文楽を見に行きませんか?

人形を見ますか?大夫の声を聞きますか?義太夫三味線も良いですよ!

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  4回目は「説話」を元にした作品を取り上げてそこに登場する寺社を取り上げます。その前に、「説話」ってどんなものか御存知ですか?「説話文学」とか「仏教説話」とも言いますが、仏教や神道などの「説教」(「教えを説く」、すなわちその根本原理を説明すること)や「説法」(「法を説く」、すなわちそのしくみを説明する)を大衆に解り易くするために物語化したものを言います。古典における説話を集めた最も有名な物語は『今昔物語』です。仏教の伝来は、天竺(インド)から震旦(中国)、そして本朝(日本)という経路をたどり、この三つの国の関係は日本の文化にとって大きな意味を持っていくとされ、『今昔物語』の構成もこの3ヶ国を取り入れています。更にこの物語が筆写・口伝等で現代まで千年ほど伝わってくる中で、失われたものを拾い集めた『宇治拾遺物語』があります。『今昔物語』とダブっている話もありますが、見かけないものもあります。ただ、文体は少し劣るようで作者・編者の質は『今昔物語』を作った人のほうが優れているようです。
 
  文楽での説話系のものは、私の知る限りでは2つです。どちらも原作者未詳となっていて古典の物語に取材しながらも筋や話の展開は文楽オリジナルです。2つは時代物と世話物に別れていますがともに明治時代の脚色・補筆で2世豊澤段平後妻の加古千賀が文楽に仕立てています。曲は勿論、2世豊澤段平のてになるもので初演は『壷坂霊験記(つぼさか れいげんき)』明治12(1879)年大阪大江橋席(明治20年新曲にて大阪稲荷彦六座で再演)『良弁杉由来(ろうべんすぎの ゆらい)』明治20(1887)年大阪彦六座で、明治の佳作と言われています。共に観音霊験記『卅三所花の山』の一節です。

  『卅三所』というのは西国33箇所観音霊場の事です。 http://www.saikoku33.gr.jp/
『良弁杉由来』では二月堂(東大寺)を良弁と母との出会いの場にしているために、(本尊に十一面観音観音<じゅういちめんかんぜおんぼさつ>を有する)二月堂が33所のひとつかと見えるが実はそうではなく、母が子の産着に縫いつけた志賀の里の「如意輪観音<にょいりんかんのん>の御守」を出している寺が33所のひとつでした。ですから、人形浄瑠璃の中では大きくは取り上げられませんが、志賀の里と呼ばれる現在の大津市の一部にあってその御守を出している園城寺(通称:三井寺、14番観音札所)も『良弁杉由来』関連寺院になるわけです。

  もうひとつの『壷坂霊験記(つぼさか れいげんき)』ゆかりの壷坂寺(壷坂山南法華寺)は6番札所です。夫婦の情愛と不幸、壷坂への参詣と十一面千手千眼観世音菩薩による奇蹟が描かれているのが浄瑠璃です。

真言宗  壷坂山南法華寺 http://www.tsubosaka1300.or.jp/ 十一面千手千眼観世音菩薩
天台寺門宗総本山 三井寺 http://www.shiga-miidera.or.jp/ 如意輪観世音菩薩
東大寺二月堂 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E5%A4%A7%E5%AF%BA 十一面観世音菩薩


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