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盧溝橋と旅の終点 9月16日、中国に来て4日目の今日は、日曜日である。 朝は少し遅めの9時に出発し、まずは北京の西20kmの郊外にある盧溝橋へ向かった。 全長260m、幅7.5m、1192年に永定河に掛けられた盧溝橋は、11のアーチ型の橋桁で構成され、欄干の上にはそれぞれ異なる姿と大きさの石造りの獅子が500体ほど並んでいる。 元代に訪れたマルコ・ポーロは『東方見聞録』の中で、「これほど美しい橋は世界中どこを探してもほかには見つからないだろう」と述べ、盧溝橋の英名は「MARCO POLO BRIDGE」だそうだ。 また、近代では1937年7月7日にこの地で起きた謎の発砲事件、盧溝橋事件の名とともに、日本でも広く知られるようになる。 盧溝橋事件が引き金となって日本の支那駐屯軍と中華民国の国民革命軍が衝突、これが日中戦争の発端となった。 盧溝橋のある豊台区に着き、まずは盧溝橋の近くにある中国人民抗日戦争記念館へ入った。 入場料は無料。 2001年には小泉純一郎元総理も訪問した記念館であるが、予想していたよりも反日教育を推進する文が少なく、日本の教科書に載っている内容とあまり変わらない掲示であった。 保守的に傾いている昨今の日本の政治であるが、戦争の悲惨さが伝わり、二度と同じ過ちを起こしてはならないと改めて思った。 お父さんもこの記念館を見終えた後に、「君たちの世代で、これから仲良くすれば良いじゃないか」とコメントをくれた。 (太平洋戦争を、中国の視点から) 記念館へ寄ってから、盧溝橋を渡った。 ここで起きた事件から、日中戦争、やがては第二次世界大戦が始まったのかと思うと、胸が痛くなった。 橋の向こうには、空の中を高速鉄道の高架橋が続いている。 千年近くこの場所で人の往来を見てきた501基の獅子は、今日をどう見ているのだろうか。 (盧溝橋) 盧溝橋から車で再び市内へと戻って来た。 彼女さんも合流して、大使館が連なる地区にあるしゃぶしゃぶのお店へ。 北京料理でありながら内モンゴル、更には北海道でも食べられている羊肉のしゃぶしゃぶは、独特のくさみが抜けなかったが、胡麻ダレにつけて食べたので、とてもおいしかった。 午後は偽ブランド商品が揃う百貨店へ行き、ウインドウショッピング。 客はスペイン系やアフリカ系の観光客が多く、偽グッチ、偽ルイヴィトン、偽シャネルなど、すべて偽のバッグや財布であった。 もちろんこの百貨店の中にはATMがあり、飲食店街には本物のSUBWAYまで出店している。 ご丁寧に入口にはインフォメーションカウンターまであった。 そしてさらに驚いたことは、偽ブランドを揃えるこの百貨店の目の前が、交番なのである。 駐車場には大型観光バスが何台も止まっており、あまりの堂々さに笑うことしかできなかった。 (羊肉のしゃぶしゃぶ) (偽ブランド百貨店) (天壇) そして北京滞在の最後は、明・清時代の皇帝が五穀豊穣を願って祭祀を行った天壇へ向かった。 天壇は、現存する中国最大の祭祀建造物で、北京市街の南部に位置し、広大な面積を誇る緑豊かな公園になっている。 北京を代表する建築物の祈念殿に足を運び、万里の長城、鳥の巣、北京大学、頤和園、故宮、景山公園、胡同、雑技鑑賞、抗日戦争記念館、盧溝橋とつづいた旅は、終点までやって来た。 天壇でこれまでの北京旅行に想いを馳せ、これから北京首都国際空港へ、そしてつづく次の旅へとバトンを引き継ぐのである。 また来たいな、北京。 (北京首都国際空港第3ターミナル) これにて「北京プライベート旅行」シリーズは終了です。
つづいて、「成都出張日記」に入ります。 どうぞご期待ください。 |
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羊肉盛宴!
ご成都出張日記期待中
2012/10/5(金) 午後 3:53
中国か〜
興味は有るんだけどね〜
2012/10/9(火) 午後 7:20 [ こあら ]
香港さん>
成都日記が遅れています。
先に、昨日でかけた裏磐梯の写真をお届けします。
2012/10/9(火) 午後 8:35
こあらさん>
行ってみたらおもしろかったですよ!!
2012/10/9(火) 午後 8:38