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梅雨真っ只中ですが、そうすぐ七夕。
...というわけで、七夕にまつわる物語です。

+ + + + + + + + + + + + + + +

昔むかし、織姫と牽牛という二つの星がありました。
牽牛は織姫に恋をしました。でも、星たちは自由に動いて会いに行く
訳にはいきません。なぜなら、星はみな神様と約束をしているのです。
夜空で美しく輝くことを許された代わりに、神様の決めた通りに動か
なくてはならいのです。
空を横切り消えてゆく流れ星、あれは神様との約束を破った星が輝きを
失い消えてゆく瞬間なのです。

牽牛に話を戻します。
織姫への想いが募るばかりの牽牛は、神様にお願いをして、一年に一度
だけ7月7日に天の川のほとりで織姫に会うことを許されました。牽牛
にとっては、それこそ天にも昇る気持ちの一日です。

でも、何年か経って、牽牛は織姫に会うのが辛くなりました。
なぜなら、想いが募るほど、自由に話をすることすらできない残りの
時間が我慢できなくなったからです。

この後、牽牛はどうしたのでしょうか?
約束を破ったのでしょうか?忍耐強く7月7日を待ったのでしょうか?


牽牛は悩んだ末に、その翌年から織姫に会いに行くのをやめました。
織姫に会えば、よけいに辛くなるからです。

でも、それも後悔しました。
会うと会えない日が辛いのですが、会わないと決めれば更に辛さが増し
ました。

ある日、牽牛は神様との約束を破って織姫のもとに会いに行きます。
しかし、すぐに神様に連れ戻され、そのうえ翌年の7月7日、神様は
天に大雨を降らせ、牽牛と織姫を会わせませんでした。


悩み疲れた牽牛は、ついに神様に戦いを挑みました。
もちろん、かなうはずがありません。怒った神様は、牽牛を北の空の
一点に一歩も動けないように、はり付けてしまいました。

全てを見ていた織姫は、神様との約束も忘れて牽牛の回りを心配そうに
歩き回ります。さらに他の星たちもみな、二人のことが気がかりで牽牛
の周りを遠巻きに回り始めました。

これを見ていた神様は、もう怒ることはありませんでした。
北の空にあるひとつの星を中心に、全ての星が回る様子を神様はずっと
眺めて微笑んでいました......今でも。

<続く>
続編はコチラ
http://blogs.yahoo.co.jp/jt_novel/5182888.html

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なるほど、NEW七夕物語いい感じですね。

2005/6/19(日) 午前 0:08 しおん

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調子に乗って、続編までアップしました!

2005/6/19(日) 午前 0:34 [ ペンネーム じゅんた ]

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