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女流義太夫の公演があります。残念ながらチケットは既にソールドアウト、売り切れです。紀尾井ホール(小)は、宮崎県の椎葉村の民俗芸能の神楽を見に行ってから3回くらいですが行ったことがあり、空調を別にした劇場の設備的には上位の部類に入る劇場です。文楽を見に行く以前からここの友の会会員ですが、時々入ってくる邦楽の興味のあるものには日程が合えば常々出かけたく思っているのです。きっと今日の公演も良い演奏が聞けるのでしょう。本日は文楽協会から人形遣いの応援もあるので、盛り上がることは必定でありましょう。 |
難しくない文楽
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文楽は歌舞伎と違って実力主義であり、親が子の師匠であるとは限らない体制を取っている。また1代限りの人が多い中で、親兄弟技芸員(昔は文楽座座員)とか親子・孫という流れを持っている人がいます。住大夫さんの書かれた本を読んでいて、「おやおやこの組織はわりかし大きいぞ。」などと読んでいたら、今度は彦六系の家族の話をその一端を担う若手の大夫さんから伺いました。住大夫さんの方は文楽座系といわれ、彦六座系・非文楽座系とは物語の口調・三味線の弾き方のどちらに於いても価値観が転倒するほど違うのだそうです。どんな風に違うのかはこれからの舞台で注視するとして、その2軒の家の構成を記してみようと思います。尚、端的な違いだけを見たいなら、NHKアーカイブスから出ている「闘う三味線 人間国宝に挑む 鶴澤清治」で住大夫さんと清治さんの遣り方の違いが検証できます。これが撮られた頃はまだ清治さんは人間国宝に指定されていなかったので、その意味からも貴重な画像と言えます。 |
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舞台や床を見てお気に入りの技芸員を応援するような感想は書き易いが、時として辛口の批評をしなければいけないときがある。それは、人形浄瑠璃が立体的な芸能であるゆえかもしれない。耳で聞くものと目で見るものに調和が取れていること、また三業それぞれにても「客に見せる」芸として、成立していること、こちらも聴く耳・観る目を鍛えなければ良きところ悪しところの判別がつかない。中々、大阪や淡路の人のように子どもの頃から肌で知っているわけではないので、公平に見ていくことは難しいのだが、中傷ということではなく良き意味で努力をしてもらいたいという意思を伝えることはあってもイイのじゃないかと思う。と、ここまで前置きした上で12月の文楽『源平布引の滝』<竹生島遊覧の段>と2月の文楽『敵討襤褸錦(かたきうち つづれのにしき)』<春藤屋敷出立(しゅんどうやしき しゅったつ)の段>にて気が付いたことを書き記す。 |
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2004年に文楽を見初めて今年で5年目、2月東京公演から見初めて最初は友人の燕三6(当時は燕二郎)とその周辺から、次に人形、次に目に付いたこと、次に演目、次に構成・・・と観客として勉強するのが楽しいならこれほど面白いものは無いかもしれないと思う。参考書や技芸員さんとの雑談などで疑問が埋まればそれをブログなどに備忘録として書き付け、独立行政法人のホームページなどを利用して「観る」ことを追求するネタを探す。これが面白い。現在まだ途中だが、燕三6の本公演での床をデビューの年から追いかけている。相三味線になる前はいろいろな大夫と組むから、いろいろな端場に出る。師匠の燕三5のツレ引きや琴などで出れば、切場に出ることになる。それはツレであっても切場の緊張を体験することになる。それを記録の上から追うのはとても面白い作業だ。演目の難易・演奏時間の長短・ツレ弾き・代弾きなど公演の様子が少しわかる。 |
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先日「国立劇場技術部」の記事で床山さんのお話を聞いたことを紹介いたしましたが、このとき鬘の手入れをされていた方の名前がわかりませんでした。ところが最近、別のブログやホームページでお名前を知る事となり、有名な方だったのでビックリしました。名越昭司さんと仰られる方で、<司人形かつら工藝>という会社の代表取締役をされていました。「鬘司庵」というホームページを作られており、文楽人形のかつら展示室を置かれています。また独立行政法人日本芸術文化振興協会で非常勤参与・技術参与もされていらっしゃるようです。
http://bunraku.support-japan.jp/company/index.html 「無形文化財選定保存技術保持者」に認定されている方でした。三業でなくても裏方の技術陣でもひとつの仕事を成すとこれだけの評価を受けられるんですね。研鑚努力を積まれているのは勿論のことですが、おそらくは伝統芸能をよく知られていない若い世代には逆に新しいことのように映るのではないかと思ったのです。一般的な仕事ではないけどコツコツ努力して続けることによっても社会から大きな評価を受けることもできる(これはひとつのドリームだと思うのです。)というのは、暗中模索をする人の多くなった現代に於いては「やれるだろうか?やってみようか?」と思わせる大きなことだと考えます。こんなことでも本当に「出逢い」があるものだと、またひとつ文楽の魅力を見た気がしました。(平成16年には「旭日双光章」という勲章も国から出されています。) 文楽技芸員自体は女性がなることはできませんが、裏方はそのような規定がありません。この業界に興味があり関わりたいと思う女性の方が居れば、年齢制限はあるかもしれませんが技術要員募集の時に応募は可能です。是非裏方も「興味あること:Interested in」として捉えていただければ、嬉しいことと思います。 |

文楽にわかファンではありますが、こちらに...


