2006年5月20日(土)雨〜晴れ
先週末の「ヒルクライムinおんたけ」に続いて今週もレースに参加だ。
今回はいつものヒルクライムレースではなくてロードレース。
自転車歴1年半のうちにレースには20回ほど出場したが、ロードレースに出場したのは修善寺のチャレンジとJCRC、富士スピードウェイのチャレンジ200の3回だけ。
後はほとんどヒルクライムレースばっかりだ。
伊豆の翌日の21日(日)に会津で「時の道ヒルクライムレース」があるのでどっちにしようかずいぶんと悩んだあげく結局、伊豆スカイラインを選んだ。
やっぱり自動車専用道路を通行止めにして走れる貴重なレースだしアップダウンがかなりあってヒルクライムの要素も多大に含んでいるので「なんとかなるかも??」と思って参加することにした。
レース前日の金曜日は仕事が少し早く終わったのでレース仕様のスコットくんで自宅裏山の峠を2本ダッシュして最終調整をした。
当日の天気予報は曇りのち雨!!
レーダーエコー合成図で雨雲の動きを見てみると天気は荒れ模様だが、先週のおんたけのように急速に天候が回復することも予想できたので中止覚悟でとりあえず行ってみることにする。
自宅を出発するときには雨も止んでいて雲の隙間から青空も見えている。
これは大丈夫かな??
と期待して箱根新道を登っていくと。。。
もの凄い霧。
すぐ前を走っている車のテールランプも見えない。
道路もまともに見えない状況なので伊豆スカイラインの入口を見逃してしまった。(汗)
ナビでスカイラインの入口をやっと見つけた。
なんか飛行機で視界無しの雲の中を計器飛行で飛んでいる気分だ。。。(笑)
伊豆スカイラインはレースのために今日は無料開放しているのでフリーパスで料金所を通過。
スカイラインでは霧&もの凄い風が吹いている。。。
これはレース中止かも。。。
とりあえず受付に行き聞いてみると今の所なんとかレースはやるらしい。
とりあえず出走できるように準備だけはしておこう。
雨が降っているので車のテールハッチを開けてその下でローラ台でアップする。湿気が多いし気温が高いのですごい汗が。。。
スタートは予定どおりのようだ。
今回は実業団のBR2、BR3と同時開催なので市民レースはBR3の5分後のスタートになる。
いつものごとく最前列の真ん中に陣取った。
毎回ここに並ぶのはタイムロスを防ぐというのもあるがやはりスタート前にモチベーションを上げるためだ。
最前列に並んでいると女性選手が「ここは市民レースですか?」と聞いてきて最前列の俺の横に並んだ。
ん〜〜。
見た感じ、、、
普通のバイクでシートはセライタリアの厚手のジェルフローのサイクリング仕様だし。。。
ここに並んでスタートでもみくちゃにされないかすこし心配になった。
かなり走れる人なのだろうか?
と思う間もなくスタートの時間だ!!
コースは伊豆高原近くの「真光教」から伊豆スカイラインを「亀石峠」まで16.9kmを走って折り返し、スタート地点より更に上まで坂を登って合計35.4kmの距離だ。
最大標高差380m。
いつものことだがスタート前は緊張する。。。
雨が時折強くなる。
09:50に市民レースは一斉スタート!!
いきなり3人が飛び出した。
すかさず追いかける。
総合4位の位置でレースが始まる。前の選手は多分エキスパートクラスだと思うが先頭の選手のゼッケンを確認できなかった。
多分Cクラスでは俺が先頭だろう。
スタートして少し登ったらあとは約4kmの下りだ。
雨で路面が濡れているし場所によっては強風で飛ばされた葉っぱが散らばっているので滑って落車しないように慎重にコーナーを抜けていく。
折り返しで対向車線を先行選手が来るのでセンターラインをオーバーするのは厳禁!!
2回オーバーしたらレース失格になってしまう。
下りの次は8kmの登りだ。10分間にスタートしたBR2、5分前にスタートしたBR3の実業団選手に追いついてドンドン抜いていく。
ヒルクライムは専門なので難なく前の選手についていく。
登りきってアップダウンをしばらく繰り返すと先頭の1人がかなり早いペースで見えなくなってしまった。
その後はエキスーパートクラスの2人とバトルすることに。。。
その2人は知り合いらしく俺の方をチラチラ見ながら「あの選手知ってるか?」とか言っている。
俺はロードレースはほとんど出ていないので見かけない顔だろうし、いいオヤジがスパイダーマンウェアを着てついてくるので気になったのだろう。(笑)
4kmほどのアップダウンのあるコースをバトルしながら総合3位で亀石峠を折り返した。
稜線のコースは風がかなり強い。
しばらくすると前の選手が「3人で走れば先頭に追いつけるから交代で走ろう」と提案してきた。
と言うことでしばらく先頭交代しながらドリフト走行を走っていたが先頭の選手にはなかなか追いつけずオーバーペース気味になってきたため俺はマイペースにもどしたので結局ばらけてしまった。
現在総合4位。
実業団クラスの選手でペースの合いそうな人を見つけては先頭交代しながらドリフト走行をして3位の選手を追いかける。
アップダウンのコースを走っていて他の選手の走りを見て気になることがあった。
登りになると重いギアで一生懸命ダンシングをして登るのはいいのだが、その後の直線や下りで登りで使った足を休めるためにたいていの選手はスピードが落ちてしまう。
なぜ坂を回転で登らずダンシングで登って足を使ってしまうのだろう??
ロードレースはこんな感じの走りなのだろうか??
ヒルクライマーの俺は登りでは足を残すためにゴールスプリント以外では絶対にダンシングはしないことにしている。
ギアを軽めにして登り坂を回転で登りきって直線や下りになったらギアをアウターに入れて一気にダッシュをかける。
当然、足にかかる負担は登りでも下りでもずっと一定を保っている。
バトルをしていてこれを何回かやるとダンシングで登りを登っている人は直線や下りで足を休めることができないのでそのうち足を使いきってしまって落ちていく。
実業団選手に混じってドリフト、バトルをしながら走っていよいよ最後の登りにさしかかった。
登りになってみんな最後の追い込みをかけはじめた。
この頃になって雨もすっかりやんで晴れ間がでて暑いくらいになってきた。
汗が噴き出してくる。。。
しばらく走っているとDクラスの選手1人が俺を追い越していったが明らかにオーバーペースだ。
俺はマイペースで登っているとしばらくしてその人は予想どおり足が止まって落ちていった。
3位の選手とはチョット距離が開いてしまいこの感じでは追いつけないだろう。
現在総合4位。
このままゴールできるかな??
と思っていたら。。。
Bクラス1人とエキスパートの若くて活きのいい選手2人が追いかけてきた。
俺はマイペースで走るためにレース中はゴールスプリント直前までは絶対に後は振り返らないことにしている。
俺と同じCクラスではないので入賞には関係ないが、やはり抜かれると悔しいので俺も最後の追い込みをかけてペースを上げていく。
抜きつ抜かれつつを繰り返し最後の登りでその3人がダッシュをかけてきた。
俺もすかさず追いかけてダンシングダッシュ!!ダッシュ!!ダッシュ!!
もうこれ以上足が回らないくらい。。。
しかしエキスパートとBクラスの若い3人にゴール直前でやられてしまった。。。
クソ〜〜!!
クラスは違うとは言っても最後に刺されるとやっぱり悔しい。。。
結局、総合7位でゴール!!
ゼッケンを確認できなかったのは先頭の選手だけだったが、まさかエキスーパートクラスを全て押さえてCクラスの選手が総合1位になるとは思えないので多分俺がCクラス1位だと思うが。。。
リザルトを確認するまでは結果は分からない。
結果はサイクルスポーツセンターに表示されるので車で移動だ。
伊豆スカイラインはツアーオフジャパンのレースがあるので通行止めのため狭い裏道で修善寺まで走って回り道をして行くことに。
途中で昼食をしてからサイクルスポーツセンターに着いたら丁度、第2ステージがスタートするところだった。
その2に続く・・・。
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