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山形新聞 12月10日(水)8時23分配信
【モンテ】頂点へ(上)天皇杯決勝 「壁」を越え大舞台
サッカーの第94回天皇杯全日本選手権(日本サッカー協会、Jリーグ主催、共同通信社、NHK共催)で、J2・モンテディオ山形がクラブ初の決勝戦に臨む。相手はJ1リーグ、ヤマザキナビスコ杯を制し、3冠を狙う強豪G大阪。山形は昇格プレーオフでJ1復帰を決め、勢いに乗る。13日に横浜市の日産スタジアムで行われる戦いを前に、山形の過去の大会と今大会の戦績などを振り返り、頂上決戦を展望する。(報道部・佐藤裕樹)
山形は地域リーグ、JFL時代を含め、天皇杯は23回目の出場。これまで最高は1999年、2010年のベスト8だった。J2チームの決勝進出は第91回大会のF東京―京都(ともにJ2)以来、3大会ぶり。東北勢の決勝進出は、戦前の1933(昭和8)年に準優勝した仙台サッカークラブまでさかのぼる。 山形が初の8強入りを決めた99年の第79回大会。J2の山形は3回戦で神戸、4回戦でC大阪といずれもJ1勢を制して勝ち進んだ。準々決勝でJ1柏に敗れたものの、クラブ史に新たな歴史を刻んだ。その当時、選手として活躍した高橋健二コーチは「神戸、C大阪とJ1チームを二つ倒し、自分たちはやれるぞという手応えを感じた」と懐かしむ。 J1時代の2010年にもベスト8となった。準々決勝のJ1清水戦ではPK戦で5―4で涙をのんだ。攻撃的なサッカーを貫いた昨季は、3回戦でJ1浦和との激しい点の取り合いを制したものの、4回戦でJ1川崎に0―2で敗退。FW万代宏樹選手は川崎戦後、「一つ一つのプレー精度の差。個々の力の差も感じた」と敗因を語っている。 大番狂わせを許した苦い経験もある。J1時代の09年、明大(東京都代表)との3回戦だ。山形はほぼベストの布陣で臨んだが、大学生相手に0―3と完敗を喫した。素早いパス回しに翻弄(ほんろう)され、堅い守備を崩せなかった。 当時、明大の2年生としてボランチで出場していたのがMF宮阪政樹選手。今季のリーグ戦ではチームで唯一全試合出場を果たした主力選手だ。そのときの試合を宮阪選手は鮮明に覚えている。「ボランチの勝さん(MF秋葉勝選手)、健太郎さん(MF佐藤健太郎選手・現在は千葉)とマッチアップした。自信をつかんだ試合。プロになりたいと思っていたので、自分にとって大きな経験となった」と振り返る。 準々決勝の壁を越えられなかった山形だが、今回初めてファイナルの舞台へ進んだ。天皇杯で優勝しているJ1浦和でプレーしていたGK山岸範宏選手は「伝統のある大会でファイナルに出場でき、とても名誉なこと」と強調する。「出るだけでは意味がない。勝ってみんなと喜びを分かち合いたい」と続けた。 ■近年のモンテディオ山形の天皇杯成績 1999年(J2)ベスト8 2000年(同) 2回戦敗退 01年(同) 3回戦敗退 02年(同) 1回戦敗退 03年(同) 3回戦敗退 04年(同) 4回戦敗退 05年(同) 同 06年(同) 同 07年(同) 同 08年(同) 同 09年(J1)3回戦敗退 10年(同) ベスト8 11年(同) 3回戦敗退 12年(J2)同 13年(同) 4回戦敗退 【天皇杯】プロ、アマ問わず、日本最強のクラブを決める日本で最も権威のある大会。1921(大正10)年に始まり、94回目を数える。今大会は予選を含め3759チームが出場、本大会は88チームで頂点を争う。決勝は毎年元旦に行われてきたが、今回は年明けにアジア・カップが行われ、国立競技場の改修などもあり、年内に横浜市で開かれることになった。優勝チームは強化費1億円、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の出場権を獲得する。 山形新聞社 |

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