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昨年だったかある会合で日系企業の顧問を何社もしている日本通のシンガポール人と同席、夕食を共にしたことがあった。紹興酒で口が軽くなったのか、同氏は流暢な日本語で、「Nさんね(私のこと)、この国はね4百人なのよ、4百人」と仰る。何のことかと返答出来ずにいると、要はシンガポールはある特定の家系が国の大本を押さえており、そのグループが常時政府・国有企業・団体の幹部の役職を行ったり来たりして、段々登り詰めていくのだと。 彼らは小さい頃から英才教育、国立シンガポール大学などすっ飛ばして、英米の有名大学・大学院に留学、帰国後20代で即、役所の副局長レベルに付くのだと。その後本人の適材適所で、国の息のかかった民間の銀行や製造業、通信・運輸の部長職を経験し、役所にまた戻る。これを何度か繰り返すことにより、国としては国を本当にリードして行く超エリートを常時400人程度抱えているだと。 「はあー」と聞いているだけだったが、偶に会う役所の連中は確かに若い。昨年会った日本の国土交通省・海事局次長に匹敵するひとは確か34-5歳であった(京都に6年留学していたと言っていた)。日本の本省だったら50を下らないだろう。 一事が万事、こういうことだと、この4百人に入れぬグループは民間で頑張るしかないということになる。民間でも元気な人はそれはそれは多いが、市井の人も含め、シンガポール人が何となく元気がないと思えるのは、これを聞いたせいだろうか。下段でリー首相が日本にはなりたくないと言っているが、よけいなお世話だ。 尚一番下にあるテマセクの話は、同国最大、というよりシンガポール政府投資会社Temasek Holdings(首相夫人が総裁)がこの数年、中国、インドネシア等への投資を活発化させていることについて。国民及び投資元からたっぷり税金を取って、そのお金を使っているわけだ。 ==== ◆【外信コラム】シンガポール マーライオンの目 ブログにも監視の目 「何さ、淑女ぶっちゃってさ。しょせん、欲求不満の中年女でしょ。あたしらの色気に妬(や)くんじゃないわよ」 日本語に訳すとこんな感じだろうか。最近、シンガポールの女子中学生が女性教諭からミニスカートを注意された。むかついた彼女はブログ(日記形式の簡易ホームページ)にこんな書き込みをして憂さを晴らしたのだが、学校にばれて大目玉をくらった。ブログに教諭の悪口を書いて停学になった女子高生もいる。インターネットがかなりの程度チェックされている実態が明らかになり、学生を震え上がらせた。 ブログのトラブルはほかにもある。十七歳から二十七歳までの男三人がマレー系住民を侮辱する内容を書き込んだとして、こちらは扇動禁止法違反で起訴され、一人に禁固一月の判決が下された。「言論の自由にも限度がある」(聯合早報)として、政府内には刑罰を重くしようという動きさえ広がる。 シンガポールは厳罰主義で有名だ。「まるでアジアのどこかの国と同じだな」と外国人が揶揄するのを聞いたことがある。 もちろん冗談ではあるが、「問題の芽は小さいうちに摘んでおく」という強烈な国家意思の前で、笑いながらも息を潜める国民がいるのは確かだ。(藤本欣也) Copyright; 2005 The Sankei Shimbun All rights reserved. 【シンガポール】首相「今後20年、複数政党制ない」 リー・シェンロン首相は6日、海外特派員協会と会見し、今後20年間はシンガポールが欧米式の複数政党制の民主主義になることはないと述べた。ロイター通信などが報じた。「20年間で社会も政治も変化するだろうが、欧米モデルが我々が求める目標となるとは思わない」と述べ、シンガポール式の政治体制を堅持する姿勢を表明した。 首相は、「議会制民主主義と自由選挙が存在する体制で、有権者は一党に圧倒的な信頼を寄せてきた」と与党・人民行動党(PAP)が独占している政治状況を説明。また、「自立を保つ必要があり、人種と宗教の調和を維持しながら、国土や資源に恵まれた国々に勝る競争力をもたなければならない」という特異な事情を指摘し、軍事政権時代を経て民主化した韓国や台湾とは比較できないと語った。 ■日本型の回避 首相は、シンガポールと同様に安定と成長をもたらした一党体制であるとともに、汚職、利権誘導型政治に特徴付けられる日本と比較し、「シンガポールのシステムを維持しながら、日本のような結果を避けられるかどうかは指導者層全体の考え方の問題だ」と強調した。 ■次期選挙でも国民の負託 前回(2001年)の総選挙は、米同時テロから約1カ月半後という与党有利の状況で実施され、例外的だったと分析しながらも、次期総選挙でもPAPは国民から大きな支持と負託を得られるだろうと自信を示した。前回の総選挙では、75%の得票を得てPAPが圧勝した。次期選挙の時期については明言を避けた。 ■ゲイ行事は国民に不快感 今年6月に同性愛者のパレード開催を許可しなかったことに関連しては、「同性愛者が普通の人たちだということに同意する」と指摘。一方で、「その考えに激しく反対する国民がいることも勘案する必要がある」「パレードは多くの国民にとって不快感を招く」などと述べた。 ■テマセクには不介入
中国での投資を活発化させている財務省傘下の投資会社テマセク・ホールディングスについて首相は、「政府が管理することではない。政府を含めた投資家にとって、(投資先選定で)正しいことを行っていると信頼している」と話し、テマセクの投資と資産運用には介入していないと強調した。 (NNA) - 10月10日7時16分更新 |
シンガポール通信
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