保守の源流を訪ねて

いざいざと友に盃すすめつつ泣かまほしかり醉はむぞ今夜

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◆【産経抄】
 「国民歌手」であり「憂国の士」でもあった三波春夫さんは新聞に目を通しながら、悲憤の声をあげるのが日課だった。モスクワで開かれた対独戦勝60周年を祝う記念式典に、小泉純一郎首相が参列したことを知ったら、どんな感想をもらしただろう。
 ▼一九四五年五月九日、ドイツ軍はベルリンのソ連軍司令部で連合軍への降伏文書に署名した。ソ連が日ソ中立条約を破って日本を攻撃したのはその三カ月後。その結果、シベリアなどに連行され、厳しい労働に従事させられた日本の将兵、民間人は六十万人にのぼった。三波さんもその一人。
 ▼日本とロシアの間に横たわる北方領土問題の原点ともいえる「ヤルタ合意」についても、関心が深かった。四五年二月、黒海沿岸の保養地ヤルタにおいて、ルーズベルト大統領は、対日参戦の見返りに、南樺太と千島列島をソ連に与える密約をスターリンとの間でかわした。
 ▼その背景には、日本がこれらの領土を日露戦争で獲得したとのルーズベルトの誤った「歴史認識」があったともいわれる。正しくは、一八七五年に日露間で結ばれた千島樺太交換条約で、千島列島は日本の領土として正式に認められていたのだ。
 ▼三波さんは、北方領土をテーマにした講演会で、この条約の重要性を強調してやまなかった。欧州の東西分断を決め、ソ連のバルト三国併合や東欧支配をもたらした「ヤルタ合意」については、ブッシュ大統領が先週、「歴史上最大の誤り」と新たな歴史認識を示したばかり。
 ▼大国復活をめざすプーチン大統領は「合意」の正当性に固執する構えを崩さない。小泉首相が誤った歴史認識の前にひざを屈して帰ってくるようだと、草葉の陰から三波さんの叱責(しっせき)が飛んでくるだろう。

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故三波春夫さんは、国の基本法が憲法、その憲法に違反する自衛隊を持つことを許してしまう国民、日本は不思議な国だと言っていました。

2009/5/23(土) 午前 1:30 [ myt*2*hid* ]

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