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小泉演説:数千人から一万人、岡田演説:平均五百人、実際見ていないがこの数字の違いが吉と出るか、凶と出るか。それにしても小泉さんの好きなカラオケが「フォーエバーラブ」とは知らなかった。
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◆首相選択、格好の舞台 「信念・小泉」か「実直・岡田」か 一騎打ち 問われる指導力
リーダーシップか、実直さか。十一日投開票の衆院選は、自民、民主両党が二百八十選挙区で対決する構図で、事実上の首相選択選挙の様相を呈している。首相公選制が持論の小泉純一郎首相にとっては、郵政民営化を単一の争点にすることで、国民にだれを首相に選ぶのかを問う格好の舞台が整った。民主党の岡田克也代表との一騎打ちでは“リーダーの条件”も問われることになる。(佐々木類、高木桂一)
■チャンス到来
「小泉は変人だとか独裁者だとか、(自民)党のいうことをきかないとか、文句をいわれて今日までやってきた」
首相は八月三十一日午後、六千人に膨れ上がった奈良市の近鉄奈良駅前の街頭演説で、郵政民営化実現に向けて信念を貫く姿勢をアピールした。
首相がわざわざ自分の政治手法への批判に言及したのは、民営化反対派の「強権的」という批判を逆手にとり、強いリーダーシップで政策実現を目指す覚悟を国民に直接訴え、支持を取り付けるねらいがあるようだ。
党内の抵抗勢力との対決構図を作り世論の支持を背景に改革を断行する従来の手法を総選挙にも取り込んだ形だ。衆院解散後、自ら候補者を選び、先頭に立ってきたのも、こうした手法が国民受けするとの読みがあるためだ。
「街頭演説の聴衆の反応をものすごく気にしている」(自民党筋)という首相。公示日の第一声(六千人、東京・JR吉祥寺駅前)が象徴するように、連日、数千人から一万人という圧倒的な聴衆を集めている。
「(自民党の)部会とか調査会の関係議員は支持団体ばかり気にする傾向が強い。全体をみて自分の支持基盤を壊してでも、冷静な判断が必要な場合もある」
ワンフレーズ、絶叫調の首相には珍しく三十日夜のNHK番組では時に非情にならざるを得ない党内事情と心境を率直に語った。首相は首相公選制の導入を主張し挫折した苦い経験がある。それだけに、国民が首相を選ぶ形となる一騎打ちの構図は願ってもないチャンスといえそうだ。
■ジワリ浸透
「小泉さんか、岡田か。日本の次の首相を選ぶ選挙なのです」
岡田氏は街頭演説などで、衆院選を事実上の首相公選と位置づける。首相との公開討論会開催を自民党に迫っているのも、郵政選挙の陰にかすみつつある「小泉VS岡田」の構図を、有権者にアピールする戦略からだ。
岡田氏が売りにするのは「きまじめ」「実直さ」。“華”では首相に及ばない上、派手な演出やパフォーマンスが苦手という事情はある。しかし昨年の参院選では「人生いろいろ、会社もいろいろ」という開き直り答弁に象徴された「小泉流」と直球勝負の「岡田流」との対比を浮かび上がらせ、自民党を一議席上回る原動力になった。
「愚直ゆえに融通がきかない」との不評も党内になくもない。「原理主義者」との異名をとる頑固さは折り紙つきだ。
党幹部は「トップダウン型で非情な一面もみせる小泉首相と我を通しつつも融和を優先する岡田氏とは手法が違う」と指摘する。裏を返せば、リーダーシップの面で物足りなさがある点は否めない。小沢一郎副代表が「もっと指導力を発揮すべきだ」と岡田氏のしりをたたき続けているのも、国民にアピールするだけの力強さにやや欠けると見ているからだ。
「党の顔」になって一年三カ月。「今回の衆院選の街頭演説での聴衆の数は平均五百人。集客力では小泉首相に及ばないが、演説に足を止めてくれる人の数は代表就任以来、着実に増えている」(民主党関係者)という。
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