かけ出し裁判官Nonの裁判取説

小 説 『かけ出し裁判官の事件簿』 (ビジネス社) もよろしく ♪

裁判や法律のこと

すべて表示

ものの伝え方を鍛える

観察力を磨く−名画読解−』 ( 早川書房 エイミー・E・ハーマン 著 岡本由香子 訳 )

Amy E Hermanさんの 知覚の技法
印象深かったのは 非注意性盲目や意図的盲目 経験バイアス といった 知覚のフィルター

例えば この2つの絵を観察して どのような事実を 第三者に伝えますか?

   上の絵は 美女が描かれていて 下の絵は 醜女が描かれている
   美醜は 主観的な評価であって 事実じゃない・・・・・・
   髪の色はどちらも濃い茶色。 でも 下の絵の女性は 髪をとかしていない

   上の絵の長椅子は 肘当てが片方にしかなく サテン?ベルベット?
                レースのついた枕が2つ乗っている
   下の絵は 両側に肘当てがあって 破れている個所もある
          床は木製で 背後の壁に布がかけられている

   裸という情報は 伝えるべき情報に入っていただろうか
   無意識のうちに 話題にすることを避けなかっただろうか
 
   下の絵の女性が 肥満ということは?
   相手の気分を害さないよう気遣うあまり 事実を見失っていないだろうか 
   「肥満」は 医学的な定義のある言葉で 事実を伝える言葉なのに

上の絵は フランシスコ・デ・ゴヤが 1800年頃に描いた 『裸のマハ』ですね

下の絵は ルシアン・フロイドが 1995年に描いた 『眠る職業安定所の管理職員』です
モデルは スー・ティリーさん 当時38歳。 この本によれば 当時の体重が127kg

名画を教材にすることで 答えを確認することができるわけです

このような具体例が満載
とても勉強になる本です

.


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事