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◆教科書検定 委員に一坪反戦地主 政府が調査方針表明
朝日談話問題 天児氏見解「委員と知らず取材」
中学歴史教科書の検定を担当した教科用図書検定調査審議会(検定審)委員の天児慧(あまこ・さとし)早稲田大教授が沖縄の米軍基地に反対する「一坪反戦地主」であることが分かった問題で、細田博之官房長官は十二日の記者会見で「文部科学省が調査する」と、政府として調査する方針を表明した。
細田長官は「検定審委員の役割は非常に大事だ。職歴などを勘案して選んでいるが、ときにそれが後から分かることもあり、文科省が十分調査して最も適当な人を選定すべきだ」とした。
一方、朝日新聞が検定結果を報道した六日付の紙面で天児氏を検定審委員と断らずに扶桑社教科書批判の識者談話に起用した問題で、天児氏は産経新聞の取材に対し「朝日の記者は私が検定審の委員だと知らずに取材に来たので、私が教えた」と明らかにし、談話掲載の責任は朝日側にあるとの見解を示した。
天児氏によると、朝日の記者に「私は検定審の委員だがそれでもコメントしていいのか」と尋ねたが、記者は「委員とは知らなかった」とした上で「構わない。委員ではなく研究者としてコメントしてほしい」と押し切ったという。
文科省は「自分たちで合格させた検定後の記述を批判しているとすれば自己否定であり問題だ。ただ、あの談話は白表紙段階の記述を述べていると認識している」との見解だが、朝日新聞社広報部は「検定後の記述について求めたコメント」としている。
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