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大学を卒業して、3年の月日がたち、現在4年目の神経内科医です。 神経内科としては、この4月からで、医者の世界では、ほんのひよっこです。 看護婦さんで、同年代の人は、中堅かベテランなのでしょうが、医者では一番下っ端です。 最近、スーパーローテートの制度が始まって、それぞれの科に配属される前に 2年間研修することが義務付けられたので、自分の部下は少なくともしばらくはなく 文字通り一番下っ端の日々が続きます。 医学部を目指して、大学に入り、患者さんのためになりたいと思って理想を抱いて 医者になりましたが、現実の世界は厳しく、テンションがどんどん下がっていく日々です。 そんな、日々の生活の中で、経験したこと、感じたことを少しずつ空いている時間に 書き留めて、後から読み返して、当時を思い出せるような, そんな自己満足なブログにしていくつもりです。 どんどん知識が新しくなっていく中、そして患者さんからの要求がどんどん厳しくなっていく中で
奮闘している姿を皆様にも少し垣間見ていただけたらと思っています。 |
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2005年06月16日
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本日、多発性硬化症の再発のひとが、新たに入院された。4回目の再発らしい。多発性硬化症は時間的、空間的多発を特徴とする疾患で、中枢神経のオリゴデンドロサイトの脱髄が原因である。遺伝による感受性も多少あるが、環境因子も強く関連する。寒いところに多く、暑いところには少ない疾患である。
今回は、右手足の痺れで入院された。うちの病院では、髄液検査をして、MRIを造影でとって、ステロイドパルスをするという手順で治療を進めている。本来ならインターフェロンβを導入して再発予防に努めたいところだが、本人は短期間の入院希望ということなので、今回はステロイドパルス療法のみということになるであろう。 多発性硬化症は特定疾患になっているが、多発性硬化症で上昇する髄液中のミエリンベーシックプロテインやオリゴクローナルバンドは保険適応外である。 今日の患者は若い人で再発のリスクもあり、副院長に交渉して病院のお金でやってあげることとした。早くこの検査も保険適応になってほしい。 |
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数日前から熱が出ている患者さんがいるのだが、その感染源が今ひとつはっきりしなかった。ずっと絶食で中心静脈ラインと尿道バルーンが入っている人で、原因として尿路感染、カテーテル感染、bacterial trans locationなどを考えていた。
尿培養から緑膿菌が10の6乗個培養されたので、尿路感染でもいいかなあと思っていたのだが、カテーテルの刺入部から膿がだらーっとでてきておりカテーテル感染が考えられた。1週間前に交換したばかりだったが、鼠径部で不潔になっていたのかもしれない。 とりあえず、カテーテルを交換することとした。カテーテルが入っている限りは根本の解決にはならない。実を言うと本日胃瘻造設予定だったのだが、熱で延期になってしまった。どちらにしても早めに胃瘻増設する必要があると思う。 |
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