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☆人間原理宇宙論☆ 現代物理学における神の復活か?
人間原理
論考
空間の次元が三次元であるといった、きわめて基本的な事柄から、素粒子や原子の構造や挙動を決定するさまざまな物理定数を調べていくと、この宇宙が人間のような知的な観測者を進化させうるように、とてもうまくできていることがわかってきた。
このことは、神が人間のような存在を進化させるような宇宙を設計したのだという考えを支持しているようにみえる。
しかし、この問題はもっと単純にとらえることができる。もし、ある可能な宇宙が、知的な観測者を発生させないような物理定数の組み合わせを持っていたとしたら、そのような宇宙は観測されない。逆にいえば、知的な観測者を進化させることができた宇宙だけが観測されるのだから、物理定数などがそのために都合よく組み合わされているのは当然だということになる。このような考えを、人間原理 anthropic principle という
宇宙は観測可能なすべての世界として定義されるから、定義上、この宇宙の外部に、自己言及的な観測者を進化させなかった別の宇宙の存在を考えることはできても、観測することはできない。したがって人間原理は観測による反証ができない、トートロジー(恒真命題)にすぎない、ということもできる。
以上が、宇宙論における人間原理だ
#しかし、神による宇宙の創造が否定される訳ではない。
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