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◆【外信コラム】北京秋春 怖いメール
携帯電話の短信(メール)で多いのがいわゆるヤミ広告。「偽パスポート、偽卒業証書なんでも承ります」「麻酔薬(麻薬)売ります、運びます」「輸入車格安(おそらく密輸)」「女性宅配、何でもします」といった内容にはもう驚きもしないが、中には「赤ん坊売ります。買います」「臓器売ります、買います」と、ゾッとするものもある。
報道によると、中国では腎臓移植手術が年間五千例行われるそうだが、これら腎臓はどこからくるのか常々疑問に思っていた。死刑囚ドナーが法律で認められているが、年間千人の死刑が執行されたとしても足りない。
ある日本人の知人に話すと「面白いじゃないか、電話かけて潜入取材しなよ」。が、中国人の友達からは「絶対やめろ。亮馬河(北京市内の川)に沈められるぞ」としかられた。一度、意を決して公衆電話からかけたことがある。が、「この番号は現在使われておりません」。売人はすでにパクられたのか、消されたのか…。もう、こんな怖いメールはさくさく消去するに限る。
最近またもやへんなメールが。「身長一八〇センチ、容貌(ようぼう)麗しいホストです」。一瞬迷ったが、えい、これも消去だ。ホステスを呼んだつもりがやってきたのは強盗団という話をきいたことがある。まだ、亮馬河に沈みたくない。(福島香織)
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