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古代イスラエルの周辺諸国は、
 
エンキエア)を頂点とする多神教パンテオンへの信仰そのものが、
 
社会のイデオロギーでした。
 
古代イスラエル人は、
 
そのようなオリエント諸国のイデオロギーに対して反発しました。
 
その反発が、創世記となって結実しているのです。
 
ですから、創世記には、エンキ(エア)体制に対しての、
 
強烈な批判と風刺と皮肉満ちています。
 
 
ところで、注意しなくてはならない複雑な点は、
 
エンキエア)神を頂点とする多神教信仰が、ヤハウェ神1人への一神教信仰へと変換されている点です。
 
この結果、ヤハウェ神はエンキ(エア)神の性質を部分的に受け継ぐことになってしまいました。
 
ですから、エンキ(エア)神(多神教)を完全に否定しようとすると、ヤハウェ神(一神教)も否定しなくてはならなくなります。(論理的に言えば)
 
しかし、一神教(ヤハウェ神)をも否定することは、すなわち、最終的に無神論を意味することになります。
 
ということは、一神教(ヤハウェ神)は、多神教(エンキ神)と無神論の間の境界(中間)に相当することになります。
 
このことが、ユダヤ人の信仰を、非常に複雑なものにしているのです。
 
ユダヤ人の信仰は、微妙なバランスの上に成立しているのです。

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