文楽を見に行きませんか?

人形を見ますか?大夫の声を聞きますか?義太夫三味線も良いですよ!

燕メール

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 常にもうしますとうり、10年未満は初心者、10年経過でファン、20年経過でマニアと思っている私は、高校時代の友人である鶴澤燕三さん(本名の時は互いに敬称を略します。)にいろいろ教えていただきながら文楽を鑑賞しています。近頃ようやくオクリ(?)の音色で上手下手と調子・具合がわかるようになったところです。東京公演は2004年2月から、ほぼ毎回伺っていますが未だ初心者で、よく携帯メールで色々なことを訊いています。答えていただいた中には、私だけに留め置くのもいかがかと思われるものもあり、一応はHPなどへの掲載許可も頂いておりますので差し障りの無いところをご紹介いたします。


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燕メール4

 題名を「燕メール」にしたら「ツバメめーる」と勘違いをしている人が出てしまいました。確かに世話物だとそんな雰囲気のものもあるのかもしれませんが、初心者マークとしては心当たりが未だありません。もう少し世話物を見てみれば或いは「ツバメめーる」の話もできるかもしれませんが、取り敢えず今は「燕二郎・燕三メール」を略して「燕メール」の話題です。それでは早々に今回もはじめましょう。

<燕三>郡上大和市は文楽の他に薪能も毎年開催してます。古典芸能に熱心な市です。会場の神社は、木々の間をムササビが飛ぶ様な所です。音響は無いに等しいので、ロックコンサート(笑)の様な器材持ち込みでやります(^◇^)
今年は手堅く「柳」をやりますが、ここには地元の実話を取り上げた新作が有ります。柳田国男の「山の人生」冒頭に取り上げられた、杣人の子殺しの話です。我田引水ですが、中々感動する話です(^^;
ちなみに吉田勘緑作、不肖私作曲です。

*郡上八幡(現在の郡上市)の「ふるさと会」というのの会員(生まれは神奈川なのですが、町の文化が気に入って1989年からずっと会員をしています。夏の郡上踊りとか春の大神楽とか冬の鯉のぼりの寒ざらしとか秋の那比新宮神楽とか風情がある文化を持った土地柄です。)である関係上、「郡上」と名がつく地方公演があって神社が会場とのことであったので詳細を尋ねた訳です。

*<燕三>メールは郡上大和市としていますが正しくは郡上市大和町です。神社は明建神社(妙見系の神社かと思われます。)吉田勘緑さんのホームページに行くとこの公演のことが出ています。
http://www.katch.ne.jp/~kenyumekayo/newpage6.html

*「柳」というのは、「卅三間堂棟由来(さんじゅうさんげんどうむなぎのゆらい)」のことで、このときは、<平太郎住家より木遣り音頭の段>を浄瑠璃:竹本津駒大夫+義太夫三味線:鶴澤燕三、人形は吉田勘緑・現>5世豊松清十郎 ほかでつとめたようです。

<燕三> ゴンドラに乗って月に帰りましたが、流石に人間は乗せられず、上半身人形、しかも後ろ姿、でした(笑)
マンネリの中に新機軸を入れようと、歌舞練場も苦労してるみたいです。(苦笑)

*これは2007年4月の京都祇園甲部歌舞練場にて、「都をどり」の中で演じられた『昔物語かぐや姫』のときの逸話です。ふたりの会話間では単に「かぐや姫」と言っていたので、件の題名は先日「コラボレーション2004」を書いたときに初めて知りました。

今回は分量が多かったので2つにしました。ちょっとしたメールの言葉ですが、その背景をともに記すといろいろな楽しさも見えてきます。皆さんも文楽を見るチャンスがあったら色々調べてみるのも楽しいかもしれませんよ。

燕メール3

イメージ 1

メールには燕二郎時代のものもありますが、ここでは統一して<燕三>とさせていただきました。

<燕三> 豊島屋は戦後、先代綱大夫・弥七師匠の作曲による新作ですが、とてもそうとは思えない、緻密に練り上げられた名曲だと思います。

*『女殺油地獄』の「豊島屋の段」をやったときのコメントです。

<燕三> 二月は私一部の関取千両幟です。櫓太鼓曲弾きをします。ぜひ(^_^;御覧下さい。

*燕二郎最後の舞台、2006年2月東京公演の時にくれたお誘いメールです。実はかなり前に切符を押えながら、流感でダウンしまして聴き逃がしました。変わりに4月の大阪へ行って、襲名披露を見てまいりました。

*「櫓太鼓曲弾き」はケレンものになるらしく本人は弾きたがらないのですが、アクロバットな動きを誰でもができるわけでもないらしいので、時々お座しくがかかるらしいです。

<燕三> 本来は一人で語るべき段です。だからこそ、口上も初めにまとめて言ってしまう訳で(^^;
五月は久しぶりに伊達さんを弾かせて戴くんで、楽しみやら何やら(笑)

*2007年5月公演「絵本大功記」の4段目にあたる「本能寺の段」をやる前に頂いたコメントです。このときの東京公演も見に行っていて、伊達大夫さんの勇姿も・国性爺合戦以来の組み合わせも楽しんでいて、まさかもう鬼籍に入られたなんて今年訃報を聞いた後も信じられませんでした。「悔しい、情けない」と語っていた燕三さんともども残念で仕方有りませんでした。

*このとき伊達さんを引くことになった経緯は、5月公演の直前に鶴澤清治+豊竹咲大夫で素浄瑠璃の会があって、4月公演頃から稽古をするために組替えたようなのです。その素浄瑠璃が無ければ、伊達さんを弾く機会が無かったはずで、何かしら運命のような感じがしました。

以上、今回も3つ紹介しました。

燕メール2

メールには燕二郎時代のものもありますが、ここでは統一して<燕三>とさせていただきました。

<燕三> ☆楽譜の様に見えたのは正しく楽譜です(笑)本当は覚えた方が良いのですが、ああ言った一回切りの公演では、余程知り尽くした定番曲以外は譜面台を置いて楽譜(私達は〈朱〉と呼んでますが)を見ながら演奏します。間違えると立ち方に迷惑が及ぶ、と言う事も有りますし。
☆祇園甲部歌舞会の選抜、ですね(^o^; 東山名所云々は曲名ですから。一寸念のためm(__)m

>今週「素浄瑠璃」の書庫に載せたコラボレーション2004の時の演奏で気がついたことを伺ったときの返信です。

<燕三> 香味焙煎文楽編ですね。人形は勘十郎他、太夫は三輪大夫(最後に「うるさいドットジェーピー」と言ってますね)、三味線が私でした。香味焙煎CMはテーマ音楽が決まってますので、後から太棹だけ被せるのが困難な為、あんな感じになりました。

>Nestleの「香味焙煎」というインスタント珈琲のTV−CM(2005)のことを尋ねた時の返信です。

<燕三> 大道具は割に毎芝居ごとに絵つけしてます。似たような道具でも、演目によって微妙に違いますし、道具自体、木枠にキャンバスを張った様な物なので、塗り替え塗り替えして使い廻しているようです。
物によっては、例えば八百屋お七の火の見櫓とか、七福神の船とか特殊な物は保存してますが、他は一々置いておくと数が膨大になるし、て事です。
演目、及び出演者の決定は、大阪なら文楽劇場、東京なら国立劇場、の制作室がやってます。国宝等長老の意見等聞きながらやってます(^_^;

>大道具・背景について伺ったときの返信です。2回目は以上の3つにしました。

燕メール1

メールには燕二郎時代のものもありますが、ここでは統一して<燕三>とさせていただきました。

<燕三> 左手に見える物。「指スリ」と言います。一般には「指かけ」と言いますが文楽では指スリです。手が棹にはりつくのを防止する物です。私の師匠など古い人は、吉野葛を布袋に入れた「打ち粉」で滑らしてました。刀の手入れの様に、演奏前にポンポンと棹を叩いてました。

>これは、演奏をしている左手に付けているツールを伺ったときの返信です。

<燕三> 文楽、義太夫節の三味線は、他の流派の三味線に比べ、一寸変わってる所が有ります。例えば、普通棹と胴は嵌め殺しに成ってますが、義太夫では間にヘギが有り、微妙に上下出来る様に成ってます。その微妙な上下によって出る音を調整するんです。張り替えた皮の状態や、役割によって、ですね。

>太棹の三味線の構造を伺ったときの返信です。

<燕三> 沓掛村での砥石の音ですね。技術的には単に「擦る(スル)」です。左手中指の爪で擦ります。
何事が起きたのか!?と観客の耳目を引き付ける事が出来なければいけません(;^_^A
いかにも長尺の物を磨いでいる雰囲気を醸し出す、のが目的です。
が所謂ケレンの範疇に入るかも知れません(^o^;
「間」と「強弱」のつけ方が難しいですね。それが全て、の様でも有りますし。

>『恋女房染分手綱』の「沓掛村の段」を弾いたときに刃物を研ぐ時に聞こえたのは?と尋ねた時の返信です。

>>以上3つ紹介しました。

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