南北当局間会談を開いた。首席代表は閣僚級で、北朝鮮の韓国・平昌冬季五輪参加問題が主な議題。
南北会談は韓国の文在寅大統領の政権発足後では初めてだ。文氏は北朝鮮の五輪参加を実現させ緊張緩和につなげたい考えで、会談の行方は朝鮮半島情勢に大きく影響する。

 皆様へ、 日中友好と教育の自由のために〈中国通信1379〉を送ります。重複お許しください。ご意見ご批判をお願いします。転送OK。*記事の中国語原文については大幅に(略)しています。全文を読みたい方はご連絡ください。

 ◆ 映画《二十二》以外の声
   原文:『読者』2017/23 作者:藤子


 映画が終わってもすべての観客は席を離れなかった。こんなことは初めてだった。みんなは静かに銀幕の数字を見つめていた。
 二十万から二十二へ、さらに八へ、これは逆転しない引き算、そしてついには〇に。〇とは何を意味するか? 

 7000以上の名前、実際には32099延べ数の名前がスタッフに続いてスクリーンを流れていく、これは監督でさえも予定することはできない足し算だった。
 8/14、世界“慰安婦”記念日、映画《二十二》上映初日。


 2012年、“80年代生まれ”監督・郭柯はネットで短い文、それは1920年生まれの広西老人・?紹蘭と彼女が“慰安所”で身籠った混血児の物語で、国内ではすでに知られていること。
 当時、中国大陸で生存していた“慰安婦”はわずか32名、したがって彼は題名を《三十二》としたが、8・12上映まであと2日の時、海南島の黄有良老人が亡くなった。

 今日では、映画の中の22名の老人はわずかに8名が残っているだけ

 監督・郭柯は言う。“この映画はみんなに慰安婦とは何かを訴えるものではなく、私はただかつて被害を受けた女性が晩年どんな生活を送っているかを示したものだ。”
 見た後みんながどう思うかは“これは私がどうこうすることはできない。”と語った。

 監督・郭柯は言う。“抜け出せないのは我々の方だ。まず、彼女たちを理解し、生活を楽しみ、決して慰安婦というレッテルを貼ってはならない。”

 撮影中、海南に留学していた米田麻衣は亡くなったばかりの王玉開老人をお参りした。
 彼女はしばしば老人を訪ねお世話をしていたボランティアの一人で老人と深い交流をしていた。
 彼女は老人が生きているときにかつて彼女を迫害した日本人の写真を見せた。
 その時彼女は、笑いながら日本人も年とった、髭もなくなった…と言った。

 一人の中国語ができるユダヤ人はこの映画を見た後、お婆さんのことを話した。
 彼女は、恋人を目の前で殺され、その後の苦しみを語ったという。戦後、ドイツは毎月1500ドルの賠償金を彼女に渡した。

 このユダヤ人は話しながら、激し“ユダヤ人でも、中国人でも、ドイツ人でも、日本人でも、正視せず、誤りを認めなければその世代の人を欺くことになる。
 有名なユダヤ人が冷淡は死よりも恐ろしい、冷淡は憎悪よりも恐ろしい、冷淡は人類になお悪意が存在する理由である、彼らは言い出せないが、我々は必ず忘れてはならない。”

 日本のドキュメンタリー監督・土井敏邦はこの映画を見た後、“これは、私が観た最もいい映画の一つだ、画面・光線及び撮影対象との交流の方法において出色のものだ。
 力強くて質の高いものはこれまで日本のドキュメンタリーで見たことがない、特に感動したのは、日本の監督はこの題材の映画を撮れないということだ。
 もともと、我々は加害者として主体的にこのような映画をとるべきだが、被害者の中国人と韓国人がこのような映画を撮って我々日本人に見せている。”と語った。

 余華は、《生きる》の日本語版序文の中で言う。
 “生きるというのは一人の人間の自分に対する感覚だが、幸存は傍観者的だ。”我々は歴史の教科書で見かけるこの言葉は、別の人の一生だ。だから、私は“幸存者”の言葉でこれらの老人を呼びたくない。

 この世界はかつて彼女たちに深い傷を負わせたが、彼女たちは深い憂いをたたえて笑ってこれに応え、干からびて空気が漏れるような口で報復の歌を歌う。

 もし、あなたが《三十二》を観たら、きっと?紹蘭老人が歌うあの歌を忘れることはできないだろう。それは、《二十二》の最後で流れ、全編でただ一つ配された音楽−《九重山》である。

   赤い太陽が昇る、米の海が広がり、一筋の河、一つの蓮の花…

 歴史を心に刻み、傷の痛みに向き合うべきで、我々はいつも恨んでいるわけにはいかないが忘れることはできない、彼女たちに向き合い、追及するべきではなく、我々が記憶すべきは、おばあさんたちの現在の笑顔なのだ。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 ◆ 《韓国と北朝鮮 南北チャンネル再開 1年11カ月ぶり》
   毎日新聞2018年1月3日


 《韓国側は9日に南北高官級会談を提案しているが、3日夜現在、北朝鮮側からの応答は出ていない。金委員長は演説で、南北関係改善に向けた呼びかけと同時に米韓合同演習の中止なども求めており、今後の南北協議には曲折も予想される。》

 *一歩を踏み出すだろうか。期待と不安、熱気と冷水、特に“慰安婦”問題も南北対話してもらいたい。(近藤)


パワー・トゥ・ザ・ピープル!! パート2




韓日 新たな友好時代へ…中央団長新年辞

多様な同胞の結集を…「ヘイト」との闘いも強化

新年辞 中央団長 呉 公 太

◆「通信使」保存の重責
 戊戌(つちのえいぬ)の新年を迎え、在日同胞の皆様に謹んで新春のご挨拶を申し上げます。
 昨年を振り返りますと、朝鮮通信使のユネスコ世界記憶遺産登録という朗報に接したことをまず皆様と喜びたいと思います。韓日関係が厳しいと言われる中で、両国の民間団体が協力し合い、精力的に活動を推進してきたことの成果です。関係者の方々に改めて心から感謝を申し上げます。

 登録遺産実現のために、中央本部は日本側のNPO法人朝鮮通信使縁地連絡協議会に加盟し、全国の地方本部にも協力を呼び掛けてきました。1支部23本部が趣旨に賛同して加盟し、地域社会の国際イベントを通じて朝鮮通信使パレードを再現しながら異文化理解や多文化共生を訴えてきました。

 私たち民団は、これから朝鮮通信使関連記録を「世界の宝」として保存管理する一翼をしっかりと担いながら、今後も韓国と日本の懸け橋の役割を積極的に果たしていきたいと思います。今年は金大中大統領と小渕恵三首相が結んだ「韓日共同宣言」から20周年の節目の年です。私たちは韓国と日本の新たな友好時代の幕開けに繋げていくことを約束いたします。

◆北韓の暴挙を糾弾
 親愛なる在日同胞の皆さん!
 その一方で、北韓の執拗なミサイル発射や核実験によって、日本、韓国等の北東アジアのみならず世界平和が脅かされ、韓半島を取り巻く情勢は極度の緊張状態にあると言っても過言ではありません。

 私たちは北韓の暴挙が人類全体への犯罪行為であることを糾弾し、核やミサイル開発の即刻中止と、これに費やす膨大な時間と資金を飢餓にあえぐ自国民救済に充てるべきであると警告してきました。

 こうした北韓の暴挙に対して盲目的に称賛を送る朝鮮総連に対しても、金正恩独裁政権の核・ミサイル阻止のために共に行動することを呼びかけてきました。

 朝鮮総連は、在日同胞経済の基幹産業とも言える遊技業業界が強い締め付けを受けるに至った契機・要因が、北韓の核・ミサイル開発であり日本人拉致問題であることを深刻に想起しなければなりません。北韓の一連の国家犯罪が在日同胞全体の生活を圧迫している現実を無視し、『同じ民族同士』という情緒的な文言で民団に接触・かく乱しようとする朝鮮総連とこれに追随する勢力の策動に団員の皆さんは絶対に乗せられてはなりません。

 加えて私たちの日常的かつ深刻な懸念は、「北韓憎し」の感情が日本で日ごとに高まり、レイシストがこれに便乗し「嫌韓」感情を煽り、ヘイトスピーチやヘイトクライムに繋がることです。在日同胞の生活と生命を守る民団として絶対に許すわけにはいきません。

 親愛なる在日同胞の皆さん!

 韓日関係は、文在寅大統領が7月の初の韓日首脳会談で、両国首脳が相互に相手国を訪問するシャトル外交の再開合意などの成果を上げました。

 これまで2度の会談と9度にわたる電話会談で、韓日両国は北韓への対応など基本的な合意をしており、韓米、韓中首脳会談でも対北政策について意見の一致をみています。文大統領の訪日も近いという話もあり、民団として歓迎したいと思います。

◆「韓日合意」守るべき

 2015年に韓日の政府間で交わした慰安婦問題の「韓日合意」は守られるべきというのが民団の基本的な立場であることに変わりありません。幾多の難しい問題があるにせよ、誠実に履行されるようにこれからもより一層、韓日の懸け橋として、民間外交を担う在外国民団体として、新政権を支えていく所存です。

◆「禁止法」制定求める

 今も在日同胞を苦しめるヘイトスピーチに対しては、「ヘイトスピーチ対策法」に罰則を含めるべく同法の改正や包括的差別禁止法の制定を求めてきました。11月の国連の人権理事会での「普遍的定期的審査」(UPR)においても代表団を派遣しヘイトの問題を訴えてきました。野放し状態になっているインターネット上のヘイトスピーチについても、人権救済申立てや法規制がかかるよう最善の努力を続けていきます。さらに全国の自治体レベルでの条例化のための運動を継続しヘイトスピーチ根絶まで闘っていきます。



◆平昌五輪成功へ

 親愛なる在日同胞の皆さん!

 平昌五輪が目前です。民団は五輪を成功裏に運営しようと誠金運動で1億円を達成しました。募金を寄せていただいた全国の同胞の皆様に厚くお礼を申し上げます。韓国で初めて開かれる冬季五輪を、国家と国民、在外同胞の威信をかけて必ず成功させましょう。88ソウル五輪を成功させ、世界の人々に韓国を印象づけた、あの民族の底力を再び内外に誇示しましょう。

 結びに当たり、昨今の在日同胞社会の大きな構造変化に対して、規約改正も含め、民団の改革が急務であることを訴えます。韓国籍同胞が中心である民団の基本は変わりありませんが、在日同胞の大統合を視野に入れた時、韓半島にルーツを持つ日本国籍同胞や新定住の同胞を広範に結集する必要に迫られています。一致団結した民団の求心力でこれからの100年後を見据えた民団をつくっていきましょう。

 本年が、すべての団員と民団の周辺にいる同胞の皆様にとりまして、幸多き年になりますよう祈念し、私の新年のご挨拶といたします。
(2018.01.01 民団新聞)




1/2(火)【ソウル聯合ニュース】

  韓国統一部の趙明均(チョ・ミョンギュン)長官は2日に記者会見を開き、南北軍事境界線がある板門店で9日に高官級の当局者会談を開催することを北朝鮮に提案した。
「会談で平昌冬季五輪への北の参加問題を協議するとともに、南北関係の改善に向けた互いの関心事を虚心坦懐(たんかい)に話し合えることを期待する」と述べた。

 実現すれば、2015年12月の南北次官級会談以来およそ2年ぶり、文在寅(ムン・ジェイン)政権では初の南北当局者会談となる。

 文大統領はこの日の閣議で、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が1日の「新年の辞」で来月の平昌五輪への代表団派遣や南北当局間対話の開催を検討するとしたことに歓迎の意を示し、南北対話の早期再開と北朝鮮の五輪参加に向けた準備を統一部などに指示した。

 ○「核兵器の物語には、終わりがあります。核兵器の終わりか、それとも、私たちの終わりか」
 ○「核兵器の傘の下に守られていると信じている国々に問います。あなたたちは、自国の破壊と、自らの名の下で他国を破壊することの共犯者となるのですか」
 ○「私たちは死よりも生を選ぶ代表者」

  =ICANが受賞講演【ノーベル平和賞】=
 ◎ 核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)のベアトリス・フィン事務局長の受賞講演 (Huffington Post)


 本日、核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)を構成する何千人もの人々を代表して、2017年のノーベル平和賞を受け取ることは大変な光栄です。私たちはともに、軍縮に民主主義をもたらし、国際法の新たな形を作り出してきました。

 私たちは、ノルウェー・ノーベル委員会が私たちの活動を認め、この重要な運動に機運を与えてくださったことに、感謝を申し上げます。この運動に惜しみなく時間とエネルギーを費やしてきてくださった人々をたたえます。


 共通の目標に向かって前に進むため、私たちと連携して取り組んでこられた勇気ある外務大臣、外交官、赤十字・赤新月のスタッフ、国連職員、学者・専門家の皆さまに感謝します。そして、この恐ろしい脅威を世界から取り除くことを誓っているすべての人々に感謝します。

 大地に埋設されたミサイル発射台や海の中を潜航する潜水艦、空を高く飛ぶ航空機など、世界中の数十カ所に、人類を破壊する1万5千個もの物体が置かれています。
 おそらく、この事実があまりに非道で、それがもたらす結末が想像を超えるほどの規模であるがゆえに、多くの人々は残酷な現実をただ受け入れてしまっているようです。私たち全員を取り巻くこの異常な道具について考えることなく、暮らすためにです。

 このような兵器に私たちが支配されることを許していることこそ、異常です。
 私たちの運動を批判する人たちは、私たちを非理性的で、現実に基づかない理想主義者であると言います。核武装国は決して兵器を手放さないのだと。

 しかし、私たちは、唯一の理性的な選択を示しています。核兵器をこの世界に定着した物として受け入れることを拒否し、自分たちの運命が数行の発射コードによって束縛されていることを拒否する人々を私たちは代表しています。
 私たちの選択こそが、唯一、可能な現実なのです。他の選択は、考慮に値するものではありません。

 核兵器の物語には、終わりがあります。どのような終わりを迎えるかは、私たち次第です。
 核兵器の終わりか、それとも、私たちの終わりか。
 そのどちらかが起こります。
 唯一の理性的な行動は、突発的なかんしゃくによって、私たちが互いに破壊されてしまうような状況で生きることをやめることです。

 今日私は、三つのことについてお話ししたいと思います。恐怖(fear)、自由(freedom)、未来(future)についてです。

 核兵器を保有する者たち自身が認めているように、核兵器の真の効用とは恐怖を引き起こす力を持つことです。
 核兵器を支持する者たちが「抑止」効果について語るとき、彼らは恐怖を戦争の兵器としてたたえています。彼らは、無数の人間を一瞬で皆殺しにすることの準備ができていると宣言し、胸を張っています。

 ノーベル文学賞受賞者のウィリアム・フォークナーは1950年の受賞にあたり「唯一ある問いは『いつ自分は吹き飛んでしまうだろうか』だ」と述べました。しかしそれ以来、この普遍的な恐怖は、さらに危険なものに取って代わられました。それは、否認です。

 瞬時に世界が終末を迎えるハルマゲドンの恐怖は去り、核抑止の正当化に使われた世界両ブロックの均衡は終わり、核シェルターはなくなりました。
 それでも一つ残ったものがあります。私たちにその恐怖を与えてきた何千、何万という核兵器そのものです。

 核兵器が使われるリスクは、今日、冷戦が終わったときよりも大きくなっています。しかし冷戦時とは違って、今日、世界にはより多くの核武装国があり、テロリストもいれば、サイバー戦争もあります。これらすべてが、私たちの安全を脅かしています。
 目をつぶってこのような兵器との共存を受け入れることは、私たちの次なる大きな過ちとなります。

 恐怖は、理性的なものです。この脅威は、現実のものです。私たちが核戦争を回避してこられたのは、分別ある指導力に導かれたからではなく、これまで運がよかったからです。私たちが行動しなければ遅かれ早かれ、その運は尽きます。

 一瞬のパニックや不注意、誤解された発言、傷つけられた自尊心が、いともたやすく私たちの都市全体を破壊してしまいます。計画的な軍事増強は、一般市民の無差別大量殺戮(さつりく)を引き起こします。

 世界に存在する核兵器のごく一部が使われただけでも、爆発のばい煙が大気圏の高くに届き、地球の表面を十年以上にわたり冷やし、暗黒にして、乾燥させます。それは食物を消し去り、何十億もの人々を飢餓の危機にさらします。
 それにもかかわらず、私たちは、このような私たちの存在そのものに対する脅威を否認しながら生きているのです。

 フォークナーは、ノーベル賞講演の中で、彼に続く者たちに向けられた課題についても語っています。彼は、人類の声によってのみ、私たちは恐怖に打ち勝ち、人類が持続することを可能にすると語りました。

 ICANのつとめは、そのような声となることです。人類および人道法の声となることです。一般市民を代表して声を上げることです。
 人道的観点からその声を上げることによって、私たちは恐怖を終わらせ、否認を終わらせることができます。そして最終的に、核兵器を終わらせることもできるのです。

 2点目の自由について、お話ししたいと思います。

 核戦争防止国際医師会議(IPPNW)は、核兵器に反対する団体として初めてノーベル平和賞を受賞した1985年、この壇上で次のように述べました。

 「私たち医師は、世界全体を人質に取るという無法行為に抗議する。私たちが自らの絶滅に向けてお互いを標的にし続けているという道徳違反に抗議する」

 これらの言葉は2017年、まさに響いています。

 差し迫る絶滅の人質にとらえられたまま生きることをやめる。その自由を、私たちは取り戻さなければなりません。

 男たちは――女たちではなく!――他者を支配するために核兵器を作りました。ところが実際には、私たちが核兵器に支配されてしまっています。
 彼らは私たちに間違った約束をしました。それは、核兵器を使うことの結末をあまりにも恐ろしいものにすることによって、紛争を望ましくないものにすることができると。それにより、私たちは戦争から自由になれると。

 しかし、核兵器は、戦争を防ぐどころか、冷戦期に私たちを何回も崖っぷちに追い込んできました。そして、核兵器は今世紀も、私たちを戦争や紛争に突き進めようとしています。
 イラクでも、イランでも、カシミールでも、北朝鮮でも、核兵器の存在は、核競争への参加へと他者を駆り立てています。核兵器は私たちを安全にするどころか、紛争を生み出しています

 私たちと同じノーベル平和賞受賞者であるマーティン・ルーサー・キング・ジュニア牧師が1964年にまさにこの壇上から述べたように、核兵器は「大量虐殺的かつ自殺的な」兵器です

 核兵器とは、血迷った男が私たちのこめかみにたえず銃を突きつけているようなものです。
 核兵器は私たちを自由にするとされてきましたが、実際は、私たちの自由を否定しています。

 核兵器による支配は、民主主義に対する侮辱です。
 しかし、これらは単なる兵器です。単なる道具です。
 これらの兵器が地政学的理由から創造されてきたのと同じように、これらの兵器を人道的観点の下に置いて廃棄していくことは簡単なことです。

 これこそ、ICANが自らの任務とするところであり、私の話の3点目、未来に向かう道です。

 私は本日、核戦争の恐ろしさを証言することを自らの人生の目的としてきたサーロー節子さんと共に、この壇上に立っていることを光栄に感じています。

 彼女ら被爆者たちは、この核兵器の物語の始まりを経験しました。私たち皆に課せられた課題は、被爆者がこの物語の終わりも、その目で見ることができるようにすることです。

 被爆者は、自らの悲痛な過去を何度も思い出してきました。それによって私たちがよりよい未来を作り出すことができるようにするためにです。

 何百もの団体がICANに加わり、未来に向けた力強い歩みを進めています。世界中で何千人もの運動員たちが、日々たゆみなく、その課題に立ち向かっています。

 地球上で何百万もの人たちが、これら運動員たちと肩を組んで彼らを支え、さらに何億人もの人たちに対して、今とは違う未来は可能であることを示してきました。

 そのような未来が不可能だという人たちは、それを現実にしようとしている人々の道を阻むのをやめるべきです。

 市井の人々の行動により、これら草の根の努力の頂点として今年、これまで仮説だったものが現実へと前進しました。核兵器という大量破壊兵器を違法化する国連条約が、122カ国の賛成で採択されたのです。

 核兵器禁止条約は、この世界的な危機の時にあって、未来への道筋を示しています。それは、暗い時代における一筋の光です。

 さらに、それは私たちに選択を示しています。

 二つの終わりのどちらをとるかという選択です。
 核兵器の終わりか、それとも、私たちの終わりか。

 前者の選択を信じることは、愚かなことではありません。
 核を持つ国が武装解除できると考えることは、非理性的なことではありません。
 恐怖や破壊よりも生命を信じることは、理想主義的なことではありません。
 それは、必要なことなのです。

 私たち全員が、この選択を迫られています。
 そして私は、すべての国に、核兵器禁止条約に参加することを求めます

 米国よ、恐怖よりも自由を選びなさい。
 ロシアよ、破壊よりも軍備撤廃を選びなさい。
 イギリスよ、圧政よりも法の支配を選びなさい。
 フランスよ、テロの恐怖よりも人権を選びなさい。
 中国よ、非理性よりも理性を選びなさい。
 インドよ、無分別よりも分別を選びなさい。
 パキスタンよ、ハルマゲドンよりも論理を選びなさい。
 イスラエルよ、抹殺よりも良識を選びなさい。
 北朝鮮よ、荒廃よりも知恵を選びなさい。

 核兵器の傘の下に守られていると信じている国々に問います。
 あなたたちは、自国の破壊と、自らの名の下で他国を破壊することの共犯者となるのですか。

 すべての国に呼びかけます。
 私たちの終わりではなく、核兵器の終わりを選びなさい!
 この選択こそ、核兵器禁止条約が投げかけているものです。
 この条約に参加しなさい。

 私たち市民は、偽りの傘の下に生きています。
 核兵器は私たちを安全になどしていません。
 核兵器は私たちの土地や水を汚染し、私たちの体に毒を与え、私たちの生きる権利を人質にとっているのです。

 世界のすべての市民に呼びかけます。
 私たちとともに、あなたたちの政府に対して、人類の側に立ち、核兵器禁止条約に署名するよう要求してください。
 私たちは、すべての国の政府が理性の側に立ち、この条約に参加するまで活動し続けます。

 今日、化学兵器を保有することを自慢する国はありません。
 神経剤サリンを使用することは極限的な状況下であれば許されると主張する国もありません。
 敵国に対してペストやポリオをばらまく権利を公言する国もありません。

 これらは、国際的な規範が作られて、人々の認識が変わったからです。
 そして今、ついに、私たちは核兵器に対する明確な規範を手にしました。

 歴史的な前進への一歩は、普遍的な合意で始まることはありません。
 署名する国が一つずつ増えて、年を重ねるごとに、この新しい現実は確固たるものとなります。
 これこそが進むべき道です。
 核兵器の使用を防ぐには、ただ一つの道しかありません。
 核兵器を禁止し、廃絶することです。

 核兵器は、これまでの化学兵器、生物兵器、クラスター爆弾や対人地雷と同様に、今や違法となりました。その存在は非道徳です。
 その廃絶は、私たちの手の中にあります。

 終わりが来るのは、避けられません。
 しかしそれは、核兵器の終わりか、それとも、私たちの終わりか。
 私たちは、そのどちらかを選ばなければなりません。

 私たちのこの運動は、理性を求め、民主主義を求め、恐怖からの自由を求める運動です。

 私たちは、未来を守るために活動する468団体からの運動員です。
 道義上の多数派の代表者です。
 死よりも生を選ぶ数十億人の代表者です。
 私たちは共に、核兵器の終わりを見届けます。

 ご静聴ありがとうございました。

(朝日新聞デジタル 2017年12月10日 23時08分)

『Huffington Post - 日本や世界のニュース、有識者と個人をつなぐソーシャルニュース』(2017年12月11日)
http://www.huffingtonpost.jp/2017/12/10/nobel-peace-prize_a_23303032/


パワー・トゥ・ザ・ピープル!! パート2

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