文楽を見に行きませんか?

人形を見ますか?大夫の声を聞きますか?義太夫三味線も良いですよ!

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一番地味なページだけど調べ物の礎にはなれるかなぁ。音楽でも聴きながらリラックスして眺めてください。
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   「一谷嫩軍記(いちのたに ふたばぐんき)」の「流しの枝の段」(「林住家(はやし すみか)の段」の別名)をネット検索で探していたら、「吉田栄三自伝」というのがかかりました。「音曲の司」というホームページの「情報資料室」の「芸談・評論」のFILE33に載っています。コンピューター資料としてネット上にこのようなものがあるのはとても喜ばしいことで、散読するだけでも価値のあるものでした。熟読したいながら今日は時間がなくまた、読んだ感想を載せるよりも、ここにくる方々が昭和前期の名人形遣いであります「初代 吉田栄三(よしだ えいざ)」の芸談に直に触れるほうが良かろうと思われますので、メインページにリンクを貼ります。

http://ha2.seikyou.ne.jp/home/Kumiko.Tada/ongyoku/index.htm

またほかにもすばらしい研究発表がなされていますので、訪ねてみてください。

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 和楽舎さんのホームページでこのDVDの存在を知って、文楽一回分の料金で買えるなぁと思っていたら、Amazonが21%引きで販売していることが解った。(新品)「これは買わなきゃいけねぇ。」てんで、早速通販で購入した。ウィークデーは見ている暇が無く、やっと今しがた1時間くらいで見終わった。画面の向こうに見知った顔の方々がいらっしゃって、動画の中でいろいろ教えてくださるのは、最高だと思う。

 画面の中の玉男さんは大阪の箕面から電車にひとりで乗って文楽劇場まで通っている。運転手付きの車や誰かが一緒なのではなくて大丈夫なのかなと思ったが、ビデオを撮った頃は82歳くらいで亡くなられたのが88歳だったので最後の最後は誰か一緒だったかもなぁと。でも、戦地へ兵隊として出かけたくらいの人で、当年現役続行中の人は健康に対して何らかの対策をとっている限り、見た目は私なんかより、丈夫そうなんだなぁと思う。やっぱり凄くいいんだとしか言えない。「立ち役の人形なのに色気があるのだよねぇ。」80年を越える人生が載って真剣勝負の中にもたくさん稽古をしてきた余裕が見て取れる。40年くらい座頭であったとナレーションが入って、玉男さんより前に立ち役の主演の人形を遣っていた人は誰なのだろう?(2世勘十郎は同時代で1つ下入門は2年後、2世紋十郎は立女形、初世栄三は立女形から座頭、3世文五郎は立女形)2枚目(2枚目の主役の男役<立役の人形)を兼ねる座頭は明治以降でも3人くらいしかいないそうだ。立役の流れは、4世吉田文三>初世吉田栄三>3世吉田玉助>吉田玉男といくのだと。DVDはそれほど長い時間を舞台に当ててはいないが、吉田玉男の舞台を見たことのある人は一見の価値あり。DVDの最後で玉男さんに走り寄るアラサー&アラフォーの和装の女性達が印象的だった。

 さて、玉男さんが亡くなられて後を追うように文吾さんまで他界されてしまった。現スタッフでは、まず3世勘十郎さん、玉女さんあたり。これから20年どのように2枚目を演じていくのか楽しみもある。
あと、脇では玉也さんが3世栄三を襲名できるようになれば20年後までにそれなりに器用な遣い手になるだろうと思う。(その頃の立ち女形は、もちろん今の和生さんではあろうが。)

 住大夫さんの分で印象に残ったのはまたしても文字久大夫さん。正月の特集も同じNHKスペシャルのDVDで、部屋は違うが同じ内容で稽古で叱られている。ディレクターの意図なのか演出なのか不明。ただ、やはり文字久さんの発声は昔やっていたといわれる新国劇をひきずっているのかなぁ。道行のようにひとり一役ならそれでも良いが、語り分けなければいけないのだとすれば、本を読みながら声音とスピードで変化を付けそれを動画撮影しながら自主稽古はしっかりされてみたら良いのではなかろうか?素人目でもそれがわかるのでは浄瑠璃を聞いてもつまらないから。(文字久さんは2月公演・4月公演は病休演らしい。また元気に復帰されて精進して欲しい。)

 住大夫さんもこのDVDが録られたころは稽古に行く先があった。行き先は越路大夫の京都の邸(マンションのようだった)あの住大夫さんがいくつも直されていた。越路さんが平成14年に他界したため稽古に行く先がなくなってしまったのが残念だと思った。住大夫さんについては、著書の方を読み終わったのでそちらでまた。

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  京都のネット友達が紹介してくれた今号のサライです。出版は小学館。三業の紹介をしている取り合わせが少し不思議がありましょうや。好みとスケジュールの問題なのでしょうが、吉田一輔・鶴澤清志郎両君はこれからグンと伸びるだろう期待もあるでしょうから妥当だと思ったんですが、大夫はそれで良いのかどうか・・・・・・。切場を務める大夫のうち人間国宝所持、また先輩後輩を考えますと、まず住大夫、次が綱大夫、嶋大夫、咲大夫、英大夫、津駒大夫、あたりまでは、そんなに違う意見は無いのではないかと思います。次あたりが難しい中堅という中では千歳大夫、呂勢大夫は本線(時代物も世話物もそこそこ長丁場でもという意味です。)と思います。それから若手筆頭と思える咲甫大夫でしょうか。残念ながらこの他の大夫さんは、耳に残る物語と顔が一致しません。舞台や床から離れてこのように文章を書いている時に演目を思い出しながらも語っている姿が思い浮かばないのです。むしろ三味線弾きが語る浄瑠璃の舞台で清介さんや燕三さん達の方が浮かんでくるのです。きっと、松香大夫さんや三輪大夫さんたちもそれなりの味を持った床を務めていらっしゃるのでしょうが、三味線弾きとともにで見て・聞いているせいか浮かばないんです。或は清治さんや団七さんあたりと頻繁に組まれるようであれば、三味線を聞く手前声が音に乗ることもあるかとは思いますが・・・。そのような中だと、文字久大夫は中堅と考えていて呂勢大夫くらいには、或は演目によっては千歳大夫に近づくくらいには聞ける場合があるのでしょうが、文字久大夫の声が個性的に耳に残らないんです。だから雑誌が特集していてもウーンとうなってしまうんですね。サライに載っていたほかの二人、例えば清志郎さんは、文楽鑑賞仲間に「手が回るようになったと思うんだけど、どう?」と訊くと、大抵は「なんかここのところ、めきめき腕が上がった気がする。」という言葉が返ってきます。一輔さんは、さすが桐竹一暢さんの息子さんだとか桐竹亀松さんの孫だとかいう声も聞こえて、年齢的には若いのに出遣い(或は主遣い)であるのも楽しみであると思います。

  文楽が実力主義である以上、聞き手・ファンも人間国宝の人の弟子や子どもだからといって容赦するようでは、真剣勝負をされている板の上の人たち(舞台なり床なり)にも申し訳ないし、芸能の質も落ちていってしまう。そう思います。今はチョット前のDVDやCDやテープ(録音磁器テープのこと)もありますから、こちらも耳や目を鍛えなければなりませんが、まずは「基本」と「お決まり」の勉強もさせてもらわなければと思います。今号のサライの中にも基本中の基本のようなことが書かれていますので、興味のある方は、図書館や書店の店頭で手にとって見てくださいね。

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  以前、選書版くらいの版形で文藝春秋から出版されていた同名の本の文庫が同じ出版社から出されました。口述筆記によるものか、中身のほとんどが大阪弁で、かなり厳しい話をされても柔らかに和やかに受け取れる文章になっています。文楽ファンで住大夫さんを知らない方はいらっしゃらないと思いますが、知らない方のために少し説明させていただきましょう。

  芸名は7世竹本住大夫(たけもとすみだゆう)です。一昨年人形の部で最長老であった吉田玉男さんがこじんとなりましたので、大夫の部だけでなく文楽座全体の長老になりました。養父6世竹本住大夫・実父鶴澤友吉・祖父鶴澤七兵衛という文楽一家にあって、大学を出てから本格的に文楽の道に入った人。
他の分野なら遅咲きの花というのでしょうが、元々60歳を過ぎないとはっきりした優劣の出てこない文楽座にあっては、このような表現は使いません。いわゆる人間国宝、正式には重要無形文化財保持者という肩書きも持っておられます。私の感じでは、芸事を仕事にする人にしてはリベラルな方だと思います。(リベラルの定義は、自己と他者の自由を尊重する社会的公正を指向する思想体系のこと)つまり、情にすがる話を語る大夫でありながら芸事を離れると公平な物の見方ができる人と思うのです。80歳を超える人では、ともすれば偏りがちになる人の評価なども理路整然とした大局を見渡せるような器量の大きさを感じます。その方の著作物なればと、拾い読みをしてみるとこれが、文章が若く面白いんです。「これ使える〜♪」とでもいうべき表現がそこここにあるんです。「へぇー、へぇー、へぇー、へぇ〜。」と思うのです。これは同じく人間国宝を持つ鶴澤寛治さんなんかにも言えるんですが、芸事に真面目なだけでは人間国宝にはなれないのであります。特に世話物で男女の機微を語る場合には、経験や想像が物を言ってしまう場合があります。語り部の口調で情感を増幅するということであれば尚更でしょう。人間味が溢れていることが、やはり重要なんですね。

  奥様の弟は人間国宝9世竹本綱大夫・岳父は鶴澤藤蔵・岳祖父は7世竹本源大夫・甥は鶴澤清二郎とこちらも文楽を支えてきた、或は支えている人ばかりです。こちらの方々も登場いたします。

  文庫になって持ち歩きが楽になりました。是非電車の中などで読んで、劇場へ住大夫さんを見に聞きに来て欲しいと思います。84歳は芸事だけでなく色々な経験を持っています。まだまだ若々しい住師匠ですが絶対に具合が悪くならない保証なんて無いんです。是非元気な内に良いものを体験しておきましょう。

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和楽舎さんのこと

 国立劇場小劇場で住大夫さんのCDを販売されている方から、「伊賀越え道中双六」のCDを購入しました。相三味線が5世燕三師匠のころので、現・6世燕三も連れ引きで参加している音源です。音源は国立劇場のもので、和楽舎さんがこれを借り受けて製作されています。販売細目はリンク先を確認してください。
http://www.warakusya.com/cdsale.html
今回驚いたのは、文楽のDVDが存在していることで、それもまだ玉男や文吾さんがいらした頃のものです。NHKエンタープライズで出していて6900円だそうですが、未だ文楽を体験されたことのない方も家のテレビでドキュメンタリーとして見れば理解が深まるのではないかなぁ。

興味のある方は、和楽舎さんから順番にたどってみてください。

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